いわきFCが震災から10年を経た地域の姿といわきFCのこれまでの歩みを重ね合わせ、クラブのフィロソフィーとスタンスを再確認する動画「この街」を公開

いわきFCのプレスリリース

このたび、いわきFC(株式会社いわきスポーツクラブ:福島県いわき市)は、震災から10年を経たホームタウン(福島県いわき市と双葉郡)の姿といわきFCのこれまでの歩みを重ね合わせ、クラブのフィロソフィーとスタンスを再確認する動画「この街」を公開しました。

  • 動画

 

 

  • メッセージ

本当は、生まれずに済んだらよかったのかも知れない。
あの日の出来事を思い出すと、そんなふうにすら、思える。

10年前。
この街はたくさんの大切なものを失いました。
今はもう、見ることの出来ない風景。
今はもう、会うことの出来ない人たち。
例えようもない、深い悲しみ。
癒ることのない、痛み。
このチームは、そんな悲しみに根ざして生まれました。

本当は、生まれずに済んだらよかったのかもしれない。

それでも。

日々は続いていきます。
あのとき生まれた赤ん坊は小学生になり、
あの日、小学生だった子どもは成人になりました。

あれから10年。
いわきFCは、この街のために、なにが出来ただろう。
いわきFCは、この街に、なにが残せただろう。

ごめんなさい。
Jリーグにはまだ、届きませんでした。

今はまだ、道なかばです。

でも、本当の目的地は、もっと遠くにあります。
Jリーグよりも、もっともっとずっと先に。

どうか、傲慢に聞こえたら許してください。
いわきFCは誇りになりたいのです。

この街で生まれ、この街で育ち、この街で暮らす人たちの。
この街を離れ、この街を想い、いつかこの街に帰る人たちの。

この街に生まれてくれてよかった。
そんな存在になるために。

この街に生まれてよかった。
みんながそんな風に思えるように。

願わくばあなたと一緒に。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。