株式会社主婦の友社のプレスリリース
「うそでしょ? なんでわたしの体、動かないの?」
おてんばなスポーツ少女が、高1のある日、重い障がいを負い、車いす生活に。歩くこともままならないはがゆさ、変わってしまった人々の視線にふさぎ込む日々。そのころは誰も想像しなかった――彼女がたった数年後、パラリンピックに出場を決めるパラアスリートになるなんて。
株式会社主婦の友社は、6月24日、パラカヌー日本代表として、リオ2016パラリンピック競技大会に出場し、東京2020パラリンピック競技大会への出場が内定した瀬立モニカ選手の自伝本『パラアスリートの折れないココロのつくりかた』https://www.amazon.co.jp/dp/4074440105 を発売いたしました。
メダルへの期待も高く、TVやCM出演でもますます注目を集めるモニカ選手。彼女の困難に負けず、前向きに力強く毎日を楽しむ「笑顔の秘訣」がわかる1冊です。
- 高1で「胸から下が動かせない」重い障がいをおって
はじけるような明るい笑顔が印象的なモニカ選手。現役大学生として筑波大学で学びながら、パラリンピックに向けてトレーニングに励み、国内外の大会で上位入賞を続ける23歳。
そのパワフルな姿に、多くのファンが魅了されています。いつでも前向きで明るいモニカ選手ですが、高1で障がいをおった直後は、落ち込み、内にこもる日々が続いたといいます。
幼い頃からスポーツが大の得意で、国体出場を目前に控えていた高1の少女に、突然の脊髄損傷による下半身麻痺という現実は、あまりにも重く厳しいものでした。
- 母やコーチ、医師、地元の人々の支えで取り戻した笑顔
ココロが折れかけた少女・モニカが、パラカヌーという夢に出会い、パラリンピックでメダルを目指すようになるまでには、周囲の人々の支えがあったといいます。「暗い部分は僕たちが引き受けるから、前だけを見て歩いていってください」と励ました担当医師、モニカ選手を「元気なふつうの子」としてパラリンピックへと導いたパラカヌーのコーチ、モニカ選手が頑張る姿に感銘を受けて地元のカヌークラブの活動を支え、自らも路上生活から自立しながら、突然逝ってしまった“村長”……。
なかでもモニカ選手のココロを未来へと動かしたのは、母子ふたりきりの家庭で、看護師として働きながら一人娘の成長を応援してきた母・キヌ子さん。娘の気持ちを思い、娘の前では一度も涙を見せないようにしたというキヌ子さん。その母の「笑顔は副作用のない薬」という言葉に、自分から笑顔をむけることの大切さに気づいてから、周囲との関係がポジティブに変わったとモニカ選手は語ります。周囲の支えから得た自らの「気づき」もまた、モニカ選手を前に進ませました。
- 困難に折れそうなとき、前を向くヒントをくれる「ココロの実用書」
困難に直面したとき、どうやって前を向くか……モニカ選手が自らの体験から得た、折れかけたココロを修復し、苦しみを乗り越えるためのヒントがつまった本書。ふりがなつきで、子供から大人まで、手に取りやすい1冊です。スポーツを志す人、心身の障がいについて悩み考えている人、そして困難にココロが折れそうな人に。ダイバーシティを考えるきっかけにも。
【瀬立 モニカ(セリュウモニカ)】 1997年11月17日、東京都江東区に生まれる。高校1年の時、脊髄損傷の障がいを負い、車いす生活に。高2からパラカヌーを始め、パラリンピックを目指す。2016年リオデジャネイロパラリンピック8位入賞。19年世界選手権で5位入賞し、東京パラリンピック出場に内定した。
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