第76回国民体育大会冬季大会 スキー競技会(秋田県)の中止について

公益財団法人日本スポーツ協会のプレスリリース

​スポーツを「する」「みる」「ささえる」ための環境づくりを行うJSPO(正式名称:公益財団法人日本スポーツ協会 東京都新宿区/会長 伊藤雅俊)は、2月18日(木)~21日(日)にかけて実施する第76回国民体育大会冬季大会スキー競技会(秋田県)について、本日開催の令和2年度第3回臨時国民体育大会委員会において、中止することを決定しましたのでお知らせいたします。中止理由は以下のとおりとなります。

  • 【配布資料内容】

●第76回国民体育大会冬季大会スキー競技会(秋田県)の中止理由
 第 76 回国民体育大会冬季大会スキー競技会については、以下の理由に より安全・安心に大会を開催することが困難な状況となっている。

○ 会場となる鹿角市花輪スキー場は、国体スキー競技全種目の会場が集中しており、開会式典を実施せず、無観客開催とするなど運営上の工夫では、 運営本部や待機所等において参加する選手や監督、運営関係者の3密を十 分に回避することが困難。

○ 選手団の宿泊について、宿泊施設の構造上個室が2割しかないため、選手 等関係者が相部屋になることにより感染リスクが高まる状況。

○ 医療体制について、鹿角市の受入可能病床数が2床(最大確保想定6床) と脆弱であるとともに、広域医療体制の中核として想定していた秋田市内 の基幹病院において院内クラスターが発生するなど、県内でも陽性者が急 増し、病床負担も増していることから、選手等関係者に感染者又は感染疑 い者が発生した場合の秋田県の医療体制に重大な懸念。

○ 1月18日に秋田県は、独自の「新型コロナウイルス感染警戒レベル」を レベル3に引き上げており、県民に感染者が多い地域との往来の自粛を強 く要請している状況。秋田県内の感染は主に他県との往来によるものであ ること、また上記の医療体制を踏まえると、秋田県としては、緊急事態宣 言発出地域 11 都府県も含めた全国から多くの大会参加者を受け入れるこ とが困難。

○ 感染への不安から、ボランティアなどの競技会を運営するための協力員の 確保が困難となってきている状況。 
 

 

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