「第17回世界陸上競技選手権大会」inドーハ 走高跳・走幅跳・棒高跳とメダルが期待される“跳躍”!世界ランキング1位戸邉直人選手を筆頭に実力者が出場!

公益財団法人日本陸上競技連盟のプレスリリース

2019年9月27日(金)~10月6日(日)の10日間、カタールの首都ドーハにて開催される「世界陸上競技選手権大会」(以下、「世界陸上」)に向けて、走高跳・棒高跳・走幅跳・三段跳の4種目がある“跳躍”の日本代表選手について紹介します。 

IAAF世界室内ツアーのシリーズチャンピオンに輝いた走高跳 戸邉直人選手は、現在世界ランキング1位(9月17日時点)であり、「日本選手権」通算4回優勝の衛藤昂選手とともに東京オリンピックにも期待がかかる注目の選手。また走幅跳では「アスリート・ナイトゲームズ・イン福井」にて脅威の大ジャンプで日本記録を更新した城山正太郎選手、「日本選手権」優勝者の実力派 橋岡優輝選手。棒高跳は、ロンドン、リオに続く3度目のオリンピックに期待がかかる山本聖途選手、「日本選手権」優勝、準優勝を果たしている江島雅紀選手、澤野大地選手が出場します。

>>ドーハ世界選手権特設サイト(https://www.jaaf.or.jp/wch/doha2019/
 

 

 

 

■走高跳

現在 世界ランキング1位のハイジャンパー戸邉直人選手!2月「世界室内ツアー」にて日本新記録を樹立!その後、4年ぶりに「日本選手権」で優勝を飾り「世界陸上」の舞台へ。
戸邉選手は今年の2月「世界室内ツアー」にて2m35cmで日本記録を樹立。その後も高い水準の記録で出場試合を全勝。世界室内ツアー最終戦も制し、ツアー総合優勝の快挙を成し遂げている。6月「日本選手権」では、2m27cmを跳び4年ぶりの優勝で「世界陸上」への出場権を得てはいるが、戸邉選手は2m30cmや2m33cmという記録を目標にしていたので残念だったと語っている。
 

左より衛藤昂選手、戸邉直人選手、佐藤凌選手左より衛藤昂選手、戸邉直人選手、佐藤凌選手

 

■戸邉直人選手 ※7月 日本代表選手発表記者会見にて
『本番では、2m40cmという記録を1つ目標にしたい。本番でそれが達成できれば、メダル以上の結果はついてくるのかなと思っている。そのために、ここから改めて、技術的にも、体力的にも、メンタル的にも鍛え直し、準備をしていきたい。これまで、オリンピックや世界選手権といった世界の舞台で結果を残すために、積極的にヨーロッパやアメリカの試合に出場して経験を積んできた。そうしたなかでダイヤモンドリーグのような試合でも、少しずつ成果を出せるようになってきているので、それらを糧に、本番でもいつも通りにやるだけかなと思う。』
 

「静岡国際」で参加標準記録を突破し優勝を果たした衛藤昂選手!
衛藤選手は、「日本選手権」では前回大会まで戸邉選手を押さえて3年連続優勝を達成しており、今年4月の「アジア選手権」では、2m23cmと2m26cmをともに3回目に跳ぶ粘りで上位戦線に残ると、戸邉選手がクリアできなかった2m29cmも3回目に成功させ戸邉選手を制し、2位の成績を収めている。国内2戦目となった5月「静岡国際」では、3度目の自己タイとなる2m30cmをクリアし、世界選手権標準記録を突破。

「日本陸上選手権」3位の佐藤凌選手が参戦!
「アジアグランプリ陸上」2位、「日本選手権」3位の実績をもつ佐藤選手の「世界陸上」参加が決定。7月ポーランド・ワルシャワの大会では、3年ぶりに自己ベストを更新し、今季記録を伸ばしている。

※世界陸上の参加標準記録2m30cm / オリンピックの参加標準記録2m33cm

  世界ランキング(9月17日時点) 日本選手権 自己記録
戸邉直人(JAL) 1位 1位・2m27cm 2m35cm
衛藤昂(味の素AGF) 15位 2位・2m24cm 2m30cm
佐藤凌(東日印刷) 21位 3位・2m24cm 2m27cm
長谷川直人(新潟アルビレックスRC) 51位 4位・2m24cm 2m25cm

■走幅跳

4月「アジア選手権」で日本歴代2位(当時)の記録を跳び「日本選手権」で優勝を果たした橋岡優輝選手と8月「アスリート・ナイトゲームズ・イン福井」で脅威の8m40cmを跳び衝撃の日本記録を樹立した城山正太郎選手が「世界陸上」へ。
  「アジア選手権」にて日本歴代2位(当時)の8m22cmを跳んだ橋岡選手。6月「日本選手権」で優勝し、先日8月に開催された「アスリート・ナイトゲームズ・イン福井」では、日本記録を7cm更新する8m32cmを記録した。ところが、同大会にてさらに脅威のビッグジャンプを見せたのが城山選手。8m40cmを跳び日本記録をさらに更新、「世界陸上」への切符を手に入れた。

 

左から手平裕士選手、橋岡優輝選手、山川夏輝選手左から手平裕士選手、橋岡優輝選手、山川夏輝選手

 

  

■橋岡優輝選手 ※7月 日本代表選手発表記者会見にて
『世界選手権での目標は、8m40cmを跳んで入賞すること。それに向けては、今回ケガ明けで臨むことになった「日本選手権」のなかで、自分の課題が明確になった。そういうところを1つ1つしっかりクリアし、最高のパフォーマンスが出せる状態まで持っていきたい。』
 

 

「セイコーGGP」と「関東インカレ」で橋岡選手に勝る大ジャンプを跳んだ津波響樹選手が「世界陸上」出場。橋岡・城山・津波3人の8mジャンパーが世界陸上でのメダルに挑む!
橋岡選手、城山選手がビッグジャンプを記録する「アスリート・ナイトゲームズ・イン福井」で、両選手に並び8m超えを記録した津波選手。目標としていた東京オリンピック参加標準記録8m23cmを見事クリアすると、「世界陸上」へ向けて大事を取り3位で本大会での挑戦を終わらせた。現在3選手とも東京オリンピックの参加標準記録をクリアしている。

※世界陸上の参加標準記録8m17cm / オリンピックの参加標準記録8m22cm

  世界ランキング(9月17日時点) 日本選手権 自己記録
橋岡優輝(日本大学) 9位 1位・7m98cm 8m32cm
城山正太郎(ゼンリン) 15位 23位・6m03cm 8m40cm
山川夏輝(東武トップツアーズ) 31位 3位・7m86cm 8m04cm
津波響樹(東洋大学) 34位 8m23cm

 

■棒高跳

アメリカの室内大会で世界陸上参加標準記録をクリア、3度目のオリンピックを目指す山本聖途選手!「日本選手権」で優勝、準優勝し、8月の記録会で共に参加標準記録を突破した江島雅紀選手、澤野大地選手が出場を決めた。
山本選手は、ロンドン、リオと2度のオリンピック出場を果たし、2017、2018年と「日本選手権」を連覇。2018年8月の「アジア競技大会」で5m70cmを飛び大会新記録で優勝した棒高跳のエース。本年1月アメリカの室内大会にて世界陸上の参加標準記録である5m71cmをクリア。3度目のオリンピック出場に期待がかかる。また降雨のなか試技を続けた「日本選手権」で、見事5m61cmをクリアし優勝した江島選手、おしくも5m51cmで2位となった澤野選手、共に8月の記録会にて世界陸上参加標準記録を突破し内定を決めた。
 

左から澤野大地選手、江島雅紀選手、山本聖途選手左から澤野大地選手、江島雅紀選手、山本聖途選手

 

■江島雅紀選手(日本大学)※6月日本選手権にて
『嬉しいの一言に限る。内面的にも苦しんだ2年間。優勝しただけで嬉しくて泣いてしまった。 現日本記録保持者の澤野さんから教えて頂いたことは多い、ワンツー取れたことは嬉しい。 最大の目標は、今年の世界陸上や東京オリンピックという最高の舞台に2人で日本代表として出場し、日本の選手が棒高跳びに興味を持ってもらえたらいい。』
 

※世界陸上の参加標準記録5m71cm / オリンピックの参加標準記録5m80cm

  世界ランキング(9月17日時点) 日本選手権 自己記録
山本聖途(トヨタ自動車) 11位 3位・5m51cm 5m77cm
江島雅紀(日本大学) 29位 1位・5m61cm 5m71cm
澤野大地(富士通) 43位 2位・5m51cm 5m83cm

 

世界陸上出場選考基準について
下記公式HPよりご覧ください。
http://www.jaaf.or.jp/files/upload/201807/09_110954.pdf

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大会の詳細や全種目の出場選手の情報を、ぜひご覧ください。

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