不確実性の高い現代において若い世代は「確かな土台」、シニア層は「柔軟なパートナーシップ」を求める傾向が明らかに。世代別の夫婦像と、30代が直面する年齢プレッシャーなどの課題から婚姻数増加の背景に迫る
株式会社オミカレのプレスリリース

厚生労働省の発表※によると、2026年1〜4月の国内婚姻件数は前年同期比1.8%増となり、前年を上回る推移を見せています。選択肢が多様化する現代において、「なぜいま、あえて結婚を選択する人が増えているのか」
ー会員100万人超の婚活イベントプラットフォームを運営する株式会社オミカレ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:久留宮 雅仁、以下オミカレ)は、その理由と、一方で結婚の「壁」となっている課題を探るべく、婚活中の男女666名を対象に「婚活実態調査:令和の結婚・夫婦の価値観アンケート」を実施しました。調査結果からは、世代ごとに求める関係性や抱える悩みが異なり、人生のフェーズに応じて自分たちの“最適解”を模索している実態が見えてきました。
※参考:厚生労働省 人口動態統計速報(令和8(2026)年4月分)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2026/04.html
【調査概要】
調査名:婚活実態調査
調査対象:婚活中の男女 計666名
調査期間/方法:7月19日~8月4日/Webアンケート
実施主体:オミカレ
年代別回答者内訳:20代39名/30代154名/40代220名/50代181名/60代以上72名
理由①20代・30代の約半数が「従来の家族像」を選択。選択肢の多い時代こそ求めるのは安心できる「確かな土台」か。
20代・30代が「いま、結婚を選ぶ理由」の一つとして、不確実性の高い現代において、支え合える確かな生活基盤を求める傾向が浮かび上がりました。
自身の将来設計に最も近い考えを尋ねたところ、「従来のような『結婚して、子どもを持つ』という家族像が理想」と答えた割合は、20代(48.7%)・30代(52.6%)となり、若い世代の約半数が従来の家族像を望んでいることがわかりました。(※40代:39.4%、50代:20.9%、60代以上:16.9%)
選択肢が増えた現代だからこそ、若い世代は互いに支え合える「確かな土台」として、従来型の家族像を選び取っている様子がうかがえます。
理由②事実婚・別居婚…縛られない選択肢の広がり。シニア層が求めるのは「自立した関係性」
一方、「自分に合ったスタイル(事実婚や別居婚など)を選びたい」と答えた割合は、20代(33.3%)・30代(27.0%)にとどまるのに対し、50代(46.9%)、60代以上(56.3%)と過半数に達しました。
注目すべきは、40代(33.5%)を境界線として「法的な婚姻関係・従来型(結婚して、子どもを持つ)」と「自由な結婚スタイル(事実婚・別居婚など)」の支持率がちょうど逆転している点です。40代を分岐点として、これまでの生活基盤や人生経験を重ねてきた上の世代においては、枠組みや形式にとらわれず、お互いの自立や暮らしやすさを尊重し合える「柔軟なパートナーシップ」が、自分たちにとっての心地よい最適解として選ばれています。

参考:2023年との比較①共働き・対等な夫婦関係について
「共働きがいい」51.1%(2023年) →「対等なパートナー」+「自立し支え合う夫婦」がいい87.4%(2026年)
「共働きがいい」(2023年)と、「対等なパートナー」+「自立し支え合う夫婦」の合計(2026年)を比較すると、対等・共働きを望む回答が大きく増加しました。設問の表現に差はあるものの、「お互いに自立し、対等に支え合うパートナーシップ」を現代の結婚生活に求める傾向がより鮮明になっています。互いを尊重し合える関係性の構築が、将来の家族像を描く重要な土台になっていると考えられます。
出典: 2023年「出産・子育てに関するアンケート」(オミカレ)(n=1,094)/2026年「婚活実態調査」(n=644)※注記: 2023年の設問は「子供誕生後に専業主婦(夫)になりたいか/相手になって欲しいか」、2026年の設問は「理想の夫婦の在り方」であり、聞き方や選択肢の構成が異なります。また対象集団・年代構成も異なるため、比較は参考値としてご覧ください。
理由③若年層の過半数が「将来のライフプラン」を結婚前にすり合わせたいと希望
結婚への決断を後押ししているのが、交際段階からの「価値観のすり合わせ」です。
結婚前にすり合わせたい価値観として「将来の家族計画(子どもの有無や人数など)」を選んだ割合は、20代(53.8%)・30代(52.3%)と過半数を占めました。(※40代:30.7%、50代:11.9%、60代以上:4.2%)
子どもを持つ・持たないを含め、どのような人生を共に歩んでいきたいか、若い世代ほどライフプランについてオープンに話し合いながら結婚に向けてお付き合いを進めたいと希望する傾向がみられました。

【結婚の壁】直面する「年齢プレッシャー」。30代の53.6%が不安を感じている
一方で、結婚・パートナーシップに踏み切る際の「壁」として浮き彫りになったのが、周りの環境や社会的視線から生じる心理的プレッシャーです。結婚への壁として「〇歳までに結婚して当たり前」といった周囲からの視線や風潮(年齢プレッシャー)に不安を感じる割合は、30代で53.6%とピークに達しました(※20代:41.0%、40代:38.3%)。「自分たちらしいライフプランや理想を叶えたい」と願うからこそ、社会的・年齢的な節目におけるタイムリミットに不安を抱え、葛藤している30代のリアルな課題が見えてきます。

参考:2023年との比較②「仕事と家庭の両立・キャリアへの不安」
54.7%(2023年) → 17.3%(2026年)
2023年の「子育てと仕事の両立への不安」と、2026年の「結婚に伴うキャリアの断絶・セーブへの不安」を比較すると、大幅な減少が見られました。
設問に違いはあるものの、共働きや対等な夫婦関係への理解が定着したことで、「結婚や子育て=キャリアを諦める・一方に負担がかかる」というネガティブなイメージが薄れつつあることがうかがえます。こうした懸念の軽減が、若い世代にとって前向きに結婚へ一歩を踏み出す追い風になっていると考えられます。
出典: 2023年「出産・子育てに関するアンケート」(オミカレ)(n=1,094)/2026年「婚活実態調査」(n=643)※注記: 2023年は「子育てと仕事の両立」という広い聞き方、2026年は「キャリアの断絶や働き方のセーブ」という限定的な聞き方であり、設問の粒度が異なります。また対象集団・年代構成も異なるため、比較は参考値としてご覧ください。
まとめ:「結婚を選択する人が増えた理由」と、乗り越えるべき「壁」
今回の調査から、2026年に婚姻件数が増加傾向を見せている背景には、人生のそれぞれのフェーズで「自分たちが一番心地よいと感じる関係性」を選択する人が増えていることがあります。さらに、時代が変わってもなお20代・30代の約半数が「結婚して子どもを持つ従来の家族像」を理想とし、互いに支え合える安心の生活基盤を築くことを、結婚への大きな原動力としていることがわかりました。
20・30代: 不安の多い時代だからこそ、対等に支え合える確かな生活基盤に魅力を感じており、将来の家族形成を見据えたライフプランのオープンなすり合わせを重視している
50・60代: 形式にとらわれず、お互いの個や自由を尊重する、自分らしいパートナーシップ(事実婚・別居婚等)を選択している
一方で、理想の家族像を描いているからこそ、30代の過半数が「年齢プレッシャー」やタイムリミットへの不安という大きな壁に直面していることも浮き彫りになりました。
だからこそ現代の婚活においては、単にマッチングを目指すだけでなく、一人ひとりが不安を解消し、自分の価値観やタイミングに合わせて未来を描く「ライフデザイン」の視点がより一層重要になっています。
オミカレは今後も、年齢や形式に縛られず誰もが自分らしい選択を重ねながら、前向きに理想の家族形成やパートナーシップを描けるよう、一人ひとりに寄り添う出会いの場と支援を提供してまいります。
※本アンケートの全量をオミカレブログで公開中
【オミカレ婚活実態調査】「夫婦・結婚の価値観」&「地方と都市の婚活の壁」に関する意識調査の結果を公開(2026年7月調査)
https://party-calendar.net/blog/20260818chousa.html
※参考:婚活中の男女が考える出産や子育て 不安に感じること第1位は、男女ともに「経済的要素」が選ばれる結果に【オミカレ婚活実態調査(2023年4月調査)】https://party-calendar.net/blog/childbirth-and-child-rearing.html

