更なる高みへ!世界選手権5連覇に挑む!モンキーマジック代表小林がパラクライミング日本代表選手に決定!

特定非営利活動法人モンキーマジックのプレスリリース

2021年度代表選考大会となるパラクライミング日本選手権が開催され、15名の日本代表選手が決定し、NPO法人モンキーマジック代表理事小林も日本代表選手に選ばれました。9月にロシアで開催予定の世界選手権にて大会5連覇を目指します。

世界選手権2019 決勝の小林世界選手権2019 決勝の小林

「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、障害者クライミングの普及活動を通じて、多様性を認めあえるより成熟したユニバーサルな社会の実現を目的に活動する特定非営利活動法人モンキーマジック(東京都武蔵野市、以下「NPO法人モンキーマジック」)代表理事 小林幸一郎は、この度パラクライミング日本代表選手 視覚障害男子B1クラス 代表選手に決定しました。

今年53歳を迎えた小林の目指すは生涯現役。強力な日本代表選手たちとともに、ロシアでのメダル獲得、大会5連覇を目指しトレーニングを重ねてまいります。NPO法人代表だけでなく、アスリートとしても世界で活躍する小林の応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

小林幸一郎近影小林幸一郎近影

<小林幸一郎コメント>
私にとって今回のパラクライミング世界選手権2021・ロシア、モスクワ大会には、2014年スペイン大会から続く男子B1クラスでの5連覇がかかっています。

この2月私も53歳を迎え、毎大会プレッシャーも身体的課題も高まっていると自覚しています。しかし世界選手権5連覇は、一生の中で誰もが何度も向き合うことの出来る機会ではないと思います。この人生を輝かすことのできる素晴らしい機会に、応援していただけるすべての方々と一緒に最高の笑顔でその日を迎えたいと強く願っています。これから大会当日までの日々を、ともに2021年度パラクライミング日本代表選手の仲間たちとともに切磋琢磨し、前へ上へと目指し、その日の成果のために登り続けてまいります。

53歳世界選手権のその日、私の目の前にどのような世界が広がり映るのか、5連覇に向けての挑戦の日々、どうか皆様のご声援のほどお願い申し上げます。

<2021年度パラクライミング日本代表選手>
2021年度日本代表選手は、代表選考大会の結果を踏まえ、日本パラクライミング協会より15名が発表されました。世界選手権は以下日本代表選手が出場予定となります。

2021年度パラクライミング日本代表選手(提供 一般社団法人日本パラクライミング協会、撮影  宮地 信樹)2021年度パラクライミング日本代表選手(提供 一般社団法人日本パラクライミング協会、撮影 宮地 信樹)

視覚障害 男子B1 小林 幸一郎
視覚障害 男子B2 會田 祥
視覚障害 男子B2 濵ノ上 文哉
視覚障害 男子B3 蓑和田 一洋
視覚障害 女子B2 江尻 弓
視覚障害 女子B3 前岡 ミカ
切断 男子AL1  大内 秀之
切断 男子AL2  結城 周平
切断 女子AL2  渡邉 雅子
切断 男子AU1 大沼 和彦
切断 男子AU2 安良岡 伸浩
神経障害 男子RP2  岡田 卓也
神経障害 RP3  高野 正
神経障害 RP3 吉田 藍香
神経障害 RP3 吉田 桃子

<パラクライミングについて>
​障害にも様々なものがあり、パラクライミングの競技クラスには視覚障害・切断・神経障害の3つがあり、さらにその中で障害の程度に応じたクラス分けが行われます。

■視覚障害クラス
先天的または後天的に視覚に障がいがあり、日常生活や就労等において不自由を強いられている方を対象とします。クラス分けは光覚や視力・視野によってB1・B2・B3クラスに分けられ、B1クラスが視覚障がいのなかで最も障がいの程度が重いクラスになります。

■切断クラス
病気や事故等で手足を切断された方を対象とします。切断部位や切断肢の数によってAL-1・AL-2・AU-1・AU-2の4つにクラスに分けられ、数字が小さい方が障がいの程度が重いクラスになります。(AL-1の方がAL-2より障がいが重いクラスとなり、AU-1の方がAU-2より障がいが重いクラスになります。)

■神経障害クラス
神経に何らかの障がいを有し、麻痺等によって手足が動かしにくい方を対象とします。障害の程度に応じてRP-1・RP-2・RP-3の3つのクラスに分けられ、RP-1クラスが神経障がいのなかで最も障がいの程度が重いクラスになります。

2年に1度、IFSC(国際スポーツクライミング連盟)主催にてパラクライミング世界選手権大会が開催されています。過去の日本人選手の活躍はめざましく、2017年オーストリア・インスブルック大会では金メダル2個を含む4個のメダルを、2019年フランス・ブリアンソン大会では金メダル3個を含む7個のメダルを日本に持ち帰っているほどです。

2020年度日本選手権大会出場選手(提供 一般社団法人日本パラクライミング協会、撮影  宮地 信樹)2020年度日本選手権大会出場選手(提供 一般社団法人日本パラクライミング協会、撮影 宮地 信樹)

<日本パラクライミング協会について>
日本パラクライミング協会(JPCA)は、日本における競技スポーツとしての障害者クライミングを統括しています。パラクライミング競技の普及を通じたスポーツ文化の普及と振興を図ることを目的とし、障害者の心身の健全な発達と、障害に対する社会の理解促進に寄与します。

日本選手権大会をはじめとする競技会の開催のみならず、世界大会への選手派遣、指導者の養成、パラクライミング競技の普及・発展及び啓発に関する事業を行っています。国際スポーツクライミング連盟が目指すパラクライミングのパラリンピック正式種目可が実現する日を願い、その日のために選手育成や競技の発展に努めます。

JPCAでは現在、世界選手権ロシア大会に向けたはメディア取材、協会スポンサーを募集しています。

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