【開催報告】筑波大学体育スポーツ局が経営視点で大学スポーツの在り方を描く「学生アスリートリーダー研修」を開催

【大学スポーツのニューノーマル】筑波大学の「常勝」の定義は他大学となぜ違うのか?

アチーブメント株式会社のプレスリリース

 筑波大学体育スポーツ局は2026年2月7日(土)〜8日(日)の2日間、筑波大学運動部に所属する24チーム・65名の次期リーダー(主将・主務・学年代表等)に向けて「リーダー研修」を開催しました。今年で7年目を迎える本プロジェクトで、学生アスリートが向き合ったテーマ。 それは、技術論や根性論ではなく、「経営の視点」から見た組織の在り方です。2日間かけてスポーツを通じて、どのような組織へと成長し、いかにして社会に貢献をしていくのかを言語化。チームの垣根を越えて新しい大学スポーツの未来を考える時間となりました。

■ スポーツが創り出す社会的価値を問い続ける、筑波スポーツの挑戦 

 筑波大学体育スポーツ局は、すべての運動部を横断的に統括し、正式な教育活動の一環として運営する日本の学校スポーツを牽引する組織です。「競技力向上」のみならず、「生涯にわたる成長・成功」への業界全体の変革を見据え、学生アスリートの競技力、キャリア形成、ウェルビーイングをバランス良く高次元で実現するための支援に取り組んでいます。
その一環として開催した本研修では、チームのコンセプト/ビジョン作りや経営視点から見る組織体制と各部の役割を考え、ビジョン実現のためのリーダーシップや、メンバーを巻き込む伝達力開発を行い、新シーズンへの一歩を踏み出しました。

■ 組織の垣根を越え、真のリーダーシップを開発するための2日間 

 本研修では、24チームのリーダー65名がチームの「垣根を越えて」学びを深めました。次期チームを牽引する主将や主務たちが自らの価値観やチームの未来を言語化し、成功事例や意見を共有し合うことで、筑波大学運動部全体のさらなる活性化を図っています。

 

〈1日目〉

 1. リーダーシップを学ぶ体験型ワーク
 
研修の冒頭に行われたのは、リーダーシップの本質を体感するワークです。リーダーシップとは一部の人のみが持つ特別なものではなく、誰もが発揮し磨き続けることができる力であることを体感します。 ワークを通じて浮き彫りになるのは、自身がチームメイトに対して、実際にどのような影響を与えているのか、その影響はどれほど大きなものなのかということです。自身の振る舞い一つが、組織の士気や成果にどう直結するのか。リーダーシップを発揮し、チームを導くための考え方を学びました。

2. 人生背景を振り返り価値観を言語化するシェアワーク

 午後は、リーダー自身の「内面」と深く向き合う時間となりました。自身の幼少期から現在に至るまでの歩みを棚卸しし、今の自分をつくっている原体験や、大切にしている価値観を言語化。 「なぜ、自分は数ある選択肢の中からこの競技を選んだのか」「なぜ、大学生活の貴重な4年間をこの部活動に懸けるのか」。こうした問いに向き合い、他部活のリーダーと言葉を交わすなかで、自身の根底にある「ブレない軸(目的)」を確立。自分自身の目的や在り方を明確にすることが、組織を動かす力強い原動力になることを再確認するセッションとなりました。

〈2日目〉

3. 組織マネジメントのポイント
2日目の冒頭は、組織運営における実践的な意思決定のポイントをお伝えしました。扱われたのは、「大事な公式戦に、主力選手2名が遅刻してきたら、試合に出すか?」など、組織運営に求められる判断基準です。組織ガバナンス、組織運営など正解のない問いに対し、学術的な視点も交えながら、組織が陥りやすい「ボトルネック」やマネジメントの落とし穴について解説がなされました。参加者は自チームの現状と照らし合わせながら、組織の成長を阻害している要因を冷静に分析し、課題を明確化しました。

4. チームコンセプト&アクションプランの策定
ここで行われたのは各チームごとのコンセプトやビジョン、組織体制や具体的な「事業計画」の策定です。ここではリーダーたちが、1日目から描いてきたビジョンを具現化するためのプランニングを行いました。理想を実現するための最適な「組織体制」の構築や、具体的な活動内容を落とし込んだ「アクションプラン」を設計。実行可能なレベルまで戦略を練り上げ、チームの未来を動かす準備を整えました。

5. チームビジョンと目標をチームメンバーに向けてプレゼンテーション

 2日間の研修の総仕上げとして、策定した理念やビジョン、目標をプレゼンテーションする時間を設けました 。 他チームのリーダーたちに向けて、「何のために、どのような組織を創り、どのような成長や貢献を目指すのか」という具体的なチームの志を宣言し、部活の垣根を越えて互いの志に触れることで、自チームの枠を超えた大きな刺激を得られ、次期シーズンに向けた組織の一致団結と、リーダーとしての揺るぎない決意を固める時間となりました。

アチーブメント株式会社について
創業から39年目を迎える、人材教育コンサルティング企業。「教育の力で世界を変える」をスローガンに、社会人向け公開講座や企業向け研修をはじめ、目的を土台にした人生設計・企業経営を伝えている。これまでに情報をお届けした顧客は51万名以上にのぼり、経営者教育に特化したプログラムや、組織力開発などでも高い評価を得ている。2025年に東京商工会議所議員企業に選出。2026年版日本における「働きがいのある会社」ランキングにて中規模部門第3位にランクイン。2016年~2026年まで11年連続ベストカンパニーを獲得。社会人教育で培ったノウハウを生かして、学校教育・子ども教育の分野や、官公庁・国公立大学での人材教育にも活動の幅を広げ、企業に限らず多くの組織を支援している。

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