【スポーツ義足体験授業を受けた児童3298名にアンケート】「ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>」によって児童の“心のユニバーサルデザイン”が加速

株式会社LIXILのプレスリリース

 LIXILは2017年4月から、全国の小学5・6年生を対象に「ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>」を実施し、これまでに220校15,721名(2019年12月31 日時点)の児童が参加しました。「スポーツ義足の体験」と「座学」を通じ、義足を使いこなすことの難しさを体験したり、義足使用者のリアルな経験談に触れることにより、子どもたちに多様性への理解を深めてもらうことを目的として、活動を継続してきました。
 3年目となる2019年10~11月、これまでの活動を総括するために「ユニバーサル・ラン<スポーツ義足体験授業>アンケート調査」を実施しました。 アンケート調査は、授業を受けた小学校に依頼し、計64校 児童3,298名 教師157名の皆さまにご協力いただきました。
 アンケート調査の結果、授業を通じて“障がいのある人が自分と変わらない・壁を作る必要がない”ことに児童が気付き、自分たちができることから行動に移す態度変容がみられ、“心のユニバーサルデザイン”が進んだということが見えてきました。

 

‐主な調査結果‐

●授業後の意識:授業後に8割強の児童が“障がいのある人をより身近に感じるように”

・授業前は「障がいのある人を身近に感じる」児童が25.1%だったのに対し、授業後は80.9%に増加

・授業を通して7割強の児童が「義足で歩くことの大変さ」(73.1%)、「障がいがある人の大変さ」(70.0%)を実感

・6割弱の児童が「障がい」という枠を超えて、「努力することの大切さ」(59.9%)も感じた

・「バリアフリーやユニバーサルデザインの大切さ」(54.5%)を実感

●授業後の行動:「東京2020パラリンピックや選手について調べる」など何らかの行動を起こした児童が過半数

・最も多くとられた行動は「東京2020パラリンピックや選手について本やインターネットで調べた」(34.0%)

・次いで「ユニバーサルデザインなどを気にかけるようになった」(16.6%)、「障がい者スポーツに参加したり体験したりした」(9.7%)などの行動をとった児童も

・「実行していない」(41.4%)に対して、何かしら実行している児童が過半数を超えた(55.7%)

●東京2020パラリンピック応援意向:会場・テレビにかかわらず「東京2020パラリンピックを応援したい」計9割強

・9割を超える児童に応援意向がみられた(94.7%)

・“障がいのある人を身近に感じる”児童の応援意向は、ほぼ100%(97.2%)応援したい競技1位は、実際に体験した「陸上競技」(62.6%)

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