ニューヨーク市内および近郊で観戦できる秋の大型スポーツイベントの概要が決定

ニューヨーク市観光局のプレスリリース

心地よい秋のシーズンを迎える8月から11月にかけてニューヨーク市内では、国内のみならず、世界中のスポーツファンを魅了する数多くの国際的な大型スポーツイベントが開催されます。昨年、大坂なおみ選手が日本人選手として初のグランドスラム・タイトルを獲得した全米オープン・テニス選手権(US Open)を始め、ニューヨーク・マラソン(NYC Marathon)、プロ野球、サッカー、フットボール、ホッケー、そしてバスケットボールに至るまで、バラエティに富むスポーツイベントの本年度の開催概要が以下のように決まりました。開催される時系列でイベントの概要と、会場の近所でお楽しみいただける主要観光スポットをご案内します。
 

全米オープン・テニス選手権 
世界一観客動員数の多いスポーツ・イベント、全米オープン・テニス選手権が8月26日から9月8日まで、クイーンズのUSTAビリージーン・キング・ナショナル・テニス・センターにて開催されます。

日本のテニス界をリードする大坂なおみ、錦織圭をはじめ、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)、セレーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)、スローン・スティーブンス(Sloane Stephens)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)などのスターが、70万人以上の観客席の前で、テニスシーズン最終のグランドスラム大会となる同イベントのトロフィーを目指します。

本戦に先駆け、8月19日から25日までは、スター選手たちの公開練習が見られ、クイーンズ・デーやアーサー・アッシュ・キッズ・デーなどの特別プログラムが開催される、USオープン・ファン・ウィークとなります。

大会の会場となるUSTAビリージーン・キング・ナショナル・テニス・センターは、地球儀風オブジェ「ユニスフィア (Unisphere)」で有名な、東京ドーム約109個分の面積を誇るフラッシング・メドウズ・コロナ・パーク(Flushing Meadows Corona Park)の中にあります。周辺には、ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス(New York Hall of Science)、クイーンズ植物園(Queens Botanical Garden)、クイーンズ・ミュージアム (Queens Museum)、クイーンズ・ナイト・マーケット(Queens Night Market)、ルイ・アームストロング・ハウス・ミュージアム(Louis Armstrong House Museum)など様々な観光スポットが揃っています。

メジャー・リーグ
ニューヨーク市内には、毎年何万人もの観客を集めるヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)とシティ・フィールド(Citi Field)の球場があります。現在アメリカンリーグ東地区1位の座を保持しているニューヨーク・ヤンキース は9月22日にブロンクスでシーズン最後の試合を行いますが、プレーオフに進出し、ワールドシリーズへの出場が期待されています。クイーンズでは、本年センセーションを巻き起こしたルーキーで、ホームラン・ダービー勝者でもあるピート・アロンソ(Pete Alonso)が牽引するメッツが9月29日にホームで最終戦を行います。

ヤンキー・スタジアムがあるサウス・ブロンクスには、ヒップホップの発祥の地を巡れるハッシュ・ヒップ・ホップ・ツアーズ(Hush Hip Hop Tours)、活気に満ちたストリート・アートやパフォーマンスを楽しめるザ・グランド・コンコース(The Grand Concourse)などの観光アトラクションが揃っています。ブロンクスの南西部を占めるモット・ヘイブン(Mott Haven)には、ブロンクス醸造所(Bronx Brewery)、本格派のコーヒー・ショップ、モトリー・キッチン(Mottley Kitchen)があります。また、ニューヨーク・メッツの本拠地である、シティ・フィールドがあるクイーンズのフラッシングとコロナ地区では、市内でもっとも伝統的なラテン・アメリカ料理(メキシコ、キューバ)と、アジア料理(日本、中国、韓国)を楽しめます。試合後のスイーツを楽しむには、レモン・アイス・キング・オブ・コロナ(Lemon Ice King of Corona)やタイパン・ベーカリー(Taipan Bakery)がローカルの間でも人気です。

メジャーリーグ・サッカー
ニューヨークにホームに構えるメジャーリーグ・サッカーのチームは2つあり、その一つ、現在ヤンキー・スタジアムを本拠地としているニューヨーク ・シティFC(NYCFC)は、今シーズン好調なスタートを切っています。もう一つの、ニュージャージー州のハリソンに本拠を構えるニューヨーク・レッド・ブルズ(New York Red Bulls)の本シーズン最後のホーム・スタジアムでの試合が、10月6日に行われます。

ヤンキー・スタジアムがあるサウス・ブロンクスのグランド・コンコース沿い、いずれも入場無料のブロンクス美術館(Bronx Museum of the Arts)とブロンクス・ドキュメンタリー・センター(Bronx Documentary Center)があります。スタジアムからも数ブロックの距離にあり、ブロンクス地区の歴史と文化について学べます。ニューヨーク・レッド・ブルズのホーム・スタジアムである、レッドブル・アリーナ(Red Bull Arena)には、新しくなったワールド・トレード・センターの地下鉄ターミナルからアクセスするのが便利ですが、ワールド・トレード・センター近郊には、ワン・ワールド展望台(One World Observatory)、ブルックフィールド・プレイス(Brookfield Place)やウェストフィールド・ワールド・トレード・センター(Westfield World Trade Center)などのショッピング施設、9/11 メモリアル&ミュージアム(9/11 Memorial & Museum)などの観光スポットが揃っています。

ナショナル・フットボール・リーグ (NFL)
ニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)とニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)の2019年最初のホーム・スタジアムでの試合が、9月8日と15日にそれぞれ開催されます。両チームのホーム・スタジアムは、ニューヨークからわずか13キロほどの、ニュージャージー州のイースト・ラザフォード(East Rutherford)にあるメットライフ・スタジアム(MetLife Stadium)です。ニューヨーク・ジェッツはクォーターバックのサム・ダーノルド(Sam Darnold)、ニューヨーク・ジャイアンツはランニング・バックのセイクワン・バークリー(Saquon Barkley)がそれぞれ牽引する世代交代を果たしたチーム構成で、スーパーボールへの道を目指します。

ナショナル・ホッケー・リーグ (NHL)
イースタン・カンファレンスのメトロポリタン・ディビジョンに属する、ニューヨークをホームとするチームは2つあり、両チームとも10月にホーム球場での試合を控えています。話題の新選手を迎え入れたニューヨーク・レンジャーズ(New York Rangers)は、マディソン・スクエア・ガーデンで10月3日に、一方、ニューヨーク・アイランダーズ (New York Islanders)は10月6日にブルックリンのバークリー・センターで試合を行います。

マディソン・スクエア・ガーデンから西側に数ブロック入った所には、本年春にオープンしたばかりの複合開発、ハドソン・ヤード(Hudson Yard)があります。ニューヨークの新しい顔とも言えるこの開発地区には、ランドマーク建築のベッセル(Vessel)、ショッピング店舗やレストラン、文化施設のザ・シェッド(the Shed)、高架線路の空中公園、ハイライン(Highline)などが揃っています。また、ニューヨーク・アイランダーズの本拠地であるブルックリンのダウンタウンには、ブルックリン・プロムナードやプロスペクト・パークなどの観光スポットがあります。

TCSニューヨーク・マラソン
スタテン島からスタートし、ニューヨーク市内の5つの行政区を走り抜け、マンハッタンのアッパー・ウェスト・サイド(Upper West Side)のセントラルパークにゴールするニューヨーク市を代表するマラソン大会は本年、11月3日に開催されます。昨年の大会には世界中から5万2千人を超えるランナーが出場し、数百万人の観客を動員しました。

レースのスタート地点となるスタテン島のセントジョージのそばには、ニューヨーク市初のアウトレット施設、エンパイア・アウトレット(Empire Outlets)があります。そしてゴール地点となるアッパー・ウェスト・サイドには、アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)、ニューヨーク・ヒストリカル・ソサエティ(New-York Historical Society)、リンカーン・センター(Lincoln Center)など、文化施設が数多く点在しています。

ナショナル・バスケットボール・アソシエーション (NBA)
NBAの看板チームとも言える、ニューヨーク・ネッツ (New York Nets)とニューヨーク・ニックス (New York Nicks)の2チームが、ともにニューヨークに拠点を構えており、10月下旬から2019年のレギュラーシーズンをスタートさせます。ニューヨーク・ネッツは、カイリー・アービング(Kyrie Irving)とケビン・ドゥラント(Kevin Durant)という2人のスター選手を今シーズンから迎え入れ、ニューヨーク・ニックスには若くて有望な選手が揃っています。

ニューヨーク・ネッツの本拠地、ブルックリンのダウンタウンには、ブルックリン美術館(Brooklyn Museum)、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(Brooklyn Academy of Music)、ブルックリン植物園(Brooklyn Botanic Garden)、グランド・アーミー・プラザ(Grand Army Plaza)などの観光スポットがあります。一方、ニューヨーク・ニックスのホームである、マンハッタンのミッドタウンにあるニューヨーク近代美術館(MoMA)は現在、改装作業中のため休館しています。3,700㎡ほどギャラリー・スペースを拡張し、アート・コレクションも拡充して、新MoMAとしての再オープンは本年の10月に予定されています。

「夏の終わりから秋にかけてニューヨークにお越しいただくと、私達の街が世界のスポーツの中心地であることを実感していただけます。5つの行政区のいたる場所で、世界からの注目を浴びるスポーツイベントが開催されるこの時期は、ニューヨーク市の様々なエリアにも足を伸ばして、いつまでも記憶に残る旅の思い出を作っていただくのに最適な時期となります」(ニューヨーク市観光局の局長兼CEO、フレッド・ディクソンのコメント)

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。