予選ポールから決勝は室屋義秀との「新旧王者対決」を制す。シリーズ首位・室屋との差は10ポイント、最終第4戦で決着へ
AIR RACE Xのプレスリリース


8月16日(日)、「AIR RACE X 2026年シリーズ」第3戦が行われた。予選から決勝トーナメントまで上位陣が一歩も譲らない展開となる中、頂点に立ったのは昨年のシリーズ王者、パトリック・デビッドソン(南アフリカ/Team 77)。開幕戦4位、第2戦2位と表彰台の頂点にあと一歩届かなかった王者が、予選ポールポジションから決勝までを完璧に走り切り、今季初優勝を飾った。
決勝で敗れた室屋義秀(LEXUS PATHFINDER AIR RACING)は2位。シリーズ首位の座は守ったものの、デビッドソンとの差は10ポイントまで縮まり、シーズンは9月13日(日)の最終第4戦へ、上位4名が優勝を狙える大混戦のまま持ち込まれることとなった。
▶ 第3戦の模様は公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます。
本リリースのポイント
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AIR RACE X 2026シーズン第3戦で昨年の年間チャンピオン、パトリック・デビッドソン選手が予選1位・決勝1位の完全勝利で今季初優勝。
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第2戦の覇者・室屋義秀選手は2位。予選もわずか0.085秒差の僅差で、両者のハイレベルな争いが続く。
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アーロン・デリュー選手が3位、マーティン・ソンカ選手が4位。上位4名の顔ぶれは3戦連続で不動。
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年間ランキングはデビッドソン選手が4位から2位へ浮上。首位・室屋選手との差は10ポイント、3位デリュー選手との差はわずか3ポイント。
予選|0.085秒――王者と日本のエースが極限の攻防
予選を制したのはデビッドソン。62.108のタイムでポールポジションを獲得した。2位の室屋は62.193と、その差はわずか0.085秒。3位には開幕戦優勝のアーロン・デリュー(オーストラリア)が62.781でつけ、上位3名が1秒以内にひしめく極めて緊迫したセッションとなった。
一方、4位のマーティン・ソンカ(チェコ)以下は3秒以上の差。マイケル・トリグヴァソン、エマ・マクドナルドの両選手にはそれぞれ2秒のペナルティが科され、コンディションの読み合いがそのままタイムに表れる難しい予選となった。

決勝トーナメント|上位陣が順当に勝ち上がり、頂上決戦へ
準々決勝
ヒートAはデリューがトリグヴァソンを、ヒートBはソンカがベラルデを、ヒートCは室屋がマクドナルドを、ヒートDはデビッドソンがバーンズをそれぞれ下し、予選上位4名がそろって準決勝へ駒を進めた。
準決勝ヒートA:室屋義秀 vs アーロン・デリュー
開幕戦の準決勝で室屋がデリューに敗れ、優勝を逃した因縁のカードが早くも再現された。今回は室屋が磨き上げてきたターンの組み立てで押し切り、雪辱を果たして決勝へ進出。第2戦から続く好調ぶりを改めて印象づけた。

準決勝ヒートB:パトリック・デビッドソン vs マーティン・ソンカ
予選でポールを獲得したデビッドソンが、勢いをそのままにベテラン・ソンカを退けて決勝へ。第2戦に続く2戦連続の決勝進出となった。

三位決定戦|デリューが意地の表彰台
第2戦では三位決定戦でソンカに敗れ4位に沈んだデリューが、今回は逆にソンカを下して3位表彰台を獲得。参戦2年目の新星が、シリーズ上位争いに踏みとどまった。

決勝|新旧王者対決、昨年王者が第2戦の雪辱を果たす
決勝は第2戦と同じ、デビッドソンと室屋による「新旧王者対決」。第2戦では僅差で室屋に逃げ切られたデビッドソンが、今回は予選から続く安定した飛行で主導権を握り、雪辱を果たして今季初優勝。昨年の年間チャンピオンが、シーズン後半戦に向けて力強く名乗りを上げた。


上位3選手コメント
1位|パトリック・デビッドソン(南アフリカ)
最高の気分です。いつだって勝利は素晴らしいものだし、勝つのが大好きです。それに、ヨシ(室屋選手)を破るのはいつだって気分がいいね……ごめんよ、ヨシ! 2人のパイロットがこれほど高い競争心を持って拮抗したタイムで競い合うと、観ている側にとっても素晴らしいレースになるし、僕たちにとっても生き甲斐を感じるような白熱したレースになると思っています。

2位|室屋義秀(日本)
今回は高温多湿という厳しいコンディションを想定し、チームとともにエンジンのオーバーヒート対策を重点的に見直して臨みました。その結果、冷却性能は大きく改善され、予選から安定してタイムを刻むことができました。しかし決勝ではフライトに少しのミスがありタイムを出しきれなかったことから、あと一歩及ばず2位という結果でした。チャンピオンシップでは10ポイントのリードを維持しています。最終戦はすべてが決まる一戦になるので、チーム一丸となって万全の体制で挑み、タイトル獲得を目指します。

3位|アーロン・デリュー(オーストラリア)
第3戦では2つのペナルティを受けたにもかかわらず、表彰台に立つことが出来ました。つまり、私のスピード自体は間違いなく速いということです。単にハ高いGをかけるだけではなく、正しいラインや流れを見つけ出すことが重要で、準決勝ではそれをつかむことができました。室屋、パトリックの両選手には、ぜひ引き続いてその速さを維持してほしいですね。ちょっとでも隙を見せれば、私がたちまちにして彼らを抜き去ることでしょう。

シリーズランキング|首位・室屋を10ポイント差で王者が追う
第3戦の結果を受け、年間ポイントランキングは以下の通りとなった。

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1位:室屋義秀(76pt) 3戦連続で表彰台。首位は死守したが、追走を許す展開に
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2位:パトリック・デビッドソン(66pt) 今季初優勝で4位から一気に2位へ浮上
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3位:アーロン・デリュー(63pt) 2位から後退も、デビッドソンとの差はわずか3ポイント
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4位:マーティン・ソンカ(53pt) 表彰台を逃したが、逆転優勝の可能性は依然残る
最終第4戦では、決勝優勝の25ポイントに予選ボーナス8ポイントを加えた最大33ポイントが動く。
首位・室屋と4位・ソンカの差は23ポイントであり、上位4名すべてに年間チャンピオンの可能性が残されている。新旧王者の一騎打ちか、新星の逆転か、それともベテランの大逆転か――2026年シーズンの王座は、最終戦まで決着がつかない。
2026年シリーズ最終第4戦は9月13日(日)21時から、大会公式YouTubeチャンネルで配信予定。
AIR RACE X(エアレースエックス) とは
エアレースとは、航空機が三次元空間に設けられたコースを飛行し、スピードと精密な操縦技術を競う空のモータースポーツ。
AIR RACE Xは、その世界最高峰チャンピオンシップです。限界まで研ぎ澄まされた専用レース機を、世界トップレベルの技術を持つパイロットが操り、最高時速400km・最大重力加速度12Gという極限環境の中で、飛行タイムと操縦精度を競います。
各レースの結果に応じてポイントが付与され、シーズンを通じた総合ポイントによって年間チャンピオンが決定します。

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