桐蔭横浜大学、全学共通教育「MAST」を新年度から展開、アスリートのライフキャリアを視野に入れた寄付講座も開講。

桐蔭学園のプレスリリース

桐蔭横浜大学ではこの4月より、全学共通教育「MAST」を、新設1学部1学環を含む全学で実施・展開する。これを機に学外の機関との産学連携も進め、新年度には前・後期にそれぞれ寄付講座が実施される予定。まず前期には、アスリートのライフキャリアを視野に入れた寄付講座であるMAST特別講義「経験学習による自律的キャリア開発」が開講される。

桐蔭横浜大学ではこの4月より、全学共通教育「MAST」を、新設1学部1学環を含む全学で実施・展開する。
「MAST」は、現在の既存3学部のカリキュラムにビルトインする形で、新科目として先行導入されてきた。新年度には新設される現代教養学環のカリキュラム、改組により誕生するスポーツ科学部の新カリキュラムにそれぞれ導入され、全学展開が完成する。

これを機に学外の機関との産学連携も進め、新年度には前・後期にそれぞれ寄付講座が実施される予定。寄付講座では外部の叡智をカリキュラムに取り込むことで、学内だけで閉じることのない風通しのよい学修環境を提供する先駆けであり、受講する学生には単位が付与される。

まず前期には、アスリートのライフキャリアを視野に入れた寄付講座であるMAST特別講義「経験学習による自律的キャリア開発」が開講される。
本年1月元日のインカレ決勝に勝利し、サッカー大学日本一となった桐蔭横浜大学には、今年の卒業生だけでJリーガーが13名誕生している。また過去に日本一の経験がある野球部はじめ、女子バスケットボール、女子ハンドボール、男女柔道、剣道部などから、日本を代表する一流のアスリートを多数輩出してきた。優れた運動選手である学生を中心に、キャリア、セカンドキャリア以降までを視野にした授業を、外部の専門家集団を中心に展開する。

そもそも全学共通教育「MAST(マスト)」のネーミングは船の帆柱=マストに因んでおり、知識の風を満帆にうけて社会の大海原に乗り出す基柱を意味している。
MASTには必修科目として、文部科学省のデータサイエンス教育認定制度である「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」の認定を取得した「データコミュニケーション入門」を配置した。
さらにライフキャリアを見越し、単なる就職対策ではないライフロングの自己探求を目指す「桐蔭キャリアゲート」、大学での学びのスキルを確実に身につける「桐蔭スキルゲート」と英語コミュニケーション科目を必修としている。全ての学部・学環で実施される必修科目は、提供する教育の質を全学生へ保証するものといえる。

このほかMAST選択科目では学部共通の教養教育科目群として「地域創成」「ビジネス・インテンシブ」「異文化スタディ」「現代心理」「地球環境」の5コンポを配置。さらに将来のキャリアに繋がる「ジョブ・キャリア」「アスリート・キャリア」「ティーチャー・キャリア」の3プログラムを立てて、MASTの全体を構成する。

特に、レイトスペシャライゼーションを標榜する現代教養学環では他学部と異なり、5コンポ全ての履修を基本とし、その中から1つを2年次以降の「コース」として選択する。コースは各コンポに対応した「地域社会学」「マーケティング学」「国際コミュニケーション学」「心理学」「サスティナブル工学」を置いている。

全学共通教育の完全実施に伴い、どの学部・学環においても自己の可能性を検討する科目選択の自由度が上がる。受験生の学部選びを最初から一択にするのではなく、柔軟に思考できる環境の提供も意味しており、桐蔭横浜大学では、新年度入学者選抜でより幅広い選択・併願が可能になる入試システムにも繋げたいとしている。

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