【実証事例】離島の子どもたちの姿を全国の家族へ

〜新潟県粟島浦村×NTTSportictが取り組むスポーツ映像配信ソリューションを活用した運動会配信の実証実験〜

株式会社NTTSportictのプレスリリース

 島民約300人の新潟県粟島浦村。新潟県村上市からフェリーを使って渡ることができる粟島で唯一の学校である粟島浦小学校・中学校(小中学校合わせて児童・生徒数27名)において、2026年9月5日(土)、株式会社NTTSportict(以下、NTTSportict)は自社のスポーツ映像配信ソリューションを活用した運動会のライブ・アーカイブ配信の実証実験を実施しました。

 地理的な制約や気象条件による影響を受けやすい離島において、スポーツ映像配信ソリューションがどのように地域課題を解決し、家族や関係者をつなぐ架け橋となったのか、その取り組みと成果をご紹介します。

1. 導入の背景と目的

「自治体ピッチ」での出会いから始まった地域課題解決への一歩

 

 本取り組みのきっかけは、自治体と企業をつなぐイベント「自治体ピッチ」における粟島浦村長とNTTSportict担当者との直接対話でした。

 粟島浦小学校・中学校では、離島留学制度を利用して本土から転入した児童・生徒も在籍しています。遠方に住むご家族にとっては現地へ足を運んで学校行事を見学することはなかなか大変であり、「子どもたちの元気に活躍する姿を遠く離れた家族にも届けたい」という強い想いがありました。

 こうした離島ならではの課題に対し、NTTSportictが提供するスポーツ映像配信ソリューション「STADIUM TUBE」に関心をお寄せいただき、粟島浦小学校・中学校の運動会における実証撮影が決定しました。

「STADIUM TUBE」紹介ページ:https://nttsportict.co.jp/serviceplan/

2. 実証実験の内容と当日の反響

プライバシーに配慮した「限定公開」で実施。気象影響によるフェリー欠航時にも対応し「頑張る姿」を安心・リアルタイムに配信

 今回の配信は、一般公開ではなく「視聴ページのURLを知っているご家族や学校関係者のみが閲覧できる限定公開」の形で安全に実施されました。プライバシーやセキュリティに配慮しつつ、関係者間で安心して子どもたちの姿を共有できる環境を整えています。

 運動会当日は、風の影響により午後のフェリーが運休(欠航)となる見込みとなり、現地を訪れていたご家族が午前中の便で帰らざるを得なくなるという、離島特有の交通制約が発生する事態となりました。

 しかし、本実証撮影により「ライブ配信」および「アーカイブ配信」を限定公開でお届けできたことで、急遽途中で出島しなければならなかった保護者様や本土にいるご家族へ、リアルタイムで子どもたちの輝く姿をお届けすることができました。

実際の撮影映像・配信画面キャプチャ

利用者・関係者の声

離島留学生のご家族: 「本土から運動会へ直接参加できない中でも、限定配信の映像を通じてリアルタイムに応援することができました」

当日来島されていたご家族: 「風の影響で午後の便が欠航見込みとなり、午前中のフェリーで帰らなければいけなくなりましたが、配信のおかげで運動会の映像を見届けることができ、本当に助かりました」

 地理的・気象的な障壁を乗り越え、安心・安全な環境下で地域と家族の絆を深める有効なツールとして、高い評価と反響を得る結果となりました。

新潟県村上市から粟島までフェリーで約1時間半。
当日は午前と午後の1日2便が運行されていた。

3. 今後の展開

実証結果をもとに、常設運用や多様な利活用に向けた検討へ

 NTTSportictでは、今回の実証撮影で得られた成果や反響を取りまとめ、粟島浦村へ報告および今後の活用に向けた提案を行っています。

 粟島浦村においては、今回の実証結果や現場のニーズを踏まえ、今後の本格導入や活用方法について検討が進められる予定です。

 例えば、カメラを体育館やベランダなどに常設設置することができれば、校庭での運動会だけでなく、体育館で行われる学校行事や各種スポーツ大会も含めた年間を通じた撮影・配信環境の構築が期待されます。

 あわせて、授業や学校開放事業の映像記録を活用した安全管理やトラブル発生時の証跡確保、忘れ物管理の対応コスト削減など、防犯・安全対策をはじめとする有事の際の利活用についても、自治体側のニーズに応じた展開の可能性を模索・検討してまいります。

今回の実証実験で使用された「STADIUM TUBE Flexi(フレキシー)」について

STADIUM TUBE Flexi 紹介ページ:https://nttsportict.co.jp/serviceplan/flexi/

1. AIカメラ対応外競技のLIVE配信が可能に!

 これまでの「STADIUM TUBE」シリーズでは対応が難しかった、柔道やテニスなど固定アングルでの撮影が求められる競技・種目にも広く対応。現地にスタッフがいなくても、遠隔操作で簡単に配信設定が行えます。

 さらに、複数コートを同時に撮影・配信し、視聴者が任意のコートを自由に選んで手軽に視聴できる環境の提供も可能です。マイページから予約するだけで簡単に撮影配信がスタートし、映像は視聴プレイヤー上で手軽に確認・シェアできます。

対応スポーツ・活用シーン例

ラケットスポーツ(動きの速い競技): 卓球、テニス、バドミントン、スカッシュなど

武道: 柔道、剣道、空手、相撲など

アクションスポーツ: サーフィン、スケートボード、BMXなど

その他行事・イベント: マーチングバンド、各種学校・自治体イベントなど

2. チーム強化、映像授業、防犯など撮影以外のニーズにも対応

 スクールや会議の映像配信をはじめ、マルチアングル配信による映像のリッチ化、施設防犯機能など様々なオプションを用意。スポーツ撮影にとどまらず、スタジアムや学校・練習環境における多様な課題を解決します。

オプション機能のユースケース

安全管理・防犯・有事の証跡確保: 授業や学校開放事業の様子を映像で残すことで、防犯やトラブル発生時の証跡確保、忘れ物確認などの対応コスト削減に貢献。

チーム強化・コーチング活用: AIカメラと組み合わせてマルチアングルで大会・練習映像を配信。複数視点の映像により、試合後の振り返りや高度なコーチングが可能。

保護者向け見守り・オンライン授業連携: スクールの様子を映像化して保護者向け見守りサービスとしてクローズド配信。欠席時の振替授業の代替としても活用可能。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。