スポーツクライミング日本代表 ゴールドウイン富山本店で製作のユニフォーム着用

株式会社ゴールドウインのプレスリリース

株式会社ゴールドウイン(本社:東京都渋谷区/社長:渡辺貴生/東証一部:コード番号8111)が展開する「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」は、スポーツクライミングの日本代表に試合用のユニフォームを含むチームウェアを提供します。当社は、2005年から日本代表チームへのウェアサポートを行っており、2018年に公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会とのオフィシャルサプライヤー契約を2021年まで更新。これまでもスポーツクライミングにおける競技用ウェアの企画開発を行ってきました。
今回、日本代表チームが着用するユニフォームは、「ユニフォームプロジェクト」として、当社の研究開発拠点となる富山本店の「ゴールドウイン テック・ラボ」で企画開発、科学的な検証を担い、米国「THE NORTH FACE」との共同開発を行いました。アスリートからのヒアリング及びフィードバックを実施し、様々なデータ分析を行い細部まで見直しアップデートしました。また、今回は日本と米国の代表チームだけでなく、オーストリア、韓国の代表チームも同じくゴールドウインの富山本店で製作された日本製のユニフォームを着用します。
 

スポーツクライミングには、95度に前傾した高さ10mもしくは15mの壁を、世界共通の課題(コース)で駆け上がる速さを競うスプリント競技の「スピード」、高さ5m以下の壁に設定された複数の課題を制限時間内にいくつ登れたかを競う「ボルダリング」、高さ12m以上の壁に設定された課題を登り到達高度を競う「リード」の3種目があります。今回製作したユニフォームは、ゴールドウインがユニフォームの提供を開始してから初めて「スピード」専用のウェア開発を実施。それぞれの競技特性に合わせたため、「スピード」用と、「ボルダリング」、「リード」用の2種類のユニフォームを製作しました。

■プロジェクトマネージャー後藤太志(ゴールドウイン ザ・ノース・フェイス事業一部)コメント
「今回、これまで日本代表を15年以上サポートしてきた歴史の中でも最も開発に力を注ぎ、過去最高とも言えるユニフォームが完成したと自負しています。アスリートの感覚的な意見やフィードバック、3種目の競技特性に対して様々なアイデアを複合的に取り入れたデザインは、実際に形にするまでに何度も試作と検証を重ね、完成するまでに約2年の時間を要しました。出来上がったウェアをアスリートに着用してもらい、ポジティブな意見を多くもらえたことは非常に嬉しく思っています。このウェアを着て選手たちに活躍してもらう事はもちろんですが、同時にクライミングというスポーツの魅力が多くの人に届くことを祈っています」

■スポーツクライミング日本代表チーム ユニフォームの特長
今回、日本代表チームが着用するユニフォームの機能性でポイントとなるのは、「MOTION(動きやすさ)」、「LIGHT STRONG(軽さと強さ)」、「COOLING(涼しさ)」です。選手がウェアに求める要素や競技特性、使用される大会の場所や時間、気象条件を考慮した点を反映しています。素材選定だけでなく、競技時のアスリートの細かな動きや筋肉の活動を解析し、競技中における動きから平均姿勢を算出。この平均姿勢をウェア設計の基本となるニュートラルポジションとしてパターン設計に落とし込みました。
「スピード」用はダイナミックな動きや素早い足上げをサポートする設計、「ボルダリング」、「リード」用は、ウェアの着用感のストレスをできる限り軽減し、登りだけに集中できる新たなデザインを採用しました。 製作にあたって、日本代表選手全員に対し3Dスキャナーでの採寸を実施し、各選手の動きを予測したパーソナライズ化を実現しました。また、素材は環境に配慮し、リサイクル素材が使用されています。

【様々な姿勢での検証】【様々な姿勢での検証】

【様々な姿勢での検証】【様々な姿勢での検証】

【3Dスキャナー採寸】【3Dスキャナー採寸】

【「スピード」用】
スピードロスを軽減、スピードアップを追求

競技時のスピードロスを軽減し、加速をサポートするスピードスーツ。選手が実際に壁面を登る際の垂直方向へ向かう動きを分析。分析結果を基に素早い足上げをサポートするため、ウエストから大腿部にかけてハイサポートプリントを配置することで足上げ時のブレを抑制しました。
4Wayストレッチのトリコット素材を採用し、余分なゆとりを持たせず身体にフィットしたシルエットで選手のダイナミックな動きに追従。汗がたまりやすい胸元と背中にはレーザーホールを配し通気を促します。

【「ボルダリング」、「リード」用】
動きを妨げる要素をできる限り削ぎ落とし軽量性を追求

運動性と軽量性を追求し、ウェアを着用していないかのような着心地を実現。
選手の競技中の動きを分析し、そこから落とし込まれたパターン設計は身体にフィットしながらも様々な課題の動きに対応します。トップスの腹部とショーツには、ホールド(壁のブロック)に引っ掛かりにくい軽量ストレッチ布帛素材を採用。汗がたまりやすい胸元にはレーザーホールを配し、背中には体の伸びに応じて開閉するスリット兼ベンチレーションで様々な動きに対応しつつ上半身にこもる熱の放出を促します。

■各国ユニフォームについて
今回、開発したユニフォームは日本、米国、オーストリア、韓国の4カ国の代表チームが着用します。
各国ユニフォームの前身頃に配置された国旗のデザインインスピレーションはブランドロゴのルーツでもあるデザインから落とし込まれています。ブランドロゴの由来は米国カリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園のシンボルであるハーフドームをモチーフにデザインされており、このロゴはシンプルさと大胆さを基盤としたデザインを用いて描かれており、そのデザイン哲学はブランドの様々なビジュアル・アイデンティティに反映されています。
今回のユニフォームデザインには、機能を重視したデザイン性に加え、ブランドがもつ飽くなき探求への想いとデザイン哲学を取り入れながら各国の国旗の個性を称えるデザインになっています。

【特設ページ】
https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/wallhuman/

 

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