企業・学生アスリート・協会が連携した新たなパートナーシップモデルを発表

ニールセン スポーツ ジャパン株式会社のプレスリリース

世界最大規模のスポーツマーケティングリサーチ&コンサルティング会社ニールセンスポーツ(日本法人:東京都港区)と一般社団法人日本ラクロス協会(所在地:東京都中央区)は、パートナー企業と連携した取組を通じて社会価値を創造する新たなパートナーシップモデルを開発いたしましたのでお知らせいたします。

新型コロナウイルスの影響により東京2020オリンピック・パラリンピックは2021年に延期され、その他全てのスポーツ大会、リーグが中止、もしくは開催延期を強いられ、スポーツ界は大きな打撃を受けています。また企業のスポーツに対する投資は見直され、その意義や目的について厳しく評価されるようになっています。各スポーツ団体でも、予算の見直しのみならず、新たな収益源の確保にも日々頭を悩ませる状況です。このような背景の中、ニールセンスポーツと日本ラクロス協会は、連携して進めているプロジェクト(2020年5月27日発表)の一環として、それぞれの持つアセットを最大限活かし、ラクロス界や協賛パートナーだけでなく社会に対しても貢献できるような新たなCSVモデルのパートナーシップを開発いたしました。スポーツの持つ本質的な役割、価値を明確にし、その価値に共感するパートナーと連携していくことで、両者だけでなく社会に対しても貢献できるような取組を実施していきたいと考えております。スポーツ界の新たな事業化モデルとして成功させることにより、スポーツ界全体の発展、活性化を実現して参りたいと思います。

■プロジェクトゴール・目標:

  • 学生アスリートの参画による社会課題解決(3つの重点領域)と、パートナー企業価値の向上

 ■パートナー企業のメリット(主な権益):

  • 大学ラクロス部員へのマーケティング調査(アンケート調査)呼称権・ロゴ使用権 /サンプリング権 など

 ■主な取組内容:

  • 年4回の大学ラクロス部員に向けたアンケート調査、学生の社会課題に対する意識・実態の把握(※)
  • 企業と学生の社会課題に対する共創領域の探索
  • プロジェクトによる社会課題解決に向けた実践(アクティベーション案の検討)  
  • 効果検証(『共有価値』の可視化、パートナー企業価値など)

ラクロスの強みを活かして取り組む社会課題の3つの重点領域と取り組み意義

  1. 大学アスリートの価値向上(学業と競技の両立、卒業後のキャリア、選手生活の継続など)

    • 大学スポーツの持続可能な発展と選手の競技面の向上に加え、社会課題に目を向け、自主的に行動し、社会をリードできる人材の輩出を目指します。
  2. ダイバーシティ推進(女性の社会参画・活躍、女性アスリートの環境整備、LGBTなど)

    • ジェンダーや国籍などに関わらず一人ひとりを尊重し、全ての人間が活躍できる環境の実現を目指します。
  3. グローバル化の推進(語学力、異文化理解力、主体性、コミュニケーション力など)

    • 様々なバックグラウンドを持った人との繋がりを大事にし、幅広い視点と柔軟性のある人材の輩出及び、国際色豊かな社会の実現を目指します。

3つの重点領域を軸にしながらも、パートナー企業様の事業領域を考慮した上で、テーマを設定していく予定です。

一般社団法人日本ラクロス協会
理事 兼 CSO(最高戦略責任者)マーケティング委員会委員長 安西 渉のコメント

「消費者の関心が所有から体験・共感に移行している中、ラクロス界にとってCOVID-19はスポーツの価値を再考するきっかけとなりました。スポーツは、COVID-19の中不要不急であるとされましたが、ヒトのQOLにとっては価値があるものだと我々は信じています。このQOLの観点でも、スポーツとアスリートが持つ社会的意義は増加し続けています。今後は、さまざまな社会課題や経営課題がスポーツの文脈で解決されることが当たり前になり、歴史がまだ浅く先進的なカレッジスポーツであるラクロスが果たす役割も大きくなっていくと考えています。そんな時代を見据えいち早く動き出そうとしている企業様とのパートナーシップを通じて、スポーツが社会課題を解決する新しいモデルケースを作っていきたいと思います。」

ニールセン スポーツ ジャパン株式会社
執行役員 副社長 兼 クライアントサービス・ビジネスディベロップメント統括本部長 本庄 健人のコメント

「昨今、企業のスポーツへの投資意義が、マーケティング・販売促進などの短期的な経済的価値に加え、社会的価値を創造して企業価値向上に寄与する長期的な貢献へと変化しつつあります。消費者側に目を向けても、COVID-19の影響により、価値観やライフスタイルの変化が一層加速しています。このような大きな社会の変革点においても、ラクロス協会の持続可能な組織経営・収益基盤の強化を実現するために、協会が保有する最大アセットであるアスリートの価値に着目し新たな権利開発に至りました。今後は、弊社の強みである第三者機関としての客観性を活かし、企業とスポーツ団体が掲げる共有価値の明確化と可視化に取り組み、パートナー効果の最大化を実現し、ひいては企業が今まで以上に協賛意義を明確にもてる環境整備と、更なるスポンサーシップ市場の活性化に尽力いたします。」

※大学ラクロス部員に向けたトライアル調査を2020年6月に実施。調査結果を3回に分けて発表しております。

第1弾:「大学生ラクロスアスリート お金の実態」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000049751.html
第2弾:「大学生ラクロスアスリート コロナで変化した就職への価値観」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000049751.html
第3弾:「大学生ラクロスアスリート SNSの使い分け実態」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000049751.html

調査結果をまとめたレポートを無償でご提供しております。ご希望の方は末尾のお問い合わせ先までご連絡ください。

 

一般社団法人日本ラクロス協会は、日本で最初のラクロスチームができた翌年の1987年に設立。2018年には日本ラクロスの国内統括団体として一般社団法人の登記を行い法人化。全国の男女約350チーム、競技人口約17,000人が当協会に会員登録。延べ競技人口は約100,000人。近年、小中学生に向けての普及イベントを多数実施し、競技人口は増加中。2025年/2026年のラクロス世界大会の日本開催、及び、2028年のロサンゼルスオリンピックの競技化を目指し、国内外でのラクロス普及活動を展開。公式サイト:https://www.lacrosse.gr.jp/

ニールセン スポーツ ジャパン株式会社は、世界最大規模のスポーツマーケティングリサーチ&コンサルティング会社ニールセンスポーツの日本法人です。スポンサーシップに関するデータ分析及びファンインサイトを基に、様々なステークホルダーの事業拡大を支援。アメリカ4大スポーツや欧州サッカー、各世界大会など、グローバルでは1,400以上のクライアント、15,000以上の案件に携わっており、日本では、Jリーグやプロ野球球団をはじめとするスポーツライツホルダー、国内外の大会・イベントに協賛する企業、その他代理店や行政とも契約しています。スポンサーシップを評価するグローバルスタンダートとして世界中で事業を展開しています。詳細はhttp://nielsensports.com/jp/をご覧ください。

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