【カンボジアサッカーリーグ】斎藤聡氏を最高経営責任者に迎え、カンボジア初のプロリーグ運営会社としてカンボジアサッカーリーグ社設立

カンボジアサッカー協会のプレスリリース

2021年10月14日(カンボジア・プノンペン)、カンボジアサッカー協会は、国内初のプロリーグ運営会社であるカンボジアサッカーリーグ社の設立と、同社の初代最高経営責任者(CEO)に斎藤聡氏が就任したことを発表しました。尚、海外プロサッカーリーグの代表に日本人が就任するのは初となります。

 

カンボジアは2023年に東南アジア競技大会(SEA Games)を自国で初開催することが決まっており、今回のプロリーグ設立とCEO着任は同大会での「サッカー競技優勝」という目標を達成するためのものです。

東南アジア競技大会は「東南アジアのオリンピック」とも呼ばれる東南アジア最大のスポーツイベントで、カンボジアサッカー協会は2013年にこの大会に向けた10年プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトの最終章として、これからのカンボジアサッカーの成功を約束する未来構想の重要なステップとなります。

【カンボジアサッカー協会 サオ・ソカ会⻑ コメント】
国内プロリーグ会社の設立は、カンボジアサッカーにとって新たな時代の幕開けです。世界中のサッカー先進国を見ると、質の高い国内リーグを持つ国は、代表チームも強く、サッカーがひとつの産業として循環環境(エコサイクル) が整っています。

サッカー界の組織運営について、先進国である日本、アジアそしてヨーロッパでの豊富な経験、実績を持つ希少な人材として、斎藤氏には期待と信頼を寄せており、新設されるカンボジアサッカーリーグ社の未来をかたち作っていくことに最適な人物だと確信しています。彼がステークホルダーと密接に協力していくことで、カンボジアサッカーの新たな1ページを刻むことになるでしょう。

【新 CEO 斎藤聡 コメント】
FIFAコンサルタント在職時から過去8年間にわたり、カンボジアサッカーと関わる中で、協会会⻑をはじめ理事会の皆さまに厚いご信頼をいただき、カンボジアサッカーの大きな変革の瞬間に立ち会えることを誇りに思い、今後の発展に貢献できることを幸せに感じております。

FCバルセロナやアジアサッカー連盟での経験、また日本でJリーグを設立した川淵三郎キャプテンの直接指導を受けることができた日本サッカー協会での経験や人脈を活かし、まずは組織構造の見直しや、新たな事業の選択肢を含めた収入基盤の強化に取り組みます。世界水準を意識したリーグ・クラブ経営基盤の確立を実現し、新たなステージに導く大事業ではありますが、カンボジア国内外全てのサッカーステークホルダーの皆様と協力体制を構築することで、 一緒に成し遂げられると信じております。

また総人口約6億6千万人の巨大市場の東南アジアの中心に位置するカンボジアは、全人口の70%以上が30歳以下という東南アジアの中でも最も若い国で、70年代内戦以降の苦しい状況を超えて、現在、経済成⻑率は世界でもトップクラスです。今まさに発展しようとしている将来性にあふれた国として、スポーツビジネスの観点からも、スポーツを活用しながら日本のビジネス界との連携も図って参りたいと願っております。

■斎藤 聡について

慶應義塾大学法学部卒業後、伊藤忠商事に入社。その後スペインESADEビジネススクール修了(MBA 取得)。FC バルセロナのアジア人初のスタッフとして同クラブの国際化に尽力。帰国後は日本サッカー協会(JFA)にて、日本代表戦の競技運営やマーケティング業務を担当。また、アジアサッカー連盟 (AFC)、国際サッカー連盟(FIFA)に出向し、アジア諸国のプロリーグ化やFIFA ワールドカップのマーケティング業務に携わる。並行して、FIFAコンサルタ ントとして、タイ、インドネシア、カンボジア等のサッカービジネスの発展に寄与。2017年米GMRマーケティング日本支社代表を努めた後、2020年HMRコンサルティングを設立。同社代表取締役に就任し現職。経済産業省地域経済産業グループ「地域未来分野別エキスパート」も務める。

■カンボジアサッカー協会について
カンボジアサッカー協会(Football Federation Cambodia、略称: FFC)は、1933年に創立され、カンボジアサッカー界を統括し代表する国内競技連盟として、サッカー競技の普及および振興を図り、もって国⺠の心身の健全な発達に寄与することを目的とする。現在、カンボジア代表・U-23 代表チームのゼネラルマネージャーに本田圭佑氏、監督に廣瀬龍氏。技術委員⻑に小原一典氏、審判ダイレクターに唐木田徹氏。U­20・U­18代表監督兼FFCアカデミーU­18監督に行徳浩二氏。U-16代表監督兼FFCアカデミーU-15監督に井上和徳氏と、アンダー世代からトップチームまで日本人の指導者・関係者が活躍している。

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