車いすバスケ・東京パラリンピック銀メダリストの古澤拓也が、その半生を綴った 初のエッセイ本、発売!

株式会社小学館のプレスリリース

車いすバスケ日本代表・古澤拓也さんが、26年間の葛藤と挑戦の歩みをまとめた初の単行本『車いすでも、車いすじゃなくても、僕は最高にかっこいい。』。発売前からSNSで話題となり、予約殺到となった本がついに発売!

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『車いすでも、車いすじゃなくても、僕は最高にかっこいい。』
 著/古澤拓也 
 定価1,540円(税込) 四六判・192頁
 2022年6月9日発売
 発行/小学館
 https://www.shogakukan.co.jp/books/09388861
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僕たち車いすユーザーは、世間の人たちからはどんなふうに思われているだろうか。
かわいそうだな。
大変だろうな。
そんな感じかもしれない。
実は僕自身、“車いすユーザー”になることを、必死で拒み続けた過去があった──。
(中略)

車いす生活になって、できなくなったことはたくさんあった。
ただ、今振り返ってみると、僕の26年間の人生は決して、かわいそうではなかったし、車いすユーザーになったからこそ味わえたこともあった。
(中略)

いつ、どんなふうに車いすユーザーである自分を受け入れたのか。
もともとはネガティブに考えがちな僕が、どれだけの人に支えられて、なぜ挑戦しようと思えたのか。
一人の車いすユーザーの26年間の軌跡に触れていただき、何かを感じとってもらえたら……。そんな思いを込めて綴った一冊です。

(本書「はじめに」より)
 

Ⓒパラ神奈川SCⒸパラ神奈川SC

★「車いす、かっこいいな!」で第一歩を踏み出せた

古澤拓也さんは、生まれつき「二分脊椎」という先天性疾患がありました。
小学5年生までは毎日、自分の足で歩いて学校に通っていましたが、少しずつ歩くのが困難に……。
「生まれた時から、歩けなくなることはわかっていた」(古澤さん)

小学6年生で手術を受け、車いすユーザーになった古澤さんの不安をかき消してくれたのは、車いすでの初登校の日、担任の先生からかけられた「車いす、かっこいいな!」の一言でした。

それでも、すぐに車いすユーザーになった自分を受け入れられたわけではありません。

「甲子園に行く」という夢は、「かなえるどころか、目指すことさえも許されなかった」
「小学生の時は、運動会で1位になってヒーローになりかったし、中学生や高校生の時は放課後に友だちが女の子と自転車で“ニケツ”して帰っているのを見ていると、すごく羨ましいと思った。
そんな“普通”のことをやってみたいと思ったことは、いくらだってあった」
特に、手術後、体を動かすことを禁じられた1年間は「地獄」のようだった……。

Ⓒパラ神奈川SCⒸパラ神奈川SC

★車いすスポーツ、ライバルと出会い、負けず嫌いに火がついた

12歳で車いすバスケに出合い、熱中。着実に実力を伸ばし、高校2年生にしてU23日本代表デビューを果たした古澤さん。
しかし、2014年のリオデジャネイロパラリンピックに向けた代表候補の合宿で、2歳年下のライバル・鳥海連志選手が強化指定選手に選ばれます。
2015年、鳥海選手は唯一の現役高校生プレーヤーとして脚光を浴び、鮮烈な代表デビュー。

「オレだって!」

「口では『東京パラリンピックを目指しています』なんて言っていたけれど、まだまだ本気でやっていなかったのだ。その程度で強化指定選手に選ばれるほど、車いすバスケットボールの世界は甘くはなかった」

「負けたくない」

 クラブチームの練習以外に、自分で体育館を借り、週6でバスケの技術を磨き、スピード、パワー、スタミナすべてのレベルアップを目指し、1年をかけてトレーニングを続けます。

 「他人と同じである必要はない」
今や古澤さんの持ち味となっている3ポイントシュートは、古澤さんがプレーに取り入れ始めた当時は、日本国内で実践している同じクラスの選手はいませんでした。
「日本では誰もやっていないんだったら、僕なりのプレースタイルを極めていこう」

 当時の日本代表ヘッドコーチからは、「拓也、だいぶ変わったな」と声をかけられました。

 自分らしい生き方に挑戦し続けて到達した東京2020パラリンピック。
準決勝、メダルを決める大事な一戦で放った3ポイントシュート。日本列島を湧かせたアメリカとの決勝戦……。
激闘のコートの中で研ぎ澄まされていく古澤さんのリアルな思考は、本書の最大の見どころです!

Ⓒ越智貴雄/カンパラプレスⒸ越智貴雄/カンパラプレス

★発売前からSNSで話題沸騰!

「内容紹介を読んだだけで、胸が熱くなる。」
「ビジュアルだけでなく、華麗なプレーも生き方も、ホントかっこいい。」
本書の情報がWEBに流れるやいなや、SNSで話題になり、熱い投稿が続々とあがりました。

 「置かれた状況によって、自分の人生が決まってしまうわけではない」
自分を認められるようになるまでの26年間の人生、そして、銀メダリストになるまでの挑戦……。

 いま壁にぶつかっている人、将来の可能性が見えなくなっている人はぜひご一読を! この本には、そんな人の背中をそっと押してくれる、力強さがあります!

 

ⒸKazuma Hata/amana inc.ⒸKazuma Hata/amana inc.

■古澤拓也(ふるさわ・たくや)プロフィール
1996年5月8日、神奈川県横浜市生まれ。車いすバスケットボール選手。WOWOW所属。先天性疾患(二分脊椎症)とその合併症の影響で、小学6年から車いすでの生活となる。13歳の時に車いすバスケットボールを始め、高校2年でU23日本代表デビュー。2017年のU23世界選手権では、キャプテンとして日本のベスト4進出に貢献、自身もオールスター5に選出される。日本代表として出場した東京2020パラリンピックで銀メダル獲得。選手としての活動のかたわら、講演会や競技の普及活動にも努め、日本各地を回り、メディア取材を積極的に受けている。好きなものは抹茶、コーヒー。
Instagram:https://www.instagram.com/takuyafurusawa7
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