大和シルフィード株式会社のプレスリリース
1月17日(日)、神奈川県大和市をホームタウンとする女子サッカーチーム『大和シルフィード』のトップチームが始動した。
監督は5年目となる藤巻藍子、そしてフットボールダイレクターに横浜F・マリノスから高橋和幸、フィジカルコーチに青柳雅人が加わり、また女性アスリートの健康面でのサポートを目的として公認スポーツファーマシストが新しくチームを支える。
本日1月17日から、大和シルフィードの新生トップチームが始動いたしました。緊急事態宣言下での船出となり、新型コロナウイルス感染症の拡大防止徹底はもちろんのこと、練習グラウンド等の使用制限等にも都度対応しながら、3月下旬のリーグ開幕に向けてしっかりと活動を進めて参ります。
新たに迎える2021シーズンは、昨シーズンの成果と課題を踏まえてトップチームスタッフ体制を組み立てました。まず、同じ大和市をホームタウンとするJリーグの横浜F・マリノスからの指導者派遣として、高橋和幸フットボールダイレクターを迎え入れることとしました。高橋フットボールダイレクターには、中長期的な視点でトップチーム、U18、U15全体の指針を打ち立て、トップチームの強化や現場指導、またクラブ内の全指導者の一層の指導力アップに向けて、これまで培われた多くの経験や実績を注ぎ込んでもらう予定です。
次に、青柳雅人フィジカルコーチには、90分の試合と長いシーズンをフルに怪我なく戦い抜くため、藤巻監督の目指すフットボールに必要な身体の操作性と瞬発性を獲得するための強化を重点的に進めてもらいます。そして、この度、2021シーズンから健康サポートパートナーとして力強いご支援を頂く薬樹株式会社様からは、サポートの一環として、野村スポーツファーマシスト、砂本スポーツファーマシスト、鵜澤公認スポーツ栄養士を派遣頂きます。WEリーグ加入を目指す上で欠かせないアンチドーピングの対応、そして女性アスリートへの支援としてピルの摂取や月経管理の指導などに加え、育成カテゴリーも含めた栄養サポート、地域での健康啓発活動などを予定しています。
また、選手の編成に関しましては、前述の課題を踏まえたプレーの特徴、年齢構成、クラブの出身選手、ポジション別など、あらゆる観点から検討と交渉を重ね、新たな選手の加入に至りました。いずれの選手も、大和シルフィードの掲げる理念に理解を示してくれていますし、現状に甘んじることなく、さらに上を目指して行こうという強い気持ちを持っています。昨年チームを支えてくれた選手たちも含めて、厳しく激しく、これから開幕に向けての競争と、チーム全体での成長を積み重ねて行ってくれるものと信じています。
そして、2021シーズンも昨シーズンに引き続き、佐藤美雪コーチ、小野寺志保GKコーチと共に、藤巻藍子監督がチームを率います。藤巻監督は、昨シーズンのなでしこリーグでは全20クラブ唯一の女性監督として、また現在は新設されたA-proライセンスの受講を通じて、常に国内女性サッカー指導者の先頭を走り、新しい道を拓き続けています。当然、監督の続投理由は昨シーズンの結果と今シーズンに向けた期待値が全てであり、その評価において性別は一切関係がありません。しかし同時に、長く神奈川県大和市を中心に女子サッカーの普及を進めてきたクラブとして、そして女性活躍推進の理念を掲げる「Women Empowerment League(WEリーグ)」を目指すクラブとして、藤巻監督、佐藤コーチ、小野寺GKコーチの活躍が、多くの女子サッカー選手の良き目標となり、サッカー指導者を目指す女性のロールモデルとなっていくことは、ピッチ上の成績と同等に大事であると考えています。
ぜひ、2021シーズンを闘う選手、スタッフに、スタジアムや様々な場所からご声援を頂きたく、何卒よろしくお願いいたします。
5シーズン目の指揮を執る監督藤巻藍子
(新任)フットボールダイレクター高橋和幸
(新任)フィジカルコーチ青柳雅人