長年日本代表‘’ライフセービングジャパン”として活躍する西山俊選手が全種目においてマスターズ35歳区分世界記録保持者に!!

大学生などの若い選手が中心となるライフセービングスポーツ・プール競技において、今でもなお日本トップレベルであり、日本のライフセービングスポーツを引っ張り続ける西山俊選手。

公益財団法人日本ライフセービング協会のプレスリリース

2026年2月21日(土)から22日(日)の二日間、東京アクアティクスセンター(東京都江東区)にて「第38回全日本ライフセービング・プール競技選手権大会」が開催され、長年日本代表‘’ライフセービングジャパン”として活躍される、茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ所属の西山俊選手が、マスターズ世界新記録を樹立致しましたことをお知らせいたします。

「第38回全日本ライフセービング・プール競技選手権大会」はInternational Life Saving (国際ライフセービング連盟:ILS)の公認大会であり、世界記録を公認できる大会として開催されました。

西山選手は今大会、日本新記録を3種目、マスターズ<35歳区分>世界新記録は4種目樹立をしました。既に、マスターズ<35歳区分>において、障害物スイム(200m)、マネキンキャリー・ウィズフィン(100m)、スーパーライフセーバー(200m)の3種目の世界記録保持者です。今大会で、マネキンキャリー・ウィズフィン(100m)は更にタイムを更新、新たにレスキューメドレー(100m)、マネキンキャリー(50m)、マネキントウ・ウィズフィン(100m)の世界新記録を樹立しました。

よって、西山選手は全種目マスターズ<35歳区分>世界記録保持者となりました。これは、日本人ライフセーバーとしては初めてのことであり、快挙となります!

マネキントウ・ウィズフィン(100m)
マネキンキャリー(50m) 

■障害物スイム(200m)          02:03.10  ※第38回全日本プール

■レスキューメドレー(100m)       01:01.45  ※第39回全日本プール

■マネキンキャリー・ウィズフィン(100m)    51.14  ※第39回全日本プール

■マネキントウ・ウィズフィン(100m)      46.23  ※第39回全日本プール

■マネキンキャリー(50m)           29.02  ※第39回全日本プール

■スーパーライフセーバー(200m)     02:18.15  ※第38回全日本プール

世界記録が記載されているサイトはこちら:https://sport.ilsf.org/records

西山選手のコメント

私は18歳、大学入学と同時にライフセービングを始めました。

大学生時代に複数の国際大会に出場できたことが大きな転機になり、その経験から「社会人になってからも世界で戦い続けたい」という強い思いが芽生え、競技を真剣に続ける決意を固めました。それ以降は、仕事や私生活とのバランスに悩みながらも、自分が競技で戦い続けられる環境を自ら切り開いてきました。

これまでに7回の世界選手権に出場してきましたが、世界の舞台で納得のいく結果を残せたことは正直ほとんどありません。国内では数多くの優秀な成績を重ねてきた一方で、世界の舞台を振り返れば負けや悔しさの方が多かった競技人生だったと感じています。だからこそ、「もっと上に行きたい」という思いは誰よりも強く、モチベーションが途切れることはありませんでした。一時期は「勝たなければいけない」というプレッシャーに押し潰され、精神的に苦しい時期もありましたが、今は競技そのものを心から楽しめるようになっています。

今回35歳区分においてすべての個人種目でマスターズ世界記録を更新できたことは、これまでの努力がひとつの形として表れたと感じており、純粋に嬉しく思っています。しかしこれはあくまで通過点であり、私が本当に目指しているのは、オープンカテゴリーにおける世界の舞台で結果を残すことです。

日本で最も長く日本代表として活動している一人であるということは、これまで多くのサポートを受けてきたということだからこそ、それを結果で返す責任を最も強く負っていると感じているからです。

また、ライフセービングは多岐にわたる活動がありますが、今の自分が最も貢献できるのは「競技」という分野で結果を出すことだと考えています。競技での活躍が、ライフセービングそのものの認知向上や価値の発信につながり、将来ライフセーバーを志す人が増えるきっかけになると信じています。年齢を重ねる中で、トレーニングの方法や考え方、食事、コンディショニングは大きく変わりました。若い頃にできていたことが、今はできないことも多くあります。それでも年齢を言い訳にするのではなく、今の自分に合った成長の方法を試行錯誤し続けること、その過程自体を楽しむようにしています。そして、こうして競技を続けられているのは、家族の献身的な支えや、周囲の環境があってこそだと、年々強く実感しています。

競技の第一線から退いたとき、そうした支えに対して何かを返せる日が来ることを楽しみにしていますが、自分でも驚くぐらい成長が止まらないので、それはまだまだ先になってしまいそうです。(笑)


ライフセービングスポーツとは「生命を救う(守る)スポーツ」

1908年(明治41年)、オーストラリアでライフセービング競技は誕生しました。その生まれた理由は「溺れた者を救いたい」、まさにこの一点です。ライフセービング競技の場合は「より速く」を求める以上に「より正確さ」も求め、その速さと正確さが「苦しみある者への限りない安心感と絶望なる生命の生還を願う」スポーツとして、その勝利は「生命の尊厳」に他なりません。ヒューマニズムに根ざしたスポーツとして、その真意は勝敗をも超越した「生命を救う(守る)スポーツ」であり、「今、そこにいる人間が救う・守る」という哲学を有しています。こうして生まれたライフセービング競技は「自己目的なスポーツであるのみならず、人道主義に基づいた人命救助という目的をも兼ね備えており、そのことこそライフセービング競技の意義の一つである」といえます。ライフセービング競技は、レスキュー活動のための救助技術や体力の維持・向上を目的としているため、その種目要素は実際の救助活動をシミュレーションしたものがベースとなっています。


公益財団法人日本ライフセービング協会

海岸やプールをはじめとする全国の水辺の環境保全、安全指導、監視・救助等を行うライフセービングの普及および発展に関する事業を行い、国民の安全かつ快適な水辺の利用に寄与することを目的としている団体です。

https://jla-lifesaving.or.jp/

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