公益財団法人日本スポーツ協会のプレスリリース
スポーツを「する」「ささえる」「みる・表現する」ための環境づくりを行うJSPO(正式名称:公益財団法人日本スポーツ協会 東京都新宿区/会長 伊藤雅俊)では、去る6月21日に開催された令和元年度日本スポーツ協会定時評議員会において、泉 正文日本スポーツ協会副会長兼専務理事が日本スポーツ少年団の新たな本部長に就任いたしました。
このたび、日本スポーツ少年団本部長に就任した泉正文です。全国約3万1千団、団員・指導者あわせ約87万人を抱える、わが国最大の青少年スポーツ組織に携われることを光栄に思っています。
さて、昨今は子どもの数の減少のみならず子どものスポーツ離れも叫ばれており、子どもたちのスポーツを取り巻く環境は厳しいものになっています。しかし、スポーツ少年団は「スポーツ基本計画」や「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」にもその重要性が示されるなど、社会からの期待は非常に大きいものとなっています。
これは、1962年のスポーツ少年団創設以来、子どものスポーツ活動への入口としてスポーツ少年団が果たしてきた役割への高い評価の表れであり、これまでスポーツ少年団に関わってきた方々のご尽力の賜物です。
来年度(令和2年度)からは、スポーツ少年団に指導者登録される方は日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格保有者となり、スポーツ少年団で養成する指導者もスポーツ指導者制度に新設される「スタートコーチ」となるなど、スポーツ少年団は大きな転換点を迎えています。「自発的にスポーツに取り組む子どもたち」に対してスポーツの楽しさをしっかり伝えていくことが、スポーツ少年団が果たすべき社会的責任であると考えています。これからも「一人でも多くの青少年にスポーツの歓びを提供する」、「スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる」、「スポーツで人々をつなぎ、地域づくりに貢献する」という理念を大事にし、スポーツ少年団の発展がジュニアスポーツ全体の発展につながるよう尽くしてまいります。
◆JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)について
JSPOは、1911年7月に「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向上」を目的に、大日本体育協会として創立。日本体育協会を経て、2018年4月1日、現在の名称となりました。
JSPOでは、国民体育大会や日本スポーツマスターズなど各世代を網羅したスポーツ大会の開催、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブなどスポーツをする場の創出、スポーツの楽しみをサポートするスポーツ指導者の育成、最新の医・科学に根差したスポーツの推進など、誰もが自発的にスポーツを「する」「ささえる」「みる・表現する」ための幅広い事業を展開しています。また、わが国スポーツの統一組織として、国や60を超える競技団体、47都道府県スポーツ・体育協会など、様々なスポーツ関連団体・組織や個人と連携しています。
2019年の大河ドラマ「いだてん」で、主人公を導く重要な役回りとして登場する嘉納治五郎はJSPOの初代会長であり、JSPOは「いだてん」の舞台でもあります。