株式会社プラネットのプレスリリース
国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第113号として、スポーツ観戦に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
- 女性はパートナーに連れられて、男性は一人でも、スタジアムへ!
2020年の東京五輪開催まであと一年。2019年9月にはラグビーW杯の日本大会も始まります。近年は海外で活躍する日本人選手の話題も多く、スポーツシーンが熱いですね。そこで今回は、「スポーツ観戦」についてアンケートを実施。中でも、試合会場などに出かけ、生でスポーツ観戦する楽しみに注目しました。
はじめに、ふだんどのようにスポーツ観戦するかを聞きました(表1)。その結果、「テレビ中継で」が最も高く、次いで「試合会場で(生で)」、「ネット中継で」の順。「テレビ中継で」が6割で他のスタイルを大きく引き離していますが、「試合会場で(生で)」観戦する人も2割に上ります。いずれの観戦スタイルについても、男性が女性より高く、男性のほうがスポーツ観戦を好んでいます。
ただし性年代別に見ると、男性も年代で違いがありました。「テレビ中継で」は40代以上で高く、20代・30代と大きな差があります。しかし、「試合会場で(生で)」と「ネット中継で」は、20代〜40代のほうが高くなっていました。20代・30代では「ふだんスポーツ観戦はしない」が上の世代に比べて高く、スポーツ観戦をする若者は減っていますが、積極的に試合会場に足を運んでいるのは若い愛好者。また、「ネット中継で」観戦するスタイルも浸透しているようです。
試合会場で観戦をする人に、誰と行くことが多いかを聞いたところ(表2)、「同性の友人・グループで」が最も高く、特に男性では6割近くが回答。これに次ぐ「配偶者・パートナーと」は逆に女性で高く、実は女性ではこちらが1位。女性の場合、自分主体ではなく、男性に連れられていく人が多そうです。一方、男性では「自分1人で」が「同性の友人・グループで」に次ぐ2位。連れがなくとも、一人で観戦に行く男性は珍しくないのです。
- テレビ中継で観戦したことのあるスポーツ1位は、“夏の風物詩”のアレ
次に、スポーツの種類ごとに、観戦(視聴)スタイル別の観戦経験を尋ねました(表3)。すると、「試合会場で(生で)」も「テレビ中継で」も、「野球(高校野球を除く)」「高校野球」「サッカー」「大相撲」「マラソン・駅伝」の5つがトップ6に入りました。
ただし、観戦スタイルによって、順位は入れ替わります。「試合会場で(生で)」観戦している人が最も多いのは「野球」、「テレビ中継で」は「高校野球」でした。「高校野球」は、地元の地方大会には足を運び、甲子園の戦いはテレビで応援する、という人が多いと思われます。
- “生でも観たい” テニスの観戦熱が急上昇
「ネット中継で」は、1位の「野球」に続いて、「サッカー」が2位に。さらに、「高校野球」と並ぶ同率3位に「テニス」が入りました。「テニス」は、「試合会場で(生で)」観戦したことがある人はわずかですが、「テレビ中継で」は6位に。さらに“今後生で観戦したい”スポーツを聞いた結果(表4)では5位にランクイン。錦織圭選手や大坂なおみ選手の活躍で関心が高まり、“生でも観たい”ファンが急増しているようです。サッカーやテニスは海外でのゲームが多く、中継で観戦するしかないという事情もあるでしょう。八村塁選手のNBAドラフト指名が話題のバスケットボールも、今後観戦熱が高まりそうですね。
- 夏のスポーツ観戦、女性には日焼け対策、男性にはビールが必須!?
これからの暑い季節、屋外でのスポーツ観戦に欠かせない必須アイテムを聞きました(表5)。注目したいのは男女差。ほぼすべての項目で、女性が男性を上回っていました。中でも、最も男性との差が大きかったのが「日焼け止め」、次いで「日傘」でした。試合会場に「日傘」とはミスマッチな気もしますが、夏の日差しの下での観戦には、万全の対策で臨まなければならないようです。一方、男性のほうが高いのは「アルコール飲料」と「携帯ラジオ」でした。
夏のスポーツ観戦時に飲食したいものを聞いた結果が表6。こちらもトップ10内で男性のほうが高かったのは「ビール」のみ。「ビール」は全体では5位ですが、男性の順位では3位にランクアップ。夏のスポーツ観戦、女性に欠かせないのは日焼け対策、男性の必須アイテムはビールで決まりですね。
ただし男性の「ビール」も、性年代別に見ると、20代・30代と40代〜60代以上とで差が開きました。若年層の“ビール離れ”はスポーツ観戦の現場でも進んでいるようです。
- 賛成? 反対? スタジアム内の完全キャッシュレス化
敷地内でのチケット・飲食・グッズ購入において完全キャッシュレス化(非現金化)をスタートさせたスタジアムが登場し、話題を呼びました。そこで、スタジアム(試合会場)内のキャッシュレス化を歓迎するかどうかを調べました。すると、「非常に歓迎する」「どちらかといえば歓迎する」を合わせた、“歓迎する”計が7割を超えました。
試合会場は人と熱気でごった返す場所なので、おつりがいらずスムーズに支払いができるキャッシュレス化は通常の買い物以上に歓迎されそうです。
- “迫力を体感” “知らない人と肩を組んで応援”…生観戦はやっぱり楽しい
生でスポーツ観戦をする魅力は何かを聞いてみました。断トツは「生の迫力、臨場感を味わえる」。男女ともに8割を超えていました。男女差に注目すると、女性のほうが大きく上回っていたのが「みんなで一緒に応援する楽しさ、開放感」。一方、「試合をリアルタイムで楽しめる」「最初から最後まで試合を観られる(中継のような途中終了がない)」は男性のほうが高くなっていました。男性はとにかくゲームをじっくりと味わいたい欲求があり、女性は試合だけでなく、会場の雰囲気を楽しんでいるようです。
生でスポーツ観戦したエピソードを教えてもらうと、ライブならではの臨場感や興奮が伝わる回答が集まりました。選手と交流したりホームランボールをゲットしたりする喜びも、試合会場ならでは。現地で出会った同好の士と、仲よく盛り上がって応援するのも得がたい体験です。最近、足が遠ざかってしまったという人も、久しぶりに行きたくなりそうですね。
【生の迫力、臨場感】 【試合会場ならでは! 選手とのふれあい】 【知らない人と盛り上がれる!】 |
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メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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