ストリートバスケットボールの“聖地”をみんなで守ろう 代々木公園バスケットボールコート リノベーションプロジェクトがクラファン開始!

一般社団法人ピックアッププレイグラウンドのプレスリリース

 

 

代々木公園バスケットボールコートとは?
東京・渋谷の代々木公園、B地区の陸上競技場とサッカー場の間の街路にあるのが代々木公園バスケットボールコートです。 このコートは2005年、株式会社ナイキジャパンから東京都に「いつでも誰でも使うことができるスポーツプレイグラウンド」として寄贈されましたが、都内では珍しく、フルコート2面という規模感や、渋谷という好立地もあって、これまで多くのプレイヤーから 愛されて来ました。また、2005年の寄贈と共に生まれた5on5のストリートバスケットボールトーナメント「ALLDAY」は、実に 17年間に渡ってキープされ、Bリーグや3人制バスケットボールの日本代表など、様々なカテゴリに多くの選手を排出して来ました。 また、2006年には今は亡きNBAのスーパースター「コービー・ブライアント」が来訪し、観戦用ベンチを寄贈。また、2018年に 同じくNBAのスター選手「ラッセル・ウェストブルック」が来日した際には、「田臥勇太」や「富樫勇樹」といった日本のトップ選手も 集結するなど、日本のストリートバスケットボールの“聖地”として、国内外に広く知られるプレイグラウンドとなりました。

コートの老朽化とリノベーション
そんな代々木公園バスケットボールですが、コートのリノベーションが行われたのは2009年の一度きりのみ。その後は部分的な 補修は行われてきましたが、経年劣化で痛んだコートはいよいよリノベーションすべきタイミングを迎えています。平日・週末に関わ らず大勢のプレイヤーたちが自由にバスケットボールを楽しむことができるこのコートは、それゆえ消耗が激しく、いま現在は主に フロアの凹みや削れ、ひび割れなどが散見される状況で、安全にプレイできる環境とは言い難い状況です。子どもから大人まで さまざまなプレイヤーが利用し、また国内外からも日本のストリート・バスケットボールの聖地としての来訪も多いこのコートは、 誰もが安全に利用することのできるコートであるために、今こそリノベーションすべきタイミングです。

YOYOGI PARK PLAYGROUND Renovation Project
そこで私たちはこの度、コートのリノベーションを行うために「YOYOGI PARK PLAYGROUND Renovation Project」を 立ち上げました。この実行委員会のメンバーは、「ALLDAY」と、「一般社団法人ピックアッププレイグラウンド」、また渋谷区の 外郭団体「一般社団法人渋谷未来デザイン」と代々木公園がパートナーシップを 組み、今夏、コートのリノベーションを行いますが、その資金の一部をクラウドファンディングによって募りたいと思います。

パークスポーツとしてのバスケットボールの可能性
公園というパブリックな環境で育まれるスポーツ文化は、競技だけではなく人生を豊かにするというスポーツの持つ魅力を提供 します。今までにない盛り上がりを見せる日本のバスケットボールシーンにおいて、公園のバスケットボールはその土台であると 言えます。今後さらにこの部分が広く厚くなることで、より日本のバスケットボールが多様で強い姿を見せるように変わっていく ことでしょう。また、世の中におけるバスケットボールのポジションアップを背景に、公園にバスケットボールコートを設置する自治 体も増えており、今後バスケットボールはランニングと並ぶ「パークスポーツの主役」に躍り出る可能性を秘めています。 もとより、野球やサッカーといったスポーツに比べて、そこまで大きな場所や大規模なインフラ工事を必要とせず、また高校までの 部活動においてはそれらのスポーツに匹敵する人口を有するバスケットボールは、環境が整うことにより、部活動の引退で離れて しまったこれまでのプレイヤー層を掘り起こし、人生を豊かにするためのライフスタイルスポーツとして新しい側面を提供できる可能 性に溢れています。代々木公園バスケットボールコートの生い立ちや、日本では初めてに近い多様性のあるピックアップゲームの 定着、コミュニティの存在などはこの場所に限った特別なことではなく、日本全国さまざまなコートにこのムーブメントを広げていき たいと考えています。

みんなで守るプレイグラウンドとは?
その一方で公園というパブリックなスペースで行われるバスケットボールは、ゴミや騒音、利用ルールの問題など、パブリックがゆえの 調和が求められます。誰もが利用できるコートが増えることによってプレイヤーが増えることは好ましくても、それによって地域や 社会において新たな問題を生み出すことは、その発展を自ら止めてしまうことになりかねません。バスケットボールがパークスポーツ の主役になる上で必要なのは、コートとプレイヤーだけではなく、そこに生まれるコミュニティであり、「自分たちのコートは自分たちで 守る」というコートへの感謝や愛、そして自治のスキームです。 コートの自治や帰属意識を考えるきっかけとなり、自分たちの コートは自分たちで守るという意識がより芽生えていく未来のために、公共の場にふさわしいコートリノベーションとは何だろう? と考えた時に、行政や企業の支援だけではなく、これまでの利用者やプレイヤー、バスケを愛する全ての人たちと共に実現すべき だという考えに至りました。そのためにもクラウドファンディングという手法を使い、”みんなで守るコートリノベーション”と題した プロジェクトを始動いたします。

本プロジェクトは代々木公園バスケットボールコートのリノベーションを通じて、日本中のコートに自治のスキームや帰属意識が 生まれること、またどこかのコートのリノベーションが必要なときには、本プロジェクトのように利用者たちが自発的に行動を起こす ことができるというロールモデルになることを目指しています。

ご支援、応援のほどよろしくお願いいたします。

YOYOGI PARK PLAYGROUND Renovation Project プロジェクト概要
▷今回実施すること
・代々木公園バスケットボールコート2面(北面、南面)のフロア補修
・代々木公園バスケットボールコート2面(北面、南面)のリングとバックボードの補修(4基)
フロアについて2面ともデザインが一新いたします。

リノベーションに必要な費用:約1,500万円 ※うち半分をクラウドファンディングでの調達を目指しています。

クラウドファンディングプロジェクトページURL
https://readyfor.jp/projects/yoyogiparkplayground

期間:2022年6月15日(水)18:00〜 7月15日(金)〜23:00

関連インタビュー/FLY Basketball Magazineより
https://flymag.jp/feature/yoyogiparkplayground/

ALLDAYとは?

ストリート×バスケットボール
日本のストリートボール(ストリート・バスケットボール)界が誇る最大級の屋外5ON5トーナメントが、「ALLDAY 5ON5 BASKETBALL TOURNAMENT」です。2005年の初開催からこれまで、「年齢・性別・国籍・キャリア及びカテゴリ一切不問 の完全オープンエントリー制」のトーナメントを過去17年の間におよそ50大会を開催し、大会ごとに50チーム(およそ500名) の参戦選手と数千人の観客が集うビッグゲームとして国内外から注目を集めるまでに成⻑してきました。過去には海外の著名な プレイヤーや日本代表選手、Bリーグ在籍のプロ選手なども数々参戦し、今や代々木公園バスケットボールコートの利用者は もちろんのこと、日本中から参戦チームが集結するストリートボールの象徴的な大会として知られています。
http://alldaymag.com/

一般社団法人ピックアッププレイグランドとは?

 

ゴミ拾い×バスケットボール
「PICK UP PLAYGROUND」は、公園にバスケットボールコートがあり続ける、また日本中に増えていくという未来のために、行われるイベントです。海外では公園に集まった多様なプレイヤー達が即席のチームを組んで行うゲームのことをピックアップ ゲームと呼びますが、コートの周りのゴミ拾う行為も含めて「PICK UP PLAYGROUND」と名づけました。イベントに集まった プレイヤーは老若男女問わず全員でピックアップゲームを行い、終わったあとは参加者全員でゴミを拾う。そのイベントを通じて、 顔見知りが増え、日常的な利用の中でも会話が生まれ、ひいてはコミュニティが育まれていく。コミュニティによってコートには 自治が生まれ、そのコートの利用のルールが利用者のモラルによってつくられていく。そんな未来を描いています。
https://pickupplayground.jp

一般社団法人渋谷未来デザインとは?

 

これからの街づくり、これからの渋谷。 「一般社団法人渋谷未来デザイン」は、渋谷に集まる多様な個性と共に、新しい街づくりを実現するイノベーションプラット フォームです。様々な活動の中でも、スポーツを軸にした街づくりを行う「アーバンスポーツ事業」では、渋谷という街に適した スポーツを発見し、支援し、育むことにより、従来の競技場や体育館ではなくても、公園や街なかでスポーツをプレイする/観戦 する機会を実験的に創出し、渋谷らしいスポーツ文化をつくっていくことを目的として活動しています。
https://fds.or.jp

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