株式会社エスエスケイのプレスリリース
ロアッソ熊本の浅川隼人選手が着用するサッカースパイクをサポーターに提供してもらい、ヒュンメルはその売上などで社会貢献活動を共に行う。『Hayato Dream Project』と名付けた活動のひとつがこのスパイクをきっかけにする企画だ。これに続き浅川選手が進めているのが、スポーツの力を地域に還元し、SDGsを見据えたアスリート食堂である。
トレーニングよりも回数の多い『食』の重要性
4月23日(木)締め切りのクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/237615)で進めているアスリート食堂は、All-in方式で実施するため、目標金額に満たない場合でも食堂はオープンする。そこまで強い想いで進めている食堂の店名は、『chabudai』という。食の常識をひっくり返す意気込みが込められている。
浅川選手は、Y.S.C.C.横浜2年目となった昨シーズン、試合の2日前まで玄米食で糖を抜き、そこから白米にして糖を入れるカーボローディングを実施。糖は頭を動かすエネルギーになるため、集中力が増し、体重も安定。キレのある動きが1試合を通してできるようになった。その結果、浅川選手はシーズン13得点を記録。チーム過去最高となるシーズン12勝、13位に貢献した。
「トレーニングって多くて2回。でも食事は1日に3回ある。『食べること』ってアスリートにとって大事で、自分自身に向き合えるもの。ただ、すぐに効果が出るものではなく、1年間の積み重ねで結果が出てくるもの」と語る。さらに、オフィシャルの食堂がないロアッソ熊本の強化に繋げたり、Bリーグの熊本ヴォルターズをはじめとした他競技との連携も見据え、『アスリート×食』で、熊本県を盛り上げようと計画している。
地域に根差した交流の拠点からSDGsへ
「『日本一地域に根差したクラブづくり』という理念に共感して、今季ロアッソに移籍しましたが、そもそもロアッソは、地元の人たちと手を取り合って活動をしていくクラブチーム。アスリート食堂には、健康食を取りそろえるので、子どもからお年寄りまで3世代が集える場所になれるし、アットホームな交流で笑顔と学びが生まれます」と地域と世代を繋ぐ場所を目指している。
「僕自身、『夢を追いかけられる環境をつくりたい』っていう夢があって、今回のプロジェクトもクラウドファンディングを足がかりに進めようとしています。さらに食堂での取り組みはSDGsを想定しています。持続可能な社会は、将来的に世界中で達成しないといけない目標。地産地消で、規格外野菜を活用し、『住み続けられるまちづくり』を、食育セミナーや農家での農業体験会で、『質の高い教育』など、SDGsの17ある目標のうちのいくつかを指標にして、小さな食堂でも未来のためにできることをしていきたい」と将来も見据える。
アスリート食堂『chabudai』(熊本市東区長嶺西1-6-106)は、ロアッソ熊本のホームスタジアム『えがお健康スタジアム 』から車で約10分。「試合後に選手と交流するなど、選手を身近に感じたり、アスリートの食事を学んだ親御さんが子どものためのアスリート食をつくるきっかけにしてもらったり。この食堂が皆さんとともに夢を追いかけられる場所になったら嬉しいですし、それを叶える場所にしていきたい。多くの人に賛同してもらえたら」と語った。
浅川隼人選手について
1995年5月10日生まれ、千葉県出身、178cm/72kg。ジェフユナイテッド市原・千葉のアカデミー出身で、八千代高校、桐蔭横浜大学を経て、2018年J3リーグのY.S.C.C.横浜に入団。ルーキーイヤーは出場試合0ながら、練習試合で結果を残し、2019年シーズンに32試合13得点と飛躍。2020年シーズンは同じくJ3のロアッソ熊本に移籍。SNSを駆使し、社会へのアクションを起こすレンタルJリーガーとしても知られる。
【OFFICIAL WEBSITE】https://hayatoa.official.ec/