設楽町長、アジア競技大会のオリエンテーリング誘致による地域振興に向けた意見交換

設楽町のプレスリリース

設楽町 横山光明町長は、2021年3月16日(火)に、日本オリエンテーリング協会(JOA) 山西哲郎会長らと共に愛知県庁を訪問し、オリエンテーリングやアジア競技大会を活用した地域振興について、愛知県スポーツ局 飯田靖局長や公益財団法人愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会(組織委員会) 成瀬一浩事務局長らと意見交換を行った。

■意見交換内容
意見交換会は、設楽町、設楽町地域おこし協力隊、JOA、愛知県オリエンテーリング協会(愛知県協会)、愛知県スポーツ局、組織委員会の間で行われた。

設楽町からは町内でのオリエンテーリングへの取り組み、JOAと愛知県協会からはアジア競技大会へのオリエンテーリングの提案、組織委員会からはアジア競技大会の実施競技の検討状況、スポーツ局からは県の地域活性化ビジョンについて情報を共有した。

横山町長は、今後もオリエンテーリングを用いた地域振興をさらに加速させていくことを表明し、その一環としてアジア競技大会におけるオリエンテーリング競技誘致に意欲を示した。
飯田スポーツ局長は、設楽町が「オリエンテーリングのまち設楽町」を目指すことについて共感の姿勢を示した。

■設楽町のオリエンテーリングへの取り組み
設楽町は愛知県の北東部に位置し、人口が約4500人の町で、面積の約9割以上が山林を占めている。
その豊富な自然資源を活用できるオリエンテーリングを用いた地域振興に力を入れている。

2019年度からは、総務省の地域おこし協力隊制度を利用して、2名の協力隊を採用し、オリエンテーリングを活用した来訪者の誘致を図っている。
町内小学校の野外活動の一環として実施するなど、オリエンテーリングの普及活用及び住民の健康増進にも力を入れてきた。

2020年度には林野庁「森林サービス産業」推進地域として登録されている。
また、2020年11月29日、30日の二日間にわたって開催した「したらオリエンテーリングフェスタ2020」では、公共交通機関がほとんどなく車でのアクセスがしにくい地域で開催したが、未経験の初心者から愛好家まで全国各地から延べ約300名の方が参加。町主催で初開催のオリエンテーリングイベントだった。

今年の1月29日には、JOAや愛知県協会との意見交換を行い、オリエンテーリングを用いた地域振興のビジョンを共有した。また、アジア競技大会に向け設楽町でのオリエンテーリング競技の採択・会場誘致に対して、連携して進めていく意向を確認した。

今後は、町内の自然資源を活用したオリエンテーリングによる地域振興を引き続き実施し、町民にオリエンテーリングの楽しさを知っていただくとともに健康増進にも繋げていく。
また、町内にある県立田口高校において、少人数学校である特徴を生かし個人スポーツであるオリエンテーリング部の設立も視野に入れて、地域の特色を出した高校の魅力化にも繋げていければと考えている。
そして、今年の11月27日(土)、28日(日)には「したらオリエンテーリングフェスタ2021」を開催することとなっている。

■愛知県の地域活性化ビジョン
愛知県は、2026年に愛知・名古屋で開催する第20回アジア競技大会をスポーツ振興や観光振興などにつなげるため、「アジア競技大会を活用した地域活性化ビジョン」を策定している。

当該ビジョンでは、「スポーツで愛知をブランディングする」という目標に向けた基本施策として「スポーツの振興」を掲げており、その取り組み内容として「地域のスポーツイベントの活性化」や「地域に密着した特定競技の普及・支援の推進」を挙げている。

■オリエンテーリングとは
オリエンテーリングとは、地図と方位磁石を頼りに山野を駆け巡るアウトドアスポーツである。
屋外で行うスポーツであり、参加者は時間差でスタートするなど、イベントを開催しても密になりにくいこともあり、コロナ禍でも楽しめるアクティビティとして注目されている。

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