グランバレイが支援する篠原拓朗選手、TCR Japanでシリーズチャンピオンのダブルタイトル獲得

グランバレイ株式会社のプレスリリース

グランバレイ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:大谷 泰宏 以下、グランバレイ)が支援する名門レーシングチーム「Audi Team Hitotsuyama」(静岡県富士市、チーム代表:一ツ山 亮次、以下、Team Hitotsuyama)は、2020年12月19日(土)から20日(日)に開催された「TCR Japan Series 2020 Round 6 FUJI SPEEDWAY」において、篠原拓朗選手(以下、篠原選手)は、Sunday Seriesのドライバーチャンピオンを獲得。前戦のSaturday Seriesのドライバーチャンピオンに加え、ダブルタイトルを獲得しました。さらに Team Hitotsuyamaは、エントラントチャンピオンに輝きしました。
今シーズンの安定した走りに、グランバレイのレースアナリティクスが活かされています。

 

グランバレイは、2016年SUPER GTに参戦するTeam Hitotsuyamaとデータ分析パートナーとしてスポンサー契約を締結。ラップタイム分析を基にしたレース戦略へのアドバイス、車両走行データとオンボード映像の解析などモータースポーツアナリティクスを通じて、レース戦略の支援をしております。

予選、性能調整60kgの重り載せた不利な条件でも順調な仕上がり
前回のTCR Japan Series 2020 Round 5 SUZUKAにて、Saturday Seriesのシーズンチャンピオンを獲得した篠原選手とTeam Hitotsuyamaは、ダブルタイトルを狙うべき、2020年12月19日(土)から20日(日)に開催された「TCR Japan Series 2020 Round 6 FUJI SPEEDWAY」に臨みました。
21号車は性能調整のハンディウェイトとして60kgを積み、ライバルに対して20〜50kg重い不利な条件でのレース。しかしながら、練習走行では、自身の昨年記録したコースレコードを上回るタイムで叩き出すなど、ドライバー、マシンともに順調な仕上がりで、19日開催されたSaturday Series とSunday Seriesの公式予選では、堂々とポールポジションを手に入れました。

昨年の悔しさを糧に、ダブルタイトル獲得
12月19日(土)Saturday Seriesの決勝、厚い雲に覆われた富士スピードウェイは、ときおり雪がちらつき、気温も4℃と低い状況。スタート直前にはウェット宣言も出され、天候の悪化が危ぶまれるなかレースが始まりました。
篠原選手はポールポジションのまま、後続を徐々に引き離しながら速さを保ち、トップを一度も明け渡すことなく完璧なレース運びで11周を走りきり、Saturday Seriesにおいて5回目の優勝を果たしました。

翌日12月20日(日)Sunday Seriesの決勝、上空に青空が広がるものの、気温4℃、路面温度-2℃の寒さに見舞われた富士スピードウェイ。レースを行うには厳しい状況のもと、決勝レースがスタートしました。ポールポジションの篠原選手はミスなくスタートを決めたものの、途中、後続車に抜かされ、2位に甘んじます。しかし、1周の速さで勝る篠原選手は、サイドバイサイドの攻防を繰り返したのち、ダンロップコーナーで首位を奪還。そのままポールトゥウィンを飾りました。

昨シーズン、随所で速さをみせてきたものの、トラブルや走りのパフォーマスが出せずタイトル獲得できなかった悔しさを糧に、今シーズンの篠原選手は、安定した車両と走りにより、Saturday Series、Sunday Series共にドライバータイトルを獲得。さらには、Team Hitotsuyamaに対してはエントラントタイトルをもたらすなど素晴らしい成績で今シーズンを終えました。

昨年から始めたデータ解析により篠原選手の走りが劇的に向上
あまりレース分析の経験がなかった篠原選手でしたが、昨年からグランバレイのレース分析チームよりレース分析のためにノートPCが渡されました。レース期間中、自身のデータや映像を解析しながらドライビング・シミュレーションを重ね、ドライビングテクニックに磨きをかけて行った結果、今シーズンの安定した走りをもたらしました。
 

Team Hitotsuyamaの一ツ山 亮次代表のコメント
「Saturday SeriesとSunday Seriesのドライバータイトル、そして、エントラントタイトルのすべてを獲得できて、本当にうれしいですし、ホッとしています。12戦9勝とシリーズで大きなリードを築いてタイトルを獲得できたことには、3つの要素があると考えています。
まず、今年大きく成長した篠原の速さと強さ。2つめは毎戦強いマシンを用意したチーム。それから、3つめにデータやオンボード映像で篠原に的確なアドバイスを提供したグランバレイ株式会社の存在があります。
篠原は練習走行、予選、決勝レースと、セッションが終わるたびにパソコンでグランバレイ株式会社が提供するデータや映像を熱心に復習していました。
データや映像で自分の走りを復習することによって、短い時間で次のセッションに向けて改善点を見つけることができるので、一番近道ですし、本人の自信にもつながっていると感じました。最終戦の富士には沢山のスポンサーやファンが応援に来てくださいました。少しプレッシャーを感じながらのレースとなりましたが、結果的に素晴らしい週末となり、本当に嬉しく思います。シーズンを通してたくさんの応援をいただき、ありがとうございました」

優勝した篠原選手のコメント
「富士最終戦で両ラウンド優勝し、Saturday Series、Sunday Seriesのドライバータイトルとエントラントタイトル獲得の最高な形で1年間を締めくくることができました。
昨年はスタートのミスが多く、グランバレイ様と出会ったことでデータ解析の重要さを感じ、2シーズンかけてのデータ解析でスタート・ミスを大幅に減らすことができました。その意味では、今年、データを活かせた1年でもありました。
これはドライバーとして個人的に嬉しい部分のお話なのですが、ハンデウエイトを積んだ状態でも多くのコースレコードを記録する事ができました。もちろん季節的な要因が多いという事もありますが、ウエイトを積んでいても高次元で走れるマシンに仕上がったのはこのデータ解析とチーム関係者の皆様のお陰です。
今年もこのような経験を作っていただいたグランバレイ様に、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!」

グランバレイ「モータースポーツアナリティクス」の取り組み
グランバレイは将来のITのために、研究開発の一つとして「モータースポーツアナリティクス」に取り組んでいます。弊社が長年蓄積をしたデータの可視化技術をモータースポーツ分野に応用。ラップタイム分析を基にしたレース戦略へのアドバイス、車両走行データとオンボード映像の解析などモータースポーツアナリティクスを通じて、1/100秒を競うプロレースの世界でチームを優勝に導くための支援を行っており、新たな「Sports Tech」ソリューションの開発を目指しています。

弊社の本取り組みについては、以下のURLをご覧ください。
https://www.granvalley.co.jp/about/about_race_analytics

篠原選手が支えたレースアナリティクスの軌跡をまとめた記事もご覧いただけます。
「データ分析で支えた優勝までの軌跡」
https://www.granvalley.co.jp/race_analytics_tcrjapan_okayama

【グランバレイ株式会社について】
グランバレイは、顧客視点とベンダーニュートラルな立場で、AI(人工知能)や機械学習、データ分析を通してお客様が直面する課題を解決する「データ×経営のプロフェッショナル」集団です。ERPやCRM、センサーから生成されるビッグデータなど、さまざまなデータから集約した「Data Sources」から、「Analytics」「AI(人工知能)」を駆使し、ビジネス上の隠れた法則や未知の知見を発見し照らし出します。私たちは、データ×経営のコンサルティングを通して、データ駆動型の経営変革と経営改善を実現します。
詳しくは、https://www.granvalley.co.jp をご覧ください。

Audi Team Hitotsuyamaについて】
1990年にHITOTSUYAMA RACINGとして全日本ツーリングカー選手権に初参戦。その後、全日本GT選手権(現SUPER GT)、全日本スポーツカー耐久選手権(Japan Le Mans Challenge)を経て、2009年からSUPER GTに戻ると同時に、Asia Le Mans SeriesやGTアジアにも参戦し、2011年、レース車両をAudi R8 LMSに変更、スーパー耐久ST-Xクラスでシリーズチャンピオンを獲得するなど、華々しい戦歴を残す。2014年からは、アウディジャパン株式会社とパートナー契約を結び、アウディスポーツの支援を受け、SUPER GTでのチーム名をAudi Team Hitotsuyamaとし、2019年よりTCRジャパンにも参戦。現在に至る。
詳しくは、https://hitotsuyamaracing.netをご覧ください。

【報道発表に関するお問い合わせ先】
グランバレイ株式会社
マーケティング
TEL :03-3230-1133

※ その他の記載された会社名・製品名は、各社の登録商標または商標です。
 

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