DMM.comによるアビスパ福岡の一部株式取得に関するお知らせ

合同会社DMM.comのプレスリリース

 合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO 亀山敬司、以下DMM)は、Jリーグクラブ アビスパ福岡を運営するアビスパ福岡株式会社(本社:福岡県東区、代表取締役 川森敬史、以下アビスパ福岡)が第三者割当増資にて発行する一部株式を取得したことをお知らせします(2021年3月29日付)。

 

(左)アビスパ福岡取締役に就任した村中(DMM.com COO) (右)アビスパ福岡 川森代表(左)アビスパ福岡取締役に就任した村中(DMM.com COO) (右)アビスパ福岡 川森代表

■概要
DMMは、2021年3月29日付けでアビスパ福岡の一部株式を取得いたしました。これに伴い、DMMのCOOである村中悠介が同社の取締役に就任、DMMグループ傘下であるシント=トロイデンVVのCEOである立石敬之はエグゼクティブ・アドバイザーを務め、DMMの執行役員である緒方悠は顧問として、アビスパ福岡の経営に参画します。
なお、DMMは2021シーズンよりアビスパ福岡とオフィシャルスポンサー契約を締結しており、プレミアム・パートナーとしてトップチーム公式戦ユニフォーム背中に、DMMグループのサービスである「DMMほけん」のロゴを掲出しております。

■日欧グローバルネットワークとは
DMMは欧州の中枢であるベルギーに本拠地を置くシント=トロイデンVVの運営、経営を通して、フットボールにおける世界水準のノウハウを蓄積してまいりました。欧州の地理的中心に位置するベルギーは各国からのアクセスが良好で、5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグアン)のショーケースと言われるほど移籍ビジネスが隆盛しています。シント=トロイデンVVは、欧州トップクラブへのルート開拓と、日本人選手のステップアップを実現させてまいりました。また、アジア人選手のポテンシャルに注目しベトナムや韓国からも選手を獲得するなど、強化戦略に取り入れております。さらに、フットボールの現場やクラブ運営を担うスタッフにおいても日本人、アジア人を積極的に登用し、欧州フットボール界で活躍できる人材の育成を進めております。
ビジネス面では、農林水産省、JETROの協力のもと日本産食材の欧州プロモーションを実施、ベルギー発世界3大音楽フェスティバルである『Tomorrowland』の日本展開におけるパートナーシップの締結など、国内外のパートナー企業と新たなビジネス機会を創出しています。

 

 

2018−19シーズンに在籍し、現在欧州5大リーグでプレーする日本人選手。左から鎌田大地(現フランクフルト)、冨安健洋(現ボローニャ)、遠藤航(現シュツットガルト)©STVV2018−19シーズンに在籍し、現在欧州5大リーグでプレーする日本人選手。左から鎌田大地(現フランクフルト)、冨安健洋(現ボローニャ)、遠藤航(現シュツットガルト)©STVV

2020−21シーズンに在籍した日本人選手。左から橋岡大樹、鈴木優磨、シュミット・ダニエル ©STVV2020−21シーズンに在籍した日本人選手。左から橋岡大樹、鈴木優磨、シュミット・ダニエル ©STVV

DMMは、ビジネスとしてのフットボールクラブ経営には、まだ顕在化していない無限の発展性、価値があると確信しております。今回のアビスパ福岡への出資は、Jリーグクラブへの経営参画を契機とした新たなグローバルネットワーク推進への第一歩です。日本サッカーと世界をつなぐ架け橋として、日本〜アジア〜欧州において選手を発掘・育成し、ビジネス面ではアビスパ福岡とシント=トロイデンVVのクロスセールスや両クラブのパートナー企業間のネットワーク構築を目指します。アビスパ福岡の経営に参画することで本戦略を加速させ、今後もアジアと日本、日本と欧州をつなぐフットボール国際構想を推進してまいります。
 

フットボールで世界をつなぐグローバルネットワークフットボールで世界をつなぐグローバルネットワーク

■出資の背景と今後の展望
2019年のクラブ間業務提携以来、アビスパ福岡とは多方面で交流を進めてまいりました。2020年にはシント=トロイデンVVの立石CEOが同クラブ顧問に就任し、両クラブが長期的な戦略を共有する中、双方のビジョンが合致し今回の出資にいたりました。
スポーティブサイドでは、立石を中心に欧州最先端の情報を活用した強化支援、欧州・アジアルートの開拓をサポートする予定です。ビジネス面においては、DMM及びシント=トロイデンVVとのクロスセールス戦略、また、アビスパ福岡が2021シーズンに掲げる「首都圏パートナー強化」における連携など、DMMの営業力、事業開発力をもってバックアップすることで、アビスパ福岡のさらなる発展を支援してまいります。1996年のJリーグ加盟以来、市民クラブとしてファン・サポーターと行政、そしてパートナーの皆様が一丸となって支えてきたアビスパ福岡が、地域、そしてアジアで愛されるクラブへと飛躍する後押しとなれるよう、努めてまいります。

■アビスパ福岡とシント=トロイデンVVについて
2017年11月:DMMがシント=トロイデンVVの経営権を取得
2018年1月:冨安健洋(現ボローニャ)がアビスパ福岡よりシント=トロイデンVVに完全移籍
2019年7月:アビスパ福岡とシント=トロイデンVVが業務提携
2020年1月:アビスパ福岡顧問に立石敬之が就任
2021年1月:DMMがアビスパ福岡とオフィシャルスポンサー契約締結

■DMM.com COO 兼 アビスパ福岡取締役 村中悠介 コメント
「アビスパ福岡という素晴らしいクラブの経営に参画することができて、大変光栄に思っています。DMMは、常に挑戦し、新しい価値をつくりあげることで成長してきました。クラブ経営においても、フットボールやスポーツという枠にとらわれることなく、関わる人の楽しみが一つでも多くなるようなチャレンジをしていきたいと思っています。ともに、“ここから、世界へ”チャレンジしましょう」

(略歴)
合同会社DMM.com COO兼合同会社EXNOA(DMM GAMES)CEO
1979年7月北海道苫小牧市生まれ。2002年DMM.comに入社。2011年に取締役就任後アミューズメント事業、アニメーション事業など多岐にわたる事業を立ち上げる。2018年6月COOに就任。50以上ある事業を統括。シント=トロイデンVVの取締役として経営に携わる。

 
■シント=トロイデンVV CEO 兼 アビスパ福岡エグゼクティブ・アドバイザー 立石敬之 コメント
「昨シーズンの顧問に引き続き、エグゼクティブ・アドバイザーとして携われることを心からうれしく思っています。5年ぶりのJ1復帰のステージですが、公式戦3連勝を飾るなど順調な滑り出しをすることができました。新型コロナウイルス感染症による影響からなかなか直接スタジアムに行くことは叶いませんが、ベルギーの地からサポートして行きたいと思います。さらなる飛躍を目指して職務にあたりますので、サポートよろしくお願いします」

(略歴)
1969年福岡県北九州市生まれ。シント=トロイデンVV CEO、Jリーグ非常勤理事。
長崎・国見高で87年全国高校選手権優勝。東京ガス(当時)、大分トリニータでプレー。引退後は大分トリニータコーチを経てFC東京強化部長及びGMを勤めた。現在はベルギー現地でシント=トロイデンVVのクラブ経営を司る。

■アビスパ福岡株式会社 会社概要
社名      : アビスパ福岡株式会社
所在地  : 〒813-8585 福岡市東区香椎浜ふ頭1丁目2番17号
設立      : 1994年9月
資本金  : 17,611万円
代表者  : 川森敬史
HP         :https://www.avispa.co.jp/

■合同会社 DMM.com 会社概要
社名      : 合同会社DMM.com
所在地  : 〒106-6224 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー24F
設立      : 1999年11月17日
資本金  : 1,000万円
代表者  : 亀山敬司
HP         : https://dmm-corp.com/

■シント=トロイデンVV(STVV)概要
1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属するサッカークラブ。2017年11月に合同会社DMM.comが経営権を取得。2018年に元FC東京GMの立石敬之が最高経営責任者(CEO)に就任。5つの柱として、トップチームの強化・アカデミーの充実・新たな事業スキームの構築・スタジアムの拡充・IT導入による技術革新を掲げている。シュミット・ダニエル選手(前所属ベガルタ仙台)、鈴木優磨選手(前所属鹿島アントラーズ)、伊藤達哉選手(前所属ハンブルガーSV)、松原后選手(前所属清水エスパルス)、橋岡大樹選手(前所属浦和レッズ)が所属。
2020-21シーズンは勝ち点38の12位で終了した(10勝8分16敗/得失点-11/41得点52失点)。
 

 

 

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