オーストラリア大使館 商務部のプレスリリース
オーストラリア政府が2019年~2020年に日本で展開するスポーツ外交キャンペーン「AUS+RALLY」(オーストラリー)の公式パートナー第1号に、神奈川県小田原市が決定しました。これを受け、リチャード・コート駐日大使が、ラグビーワールドカップ開幕100日前にあたる6月12日(水)、東京都港区の弊大使館にて加藤憲一市長に認定証を贈呈しました。
小田原市は2019年のラグビーワールドカップで事前キャンプ地として、オーストラリア代表チーム「ワラビーズ」を受け入れるほか、2020年の東京オリンピックでは7人制ラグビーの代表チームを受け入れます。また、友好都市であるノーザンビーチ市(旧マンリー市)とは1991年から30年近く、中高生のホームステイを通じて交流を続けており、オーストラリアと深い関係にあります。
「AUS+RALLY」キャンペーンは、オーストラリアラグビー協会ならびにオーストラリアオリンピック・パラリンピック両委員会と連携し、2019-2020年の期間中、スポーツ界のオーストラリア代表選手らで構成する「チーム・オーストラリア」の日本での活躍を称える取り組みで、今年4月にスタートしました。交流やイベントのプログラムを通じ、新規および既存のスポーツ外交活動を一つに取りまとめるほか、世界的なスポーツイベントを主催する日本から発信される重要なレガシーを支援してまいります。
世界的なスポーツ大会に向けてキャンペーンのパートナーとして「チーム・オーストラリア」を支援いただく団体は、「Friends of Australia」として認定されます。今後、大使館と連携してイベント情報などを活発に発信し合い、全国に「チーム・オーストラリア」の応援の輪を広げていきます。
小田原市の認定について、リチャード・コート駐日大使は次のように述べています。「AUS+RALLY キャンペーンのFriends of Australia の第1号として、小田原市を認定させていただき光栄に思います。ラグビー代表チームの日本における拠点として温かく迎えていただくなど、チームオーストラリアへの皆様の熱いご支援に感謝申し上げます。スポーツの力を通じて、将来に向けて小田原とオーストラリアの関係が強化されることを期待しています」
小田原市の加藤憲一市長は次のように述べています。「小田原市をスポーツ外交キャンペーンの公式パートナー第1号に選んでいただき、大変うれしく思います。オーストラリア代表チームの皆様を万全の態勢でお迎えできるように準備し、公民が連携して機運醸成や応援のためにさまざまな取組を実施してまいります。ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックでの代表チームの選手の皆様のご活躍を心から願っています」
「AUS+RALLY」キャンペーンについて
世界のトップ選手らが次々に来日する中、スポーツを通じた日豪交流でこれほどふさわしい時期はありません。2019年から2020年にかけ、スポーツはイノベーションやライフスタイル、教育、食、文化などあらゆる分野で両国が称え合う際の呼び水となり得ます。オーストラリアの魅力を共に解き明かす『AUS+RALLY』キャンペーンを応援してください!
「AUS+RALLY」キャンペーンの背景
「AUS+RALLY」キャンペーンは、オーストラリア大使館によるスポーツ外交キャンペーンで、2019-2020年、オーストラリアラグビー協会ならびにオーストラリアオリンピック・パラリンピック両委員会と連携して実施されます。キャンペーン名は、国名のオーストラリアと「チーム・オーストラリア」に声援を送る際のかけ声(RALLYING CALL)を掛け合わせて生まれました。数々の世界的なスポーツイベントの日本開催を支援するために、交流やイベントのプログラムを通じ、新規および既存のスポーツ外交活動を一つに取りまとめていきます。
オーストラリアは地域における緊密なパートナー国として、すでに日本との間にスポーツを通じた深い絆や健全なライバル関係を築いています。豪日交流基金を通じ、オーストラリアは1970年代から80年代にかけて、ライフセービングやタッチフットボールを日本に紹介する上で大きな役割を果たしました。それ以来、両国のスポーツ界では、大会の開催や選手の派遣を通じた交流が絶えず行われてきました。両国の代表チームが日本国内外で2017年と2018年の間に対戦した試合の数は23にも上ります。この期間、11のオーストラリア代表チームが日本を訪れる一方、野球やテニス、ゴルフ、サーフィンなどの競技では日本から多くのトップ選手がオーストラリアに渡り、合宿や試合に臨んでいます。
ワラビーズと神奈川県小田原市について
小田原市は、ノーザンビーチ市と友好都市関係にあったため、世界トップレベルを誇るオーストラリアの男子ラグビー代表チーム「ワラビーズ」の事前キャンプ誘致を決定しました。応募した9都市から小田原市が選ばれ、小田原市とヒルトン小田原リゾート&スパ、オーストラリアラグビー協会の三者は2018年8月、ラグビーワールドカップと東京オリンピック・パラリンピックに向け、小田原市をオーストラリア代表チームの公式トレーニング拠点とする覚書を締結しました。
これを受け、ワラビーズが2018年10月~11月に城山陸上競技場などでキャンプを実施したほか、女子7人制ラグビー代表が今年7月下旬に1週間、トレーニングのために滞在する予定になっています。ワールドカップ開幕直前の今年9月中旬に、ワラビーズの事前キャンプが実施されます。選手による学校訪問や両国の経済関係者の会合など、民間の交流も活発に行われています。
小田原市では特設ウェブサイトを通じ、ワラビーズのチーム紹介や最新ニュースを発信しています。
https://odawara-wallabies.jp/