環境に配慮したマリーナを目指す モナコ・スマート&サステナブル・マリーナ2021を開催2021年9月20日(月)

モナコ政府観光会議局日本事務所のプレスリリース

モナコ政府観光会議局(所在地:モナコ公国)は、2021年9月20日(月)に第1回 「モナコ・スマート&サステナブル・マリーナ・フォーラム」 が持続可能な海洋の専門家であるモナコ・マリーナ・マネジメント主催により開催されることをお知らせします。

9月22日(水)~25日(土)の モナコ・ヨットショーに先駆けて開催されるこのフォーラムはモナコ・マリーナ・マネジメントが、国際的なヨットビジネスの発展の為、環境に配慮したマリーナの建設や管理、環境保護に役立つ革新的な技術を取り入れることを目的としています。

このイベントの主催者であるモナコ・マリーナ・マネジメント社のCEO、ホセ・マルコ・カゼリーニ氏は次のように述べています。「国際的なヨットの発展を考えると、環境に配慮したアプローチで世界中の新しい場所の開発をサポートすることが必要だと考えました。今回のモナコ・スマート&サステナブル・マリーナは、環境保護に役立つ新しい解決策や革新的な技術の紹介や導入の促進をします。そして、それらを環境に配慮したマリーナの建設や管理に取り入れることを目的としています。」

丸一日かけて行われるラウンドテーブルとターゲットを絞ったミーティングでは、新興企業や実業家、投資家や 海洋保護の擁護者など、普段は直接接触する機会の少ない人々が集まります。 このユニークなフォーラム会合は、アルベール2世・モナコ財団とモナコ政府のデジタル変革プログラム「Extended Monaco」の支援を受けています。また、ヨット業界のための銀行としての地位を確立しているCredit Suisse、Bombardier、SBM Offshore、Teledyne、NGE Connect、そしてフォーラムを主催するYacht Club de Monacoも協力しています。
 

そしてこの度、持続可能な未来を目指すベンチャー企業にスポットを当てたE-CATALOGUE(電子カタログ)が公開されました。まだあまり知られていない新しい解決策を紹介することを目的として、主催者が発行したオンラインカタログです。このカタログには、100社以上の応募の中から選ばれた29カ国53社のベンチャー企業について掲載されています。その中には、欧州委員会の「Smart Anything Everywhere」イニシアティブの資金提供を受けた企業や、すでにソーラー・インパルスのラベルを取得している企業17社が含まれています。

これらはすべて、Blumorphoの国際的なネットワークを通じて選ばれました。Blumorphoは、環境や社会に良い影響を与える新しいコンセプトやビジネスモデルに焦点を当てたイノベーションを専門とする会社です。 また、生物多様性、エネルギー最適化、水管理、廃棄物処理、設備、セキュリティ、健康、そしてモビリティが、ベンチャー企業が環境に配慮したマリーナの課題に対応するために参照されている8つのテーマです。

E-カタログはこちらからご覧下さい。  http://sustainablesmartmarina.com/ecatalogue/

また、2021年9月20日(月)に開催されるメインイベントに向けて、E-カタログに掲載されている全てのベンチャー企業は、28名の実業家や投資家からなる審査員に、自社の解決策や革新的な技術をプレゼンテーションする機会が与えられます。そして最終的に、9月16日に開催されるコンセンサスミーティングで、9月20日に開催されるモナコ・スマート&サステイナブル・マリーナ・アワードに進出する15社が選出されます。大審査委員会は以下の企業の代表者で構成されており、どれも各業界で代表的な企業です。
Credit Suisse, Bombardier, SBM Offshore, Veolia, Bouygues Construction, Colas, Bosch, Suez, LafargeHolcim, NGE Connect, PureTerra Ventures, BtoV, Circularity Capital, SNGLR, SMEG.

受賞者は、2022年3月に開催されるモナコ公国アルベール2世財団主催のモナコオーシャンウィークでプロジェクトを発表することができます。NGE Connectの副社長であり、審査員でもあるエレーナ・ビアンキ氏はこう述べています。「マリーナは、私たちの都市と海洋生態系をつなぐ接点です。そのため、ベンチャー企業によるアイディアは、サービスの質、個人の安全性、健全な経済的管理、使いやすさ、環境的制約への適応性など、数多くの課題を満たさなければなりません。これらの課題の組み合わせにより、ヨットやマリーナの環境は、他の場所よりも多くの要件を満たす解決策を考えなければならない革新者たちにとって、理想的な出会いの場となっています。」

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