特定非営利活動法人モンキーマジックのプレスリリース
2020年3月20日に開催される日本選手権は、初となる福山(広島県)開催で、会場は新設されるエフピコアリーナふくやま(福山市新総合体育館)。
「見えない壁だって、越えられる」をコンセプトに、障害者クライミングの普及活動を通じて、多様性を認めあえるより成熟したユニバーサルな社会の実現を目的に活動する特定非営利活動法人モンキーマジック(東京都武蔵野市、以下「NPO法人モンキーマジック」)代表理事 小林幸一郎は、2020年3月20日(金)、日本パラクライミング協会主催の「パラクライミング日本選手権 2020」に出場します。
昨年2019年の日本選手権で男子視覚障害部門B1クラスで優勝した代表小林
初の福山(広島県)開催となり、大会当日は会場のエフピコアリーナふくやま(福山市新総合体育館)で落成式式典も行われる。
競技カテゴリーには視覚障害・切断障害・神経障害の3つで、さらにその中で障害の程度に応じたクラス分けが行われる。それぞれのクラスで3名以上の出場選手でカテゴリーが成立する。競技はトップロープで、6分の制限時間の中で15mの壁のどこの高さまで登れたかを競う。
昨年の世界選手権で日本選手は金メダル3個、銀メダル3個、銅メダル1個の計7個のメダルを獲得する活躍をしています。
昨年2019年の日本選手権男子視覚障害部門の表彰式の様子
代表小林は目隠しを着用し、記憶したルートとナビのガイドを頼りに登る、視覚障害カテゴリーB1クラスに出場予定。昨年のパラクライミング世界選手権での4連覇に続く、さらなる快挙を目指します。
皆さま、ぜひ会場で応援のほどよろしくお願いいたします。
【大会概要】
パラクライミング日本選手権大会 2020
主催:日本パラクライミング協会
会場:エフピコアリーナふくやま(福山市新総合体育館)
〒168-0064 福山市千代田町一丁目1番2号
観覧料:無料
12:10 開会式 枝広福山市長挨拶
予選ルートのデモンストレーション
12:30 予選開始
2ルートの合計成績上位者が決勝へ進出
17:00 決勝開始
18:30 終了予定
※雨天順延 3月21日(土)
【小林幸一郎プロフィール】
小林幸一郎(こばやしこういちろう)
フリークライマー・NPO法人モンキーマジック代表理事・視覚障害リハビリテーション協会理事
代表を務めるNPO法人モンキーマジックでは、フリークライミング普及活動を通じ、視覚障害者をはじめとした人々の可能性を大きく広げるべく、スクールやイベントを主催することで、多様なな交流の場を創出。障害者理解やその自立支援の実現を目指し、同時によりよい社会、開かれた社会の実現を提唱している。
< 略歴 >
1968年 東京生まれ。16歳でフリークライミングと出会う。大学卒業後、旅行会社、アウトドアメーカーに勤務。
1996年 28歳のとき、目の難病「網膜色素変性症」が発覚。「将来失明する」という医師からの告知。
2005年 NPO法人モンキーマジック設立(同年、アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ登頂)
◆選手権大会実績
2013年 クライミング日本選手権 マムートカップ 男子視覚障害B2クラス 優勝
2014年 クライミング日本選手権 マムートカップ 男子視覚障害B1クラス 優勝
2016年 全日本パラクライミング選手権大会 男子視覚障害B1クラス 優勝
2017年 パラクライミング日本選手権大会 男子視覚障害B1クラス 優勝
2018年 パラクライミング日本選手権大会 男子視覚障害B1クラス 優勝
2019年 パラクライミング日本選手権大会 男子視覚障害B1クラス 優勝
◆世界選手権大会実績
2011年 パラクライミング世界選手権 視覚障害男子B2クラス 優勝(イタリア・アルコ)
2012年 パラクライミング世界選手権 視覚障害男子B2クラス 準優勝(フランス・パリ)
2014年 パラクライミング世界選手権 視覚障害男子B1クラス 優勝(スペイン・ヒフォン)
2016年 パラクライミング世界選手権 視覚障害男子B1クラス 優勝(フランス・パリ)
2018年 パラクライミング世界選手権 視覚障害男子B1クラス 優勝(オーストリア・インスブルック)
2019年 パラクライミング世界選手権 視覚障害男子B1クラス 優勝(フランス・ブリアンソン)
◆参考リンク
日本パラクライミング協会 https://www.jpca-climbing.org/
エフピコアリーナふくやま(福山市総合体育館) http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/sports/172543.html