公益財団法人日本サッカー協会のプレスリリース
JFAは「世界のなでしこになる」というなでしこvisionの下、日本サッカーに関わるすべての人々と共有し、遂行する三つの目標(※)を定め、日本女子サッカーのさらなる発展に向けて取り組んでいます。そして、女子サッカーを通じて女性が輝く社会を実現させたいと考えています。こうした取り組みの一環としてJFAは2019年からピンクリボン運動に参画し、乳がんに対する社会の関心を高めるべく、啓発活動などを行ってきました。
今年はなでしこリーグと共にこの活動を推進することとし、10月18日(日)に開催されるJFAガールズフェスティバル(高円宮記念JFA夢フィールド)や同日に全国で開催されるなでしこリーグの各試合会場で上記のバナーを掲出するほか、選手と審判員がピンクのアームバンドを着用して啓発活動に努めます。また、10月に予定しているなでしこジャパンのトレーニングキャンプにおいても、SNS等で選手らのピンクリボンの取り組みを発信します。さらに今年は、公益財団法人日本対がん協会の協力の下、なでしこリーグ所属クラブの選手に対するオンライン形式の勉強会に加え、フェスティバル会場ではパンフレットやバッジといった啓発アイテムの配布、マネキン触診体験など、より専門的な知見を得てこの活動に取り組みます。
本活動の様子はJFA公式Webサイト「JFA.jp」内特設ページにてご紹介してまいります。
http://www.jfa.jp/social_action_programme/pinkribbon2020
JFA 田嶋幸三 会長 コメント
WEリーグの「Women Empowerment」にあるように、私たちは女子サッカーを通じて女性の社会進出や女性が輝く社会を推進したいと考えています。女性活躍社会の実現には、全ての女性が心身ともに健康で、生き生きと活動できる環境を広げることが大切です。JFAは女子サッカーを通じて乳がんに対する理解を促進すべく、今年も「ピンクリボン月間」の啓発活動を行ってまいります。
JFA 今井純子 女子委員長 コメント
JFA女子委員会では、なでしこvisionで目標に掲げる「女性が輝く社会の実現」のために、サッカーを通じて様々な女性支援に取り組みたいと考えています。今年は、2021年秋のWEリーグ開幕を見据え、女性リーダーシップ研修やAssociate-Proライセンス講習会を開設、具体的な女性活躍支援に着手しました。このピンクリボン運動を通じて、男女を問わず多くの方が乳がんという病気に関心を持ち、この問題に向き合うきっかけとなることを願っています。
なでしこリーグ 岩上和道 理事長 コメント
なでしこリーグの選手はその多くが20代、30代ということで、乳がんに対して大きな心配を感じる年齢層ではないかもしれません。しかし、他人事として横に置くのでなく、正しく理解して正面から向き合い、自分なりに考えて行動に移していく、そんなきっかけにしてほしいと思います。女子サッカー選手が社会との接点を大事にしながら、日本の輝く女性の象徴になれるように、この取り組みに関わって頂きたいと思います。
※「1.サッカーを女性の身近なスポーツにする」 「2.なでしこジャパンが世界のトップクラスであり続ける」 「3.世界基準の『個』を育成する」