FREERIDE WORLD TOUR 2020最終戦(スイス、ヴェルビエ)中止

FWTジャパン株式会社のプレスリリース

新型コロナウィルス感染症拡大に関する現状を踏まえ、FREERIDE WORLD TOUR 2020の決勝戦とすべての予選大会(FWQ)およびジュニア大会(FJT)を中止を決定

Freeride World Tourの国際競技連盟FWT Management S.A.(スイス)は、スイス ヴェルビエで開催予定であったFREERDE WORLD TOUR 2020年の最終戦(Verbier Xtreme)および同会場で実施される予定だった予選大会およびジュニア大会の中止を決定いたしました。

新型コロナウィルス感染症拡大を受け、スイス政府は3/13(金)にスキー場を含む100人以上が入る施設の運営をストップする措置を発表しました。

フリーライドワールドツアーの優先事項は、アスリートとスタッフの健康と安全を確保することであり、この状況での開催は難しいと判断しました。

 

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FREERIDE WORLD TOUR 2020は下記日程で開催されました。
1戦目 1/19(日) 日本 白馬
2戦目 2/7(金) カナダ キッキングホース
3戦目 3/3(火) アンドラ オルディノアルカリス
4戦目 3/8(日)  オーストリア フィーバーブルン
※オルディノアルカリス大会 男子スノーボードのみ悪天候のためフィーバーブルン会場にて代替え開催
 

2戦目 キッキングホース大会 佐々木悠選手2戦目 キッキングホース大会 佐々木悠選手

 

2戦目 キッキングホース大会終了後の各カテゴリ暫定一位選手2戦目 キッキングホース大会終了後の各カテゴリ暫定一位選手

世界チャンピオンは、終了した4つの大会の結果を反映した現在のFREERIDE WORLD TOUR 2020シーズンランキングから以下のように決定されました。

FREERIDE WORLD TOUR 2020 総合ランキング
【男子スキー】出場23名
1位 Isaac Freeland USA 24160 pts.
2位 Kristofer Turdell SWE 21720 pts.
3位 Andrew Pollard USA 21120pts.

【女子スキー】出場10名
1位 Arianna Tricomi ITA 24000 pts.
2位 Hedvig Wessel NOR 20405 pts.
3位 Jaclyn Paaso USA 16400 pts.

【スノーボード男子】出場9名
1位 Nils Mindnich USA 27000 pts.
2位 Victor De Le Rue FRA 17300 pts.
3位 Sammy Luebke USA 15330 pts.

【スノーボード女子】出場6名
1位 Marion Haerty FRA 30000 pts.
2位 Michaela Davis-Meehan AUS 24000 pts.
3位 Erika Vikander  USA 14700 pts.

日本人出場選手結果
【男子スキー】
17位 佐々木 悠 11820 pts
【女子スキー】
8位 小野塚 彩那 6655 pts.

フルランキングはこちら:https://www.freerideworldtour.com/rankings

昨シーズンの功績を認められ、FREERIDE WORLD TOUR 2020 ワイルドカード(主催者推薦枠)を取得し、世界ツアーに参戦した佐々木悠選手。
ツアー中、上位入賞はならずとも、いくつもの大きなクリフジャンプは全世界に衝撃を与えました。
中でも2戦目のキッキングホース大会では、モンスター級のクリフにて見事にジャンプ、着地を決め、各大会ごと一番素晴らしいジャンプまたはトリックが選出される「PeakPerformance RADICAL MOMENT」に選ばれました。

 

スキー女子では、小野塚彩那選手が昨年に引き続き白馬の予選大会(Freeride HAKUBA 3*)にて優勝し、FREERIDE WORLD TOUR 2020 ワイルドカードを手に入れました。
昨シーズンのツアー大会では実力を発揮しきれずに悔しい思いをした小野塚選手。
昨シーズンは9人中9位だったが、今シーズンは10人中8位と順位を上げました。
3戦目のオルディノアルカリス大会では、女子で唯一スタート直後のクリフにて360にトライし、残念ながら着地を失敗し、スコアは付きませんでしたが、大きく評価されました。今シーズンのツアーを通し、確かな存在感を示しました。

 

 

4戦目 フィーバーブルン大会 小野塚彩那選手4戦目 フィーバーブルン大会 小野塚彩那選手

【Freeride World Tourとは】
FWTは1996年にスイスで第一回大会が行われ、その規模はフリーライドファンの増加と共に拡大。現在は世界で唯一最大のフリーライドの世界ツアーとなりました。2018-2019シーズンは男女・スキー・スノーボード・予選・ジュニア合わせて約5600人の選手が世界を転戦し、合計150程の大会が欧州・北米・南米・オセアニア・アジアで実施されています。

・非圧雪、非人工斜面で行われる最先端のスノースポーツ「フリーライド」の世界一を決める大会。
・ライダーのスコアは、スキー競技、スノーボード競技それぞれ4人のジャッジが、「ライン(滑走ルート)の難易度」「滑走のコントロール」「滑走全体の流動性」「ジャンプ」「基本滑走技術」の5つの基準を踏まえた「総合印象点」で採点されます。基本的な滑走技術はもちろんのこと、自然地形を読む力、自分の技術の限界に近い滑走ラインを選ぶ判断力など、滑走技術のすべてが詰まった競技ともいわれている。
・「Safety First」をモットーに、徹底した安全啓発で世界中にカルチャーを広めている。
・登録選手は約5600人。
・FWTへの予選ラウンドとして「 Freeride World Qualifier(FWQ)」が世界各地で開催されている。FWQ1-4までのカテゴリーを持ちFWQ4が最高位となる。

【フリーライドスキー・スノーボードについて】
フリーライドは、ゲレンデ滑走だけでなく山の自然な地形を楽しむ新しいウィンタースポーツのスタイルで、世界及び日本でも人気が高まっています。特に日本の質の高い大量のパウダースノーは海外で「Japow」(Japan + Powder Snow)と呼ばれ、日本は最高のフリーライド体験が得られる国の一つとして認知されてきています。多様で急峻な山々に短時間で到達でき、大量の積雪がある白馬村は、FWTから「世界でも最高水準の雪山があり、1月中旬に大会が開催できる現在世界で唯一のスキーリゾート」と認められています。

 

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