連結子会社による株式会社ブロンコス20の株式取得に関するお知らせ

株式会社スカラのプレスリリース

 株式会社スカラ(本社:東京都渋谷区、代表執行役社長:梛野 憲克、東証一部・証券コード:4845、以下「当社」)の子会社である株式会社スポーツストーリーズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小竹 克幸、以下「スポーツストーリーズ」)は、株式会社ブロンコス20(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:福田 剛紀、以下「さいたまブロンコス」)を子会社化いたしましたので、 お知らせいたします。

1. 背景と目的
 当社は、1991年の創業以来、IT/AI/IoT/DX・新規事業開発・ファイナンスにより顧客のニーズを柔軟に形にしながら独自のストックビジネスモデルで継続成長してきました。更なる成⻑を⽬指し、2019年8月に中期経営計画を発表し「クライアントと共に社会問題をビジネスで解決する、価値共創企業」へと舵を切りました。価値共創の推進においては、価値創造経営支援事業領域、IT/AI/IoT関連事業領域、社会問題解決型事業領域の3つの事業領域を設定しております。社会問題解決型事業領域においては、2020年4月にスポーツビジネス、子供教育、地方創生などの社会貢献性の高い事業に強みを有するグリッドグループホールディングスグループを当社グループに迎え入れ、当該事業領域の更なる強化、発展に尽力してまいりました。本件は、当該事業領域の飛躍的な発展を強力に推進するものです。
 当社グループは、社会問題解決型事業領域のひとつの切り口として自治体、学校、施設、地域経済との繋がりの深いスポーツビジネスに従来から関心を持っております。内閣府が発表した「日本再興戦略2016」の中では2016年度に5.5兆円あるスポーツ産業市場規模は2025年に15兆円を目指す旨が記載されており、米国に目を向ければ2019年時点でスポーツ産業市場規模は60兆円に達しています。その中でもバスケットボールに関しては全世界での競技人口は1位の4.5億人(出所:FIBA/FIFA/スポーツ・マーケティング・サーベイ)であり、日本においては2016年に新しく男子のプロリーグ「Bリーグ」が誕生しました。当社グループはBリーグについて、スポーツ産業の中でも成長期を迎えている領域であると評価しています。

 さいたまブロンコスは、プロバスケットボールリーグ創設前の1982年に創設し、長い歴史を持った地域社会に根ざしたバスケットボールチームです。日本唯一の男子バスケットボールのプロリーグ「Bリーグ」の3部リーグに所属し、黒字経営を行っている健全な経営体制を有しております。
 特筆すべきは行政との連携によるチーム運営であり、Bリーグ全体を見渡しても類を見ない環境を構築してまいりました。埼玉県内の多くの市町にて連携協定を締結するなど地域に密着しており、今後はその取り組みを一層拡充する方針です。その中でスポンサー収入、チケット収入、物販収入などの売上の飛躍的な伸びが期待できるとともに、公共施設の指定管理業務を受託することにより地域創生の事業展開が可能となります。
 また、教育委員会や小学校との連携によるスポーツ文化の醸成、中学部活動改革、ギガスクール構想事業など教育への取り組み、アスリートのセカンドキャリアなど社会課題への取り組みと、当社グループとのシナジーを大いに推進できるものと考えております。
 特にスポーツストーリーズにおけるスクール事業は、当事業が有するリソースにより、さいたまブロンコススクール事業の拡充を推進させ、当事業においても教育や普及を目的としたバスケットボールスクールやチアダンススクールの開設など、バリュエーション豊富なスクールを埼玉県下に展開出来ることや、運動教育に活用して展開しているバルシューレの普及活動を促進させるなど、双方にとって大きなスケールメリットを生めると確信しています。そして、今後注力すべき事業の一つである中学部活動の改革においては、教員の働き方を改善するための社会課題を解決する事業でもあり、さいたまブロンコスとスポーツストーリーズのシナジーは社会に大きな影響を及ぼすと考えております。
 そして、当社グループがさいたまブロンコスの株式を保有する大きな意義として、プロスポーツのチーム育成、戦術策定にDXを適用してまいります。当社グループのITリソースを活用し、データによる選手獲得やデータ分析による戦略・戦術など、当社グループのリソースにより、勝利する事、昇格する事のみならず、当社グループの存在が、さいたまブロンコスの存在を高められるよう取り組んでまいります。

 上記を踏まえた本件実施により期待される事業シナジーは以下の通りです。

①スポーツビジネスDXへの挑戦:当社グループのシステム開発力、データ分析力を活用したデータに基づく
 選手獲得、育成、戦略、戦術の深耕と実践
②プロスポーツチーム保有効果
 (ア)スポーツストーリーズのスクール事業における会員集客力の向上
 (イ)スポーツストーリーズのバルシューレ事業における会員集客力の向上
 (ウ)スポーツストーリーズのユースチーム事業の立ち上げ
 (エ)スポーツストーリーズのチアダンススクール事業の立ち上げ
 (オ)スポーツストーリーズの優秀人材採用力の向上
 (カ)スポーツストーリーズ役職員のキャリアパス形成に貢献
 (キ)さいたまブロンコス選手のセカンドキャリア形成に貢献
 (ク)当社グループ認知度向上によるグループ人材採用力に向上
 (ケ)ファンクラブビジネスの立ち上げ(会員管理システム、スポーツカード、クラブトークン、
    NFTの取り組み)
③地方自治体連携に強いさいたまブロンコス保有効果
 (ア)スポーツストーリーズとさいたまブロンコスによる部活動改革の推進力向上
 (イ)スポーツストーリーズのスクール事業拡大をドライブできる連携協定による体育館、
    アリーナの使用機会獲得
 (ウ)当社グループによる行政DXへの参入機会の獲得

2. 異動する子会社の概要

(1)名 称 株式会社ブロンコス20
(2)所 在 地 〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤五丁目1番20号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 福田 剛紀
(4)事 業 内 容 プロバスケットボールチーム「さいたまブロンコス」の運営
(5)資 本 金 95百万円
(6)設 立 年 月 日 1996年7月26日

 

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