【開志学園高等学校】女子硬式野球部 創部8年目、悲願の初優勝!

NSGグループのプレスリリース

NSGグループの開志学園高等学校 女子硬式野球部は、今年開催することができなかったヴィーナスリーグの代替として企画された「KWBF高等学校女子硬式野球大会(関東女子硬式野球連盟主催)」において、創部8年目で悲願の初優勝を果たしました!

新型コロナウイルスの影響で、全国大会の春大会(選抜大会)、夏大会(選手権大会)、ヴィーナスリーグなど、全ての大会が中止となる中、今年開催することができなかったヴィーナスリーグの代替として企画された「KWBF高等学校女子硬式野球大会(関東女子硬式野球連盟主催)」において、当校が創部8年目で悲願の初優勝を果たしました。

指導者陣は、自らが甲子園出場経験もあり、現役のプロ野球選手を弟に持つ 漆原大夢 監督。本校女子硬式野球部の一期生で、今年度より社会科教諭として母校に赴任した柏倉悠起奈コーチ。4年前、女子硬式野球部を日本一のチームにしたいと管理職に直談判し、年度途中で部長に就任、生徒のよき相談相手で涙もろい山岸佳部長の3名体制。 

 

日本一を目指して、全国各地から集まった本校女子硬式野球部の生徒は総勢38名。大半の生徒が親元を離れ、寮生活を送っています。(新潟7名、東京12名、神奈川7名、埼玉2名、栃木1名、山梨1名、長野2名、宮城1名、秋田3名、青森1名、滋賀1名)。
キャプテンは、青森県出身の髙嶋莉鈴(3年生)。現3年生は、漆原監督が就任して、自ら初めてスカウト活動を行って集まってくれた生徒たちであり、今年で完成年度を迎えました。

昨年の夏の全国大会(選手権大会)は2回戦で敗退し、悔し涙を流した現2、3年生。新チームで臨んだ全国ユース大会においても初戦敗退。現3年生の思いを背負って臨んだ現2年生のみが参加できるU16チャレンジマッチトーナメントにおいても決勝進出は叶いませんでした。
その後、キャプテンの髙嶋を中心に生徒たちが自らミーティングを重ね、生活面、学習面も含めてそれぞれが改めて自己を見直すことで、より高い意識づくりと新たなチーム作りを図り、冬の厳しいトレーニングに励んできました。

それぞれの思いを書き初めに託して迎えた新年、これまで以上の気迫と技術の向上を感じながら多くの県外遠征を予定するも、新型コロナウイルスの感染拡大によりすべてが中止となりました。活動自粛期間が続く中で、春の全国大会(選抜大会)の中止が発表され、その後の休校措置を受けて、寮生は帰省を余儀なくされましたが、生徒全員が離ればなれになる中でも、漆原監督は毎週全生徒とやり取りを続けていた「野球ノート」をスマートフォンで行い、キャプテンの髙嶋はLINEを通じて常に全員と連絡を取り続けました。
その後、学校再開とともに部活動も実施できるようになりましたが、その2日後には再びの自粛要請が出て、関東女子硬式野球連盟が主催するヴィーナスリーグの中止、夏の全国大会(選手権大会)の中止が相次いで決まりました。

3年生の最後の活躍の舞台を模索していた中で、生徒たちに希望を与えてくれたのが、株式会社エイジェック主催の「女子硬式野球交流戦 栃木さくらカップ2020」と今回、優勝した関東女子硬式野球連盟主催の「KWBF高等学校女子硬式野球大会」でした。
これまでの悔しさと感謝の思いを持って臨んだ「女子硬式野球交流戦 栃木さくらカップ2020」では、上位進出は果たせなかったものの、生徒たちは各試合での反省点を前向きに捉え、数日後に開催される3年生全員で臨む最後の大会「KWBF高等学校女子硬式野球大会」に向けて準備を進めていました。 

「KWBF高等学校女子硬式野球大会」の予選リーグは、予備日も含めて6日間日程で、本校は1日目と6日目に試合が組まれました。1日目の2試合を勝利で終えた直後、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、一時は出場辞退も検討しました。 

 

生徒たちはそれぞれの思いを手紙にして再び自らの気持ちを整理していました。指導者陣と管理職で話し合いを重ねた結果、3年生+ベンチ入りメンバーで参加すること、また新潟に戻ってから、参加者全員が一定期間の健康観察期間を設けるなどの感染症予防対策を、学校、生徒、保護者全員が承諾して行うことで、出場を続けることになりました。
 その結果、生徒たちは、これまで野球を続けてきた自らの思いを振り返り整理し直したことにより、一段と大会に懸ける情熱が高まり、チームの結束力が強くなりました。

そして、迎えた準決勝戦、相手は、全国優勝7回と最多優勝回数を誇る埼玉栄高等学校。先制された、緊迫したゲーム展開の中、エース竹村投手の熱投で、2-1で勝利をもぎ取りました。

引き続く決勝戦は、わずか一時間足らずの後に開始されました。40度を超える猛暑の中での試合で、疲労困憊の極限状態にありました。相手は、プロからスカウトされている、好投手を擁するクラーク国際高等学校でした。その強豪相手に、先取点を許すも、先発投手柳沼、抑え投手竹村を援護すべく、野手陣の連続長短打で猛攻を浴びせ、9-1の大逆転で、初優勝をつかみ取りました。生徒の執念が実った瞬間でした。

生徒たちは、新潟に残った生徒のためにも、出場を認めてくれた校長先生のためにも、これまで支えてくれた多くの人たちのためにも、大会を企画し、運営してくれた多くの人たちへの感謝の思いとともに、これまで以上に熱い気持ちを持って大会に臨み、見事、優勝を果たしました。

●KWBF高等学校女子硬式野球大会
大会期間:8月8日(土)~16日 (日)
大会会場:加須きずなスタジアム(埼玉県)
主  催:関東女子硬式野球連盟
大会形式:予選リーグ→ 決勝トーナメント
出場高校:叡明高等学校(埼玉)、作新学院高等学校(栃木)、開志学園高等学校(新潟)、埼玉栄高等学校(埼玉)、秀明八千代高等学校(千葉)、花咲徳栄高等学校(埼玉)、駒沢学園女子高等学校(東京)、横浜隼人高等学校(神奈川)、クラーク記念国際高等学校仙台キャンパス(宮城 *本校は北海道)

【大会結果】
<予選リーグ:Bリーグ>
●横浜隼人高等学校
000 000 0|0
020 012 ×|5
○開志学園高等学校

●駒沢学園女子高等学校
000 010 1|2
100 211 ×|5
○開志学園高等学校

○開志学園高等学校
001 000 0|1
000 000 0|0
●秀明八千代高等学校

●叡明高等学校
000 00 |0
013 0× |4
○開志学園高等学校
(雷鳴により5回コールド)

<決勝リーグ>
準決勝
○開志学園高等学校
000 110 0|2
100 000 0|1
●埼玉栄高等学校

決勝
●クラーク記念国際高等学校仙台キャンパス
000 100 0|1
000 351 ×|9
○開志学園高等学校

学校法人大彦学園 開志学園高等学校
所在地:新潟市中央区弁天橋通1丁目4-1
URL:http://www/kaishi.ed.jp

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