スポーツから教育へ──A-GOAL、キベラスラムで国際学力検定「TOFAS」を実施

〜企業連携により40名以上が参加、教育機会の可視化と国際比較へ〜

一般社団法人A-GOALのプレスリリース

一般社団法人A-GOAL(東京都豊島区、 代表:岸 卓巨)は、公益財団法人スプリックス教育財団および株式会社スプリックスと連携し、ケニア・キベラスラムにおいて、サッカーを通じて築いたネットワークを活用した国際的な学力調査を実施しました。

今回の取り組みは、TOFAS Global Survey Projectの一環として実施され、2025年4月23日、現地の小学4年生・5年生および中等教育段階の8年生・9年生、合計40名以上を対象に、国際学力検定であるTOFASを実施しました。

▼株式会社スプリックス

 https://sprix.inc/

▼国際学力検定「TOFAS」

 https://tofas.education/jp/ 


■スポーツを起点とした「教育アクセス」の創出

A-GOALは2022年よりキベラスラムにおいてサッカーリーグ「KIKKOMAN presents キベラA-GOALリーグ」を運営し、子どもたちや地域コミュニティとの信頼関係を構築してきました。現在は、2000人を超える子どもたちがリーグ戦に参加し、試合時には食事の提供も行っています。

今回の連携は、株式会社スプリックス本社担当者がA-GOALのイベントに参加し、ケニアでの事業展開について意見交換を行ったことをきっかけにスタートしました。

その後、日本とケニア双方の関係者が連携し、スポーツコミュニティのネットワークと企業の教育資源を組み合わせることで、短期間で実現に至りました。


●一般社団法人A-GOAL(日本)
 ・企業との接点創出および連携機会の構築
 ・株式会社スプリックス本社とA-GOAL Kenyaの調整・プロジェクト推進

●A-GOAL Kenya
 ・キベラA-GOALリーグのネットワークを活用した対象生徒の選定
 ・参加者への事前連絡および当日の動員
 ・会場準備、試験運営および調査サポート

●株式会社スプリックス
 ・TOFASおよびアンケート調査の実施
 ・タブレット端末およびインターネット環境の提供
 ・実施費用の提供
 ・TOFASの結果の分析およびフィードバック

●公益財団法人 スプリックス教育財団
 
・アンケート調査の設計

 ・アンケートの結果の分析およびフィードバック



■国際基準で“学びの現在地”を可視化するTOFAS

TOFASは、算数やプログラミングなどの基礎学力を測定する国際検定であり、世界規模での比較が可能で、全世界で50か国1,500万人以上の受験実績があります。

また、単なる点数評価にとどまらず、一人ひとりの学力の「のびしろ」を分析しフィードバックする仕組みを備えており、今後の学習改善につなげることができます。

本調査もこの枠組みの中で実施されており、結果は今後集計・分析のうえ、各参加者にフィードバックされる予定です。

当日は、子どもたちだけでなく保護者を対象とした学習状況アンケートも実施しました。

アンケートは英語で設計されており、内容の理解に苦労する場面も多く見られました。その中で、現地教員が一人ひとりに寄り添いながら説明を行い、回答をサポートすることで調査を実施することができました。


■学習環境の制約を越えるためのインフラ支援

キベラスラムでは、デジタル機器や安定したインターネット環境へのアクセスが限定的であり、オンライン形式の試験を受ける機会は多くありません。

今回のTOFASはタブレット端末を用いて実施され、株式会社スプリックスが機材および通信環境を提供しました。これにより、子どもたちは国際基準の学力測定に初めて触れる機会を得ました。


■ A-GOAL 代表 岸 卓巨のコメント
 「スポーツで築いてきたつながりが、教育の機会へと広がったことに大きな可能性を感じています。今回の取り組みを通じて、子どもたち一人ひとりが自分の可能性に気づくきっかけとなることを期待しています。また、企業との連携により、持続可能な形で社会課題解決を進めていきたいと考えています。」

■ A-GOAL Kenya メンバー(教員)  Rose Min Nigel Akoth   のコメント

 「子どもたちは最初、試験にとても緊張していました。しかし、タブレットを使って国際的な学力試験に挑戦する経験は、子どもたちだけでなく地域コミュニティにも大きなインパクトを与えました。『自分たちにも新しい学びの機会がある』という希望につながったと感じています。また、今回の取り組みは、異なる学校に通う子どもたちをつなぐ機会にもなりました。 」

■ スプリックス教育財団 秦 徳郎(主任研究員) のコメント
 「今回、TOFASを通じて、キベラスラムの子どもたちの計算力を測定・可視化しました。あわせてアンケート調査も実施し、計算問題への取り組み方や日常の学習習慣といった”学びのプロセス”についても分析しています。今後はスプリックスとともに、得られたデータと、日本で培われた教育の知見を掛け合わせ、子どもたちがより効率的かつ意欲的に学べる具体的な支援の形へとつなげていく所存です。」


■ 団体概要

▼ 一般社団法人A-GOAL

A-GOALは、代表の岸がもともとケニアでJICA海外協力隊として活動していたことをきっかけに、2020年5月に新型コロナウィルスの影響によって失業者が急増したことを受けて、緊急食糧支援を行うために設立されました。地域の草の根のスポーツクラブと連携し、ケニア・マラウイ・ナイジェリアなどアフリカの住民約1万人に対して緊急の食糧支援を行いました。現在は、「日本とアフリカをスポーツで繋げ、持続可能な社会を築く」を理念に、主にケニアでのユースサッカーリーグの運営と食糧支援、マラウイでの現地サッカークラブと連携した農業支援と食堂の運営、日本各地でのアフリカイベントの開催などを行っています。

商号     :一般社団法人A-GOAL

代表     :岸 卓巨

所在地    :〒170-0005東京都豊島区南大塚2-13-3

活動国(実績):ケニア、ナイジェリア、マラウイ、ウガンダ、南スーダン、ボツワナ、

        ザンビア、カメルーン、セネガル、日本

公式サイト  :https://a-goal.org/


▼ 株式会社スプリックス 

株式会社スプリックスは、やればできるという自信を生徒に与え、学習能力を高めることで将来の見通しを向上させることを使命として、1997 年に日本で設立されました。当社は、業界をリードする個別指導塾、教科書と教材、スキルのテスト、オンライン教育プラットフォーム、そして学術研究を含む幅広い教育サービスを提供しています。 

名称     :株式会社スプリックス

設立     :1997年1月

代表取締役社長:常石 博之

公式サイト :https://sprix.inc/

▼ 公益財団法人スプリックス教育財団 

公益財団法人スプリックス教育財団は、社会的支援を必要とする学生に対して奨学金の支給を行うほか、教育に関する調査研究を行いその成果を広く一般に公表し、もって青少年の健全な育成に寄与することを目的としています。 

名称     :公益財団法人スプリックス教育財団

設立     :2023年4月

代表理事   :常石 博之

事業内容   :奨学金の支給、調査研究

財団HP :https://sprix-foundation.org/

▼ お問い合わせ先 

一般社団法人A-GOAL(代表:岸)

電話:070-2644-6234 


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