【マッチレポート】劇的な逆転勝利でハンドボール日本男子代表、メインラウンドへ《第22回男子アジア選手権》

終盤の追い上げ実る。部井久アダム勇樹選手が通算100試合出場

公益財団法人日本ハンドボール協会のプレスリリース

平素よりお力添え賜り、厚く御礼申し上げます。

クウェートで開催されている第22回男子アジア選手権

男子日本代表「彗星JAPAN」は、1月19日(日本時間20日)に予選ラウンド最終戦・イラン戦に臨みました。

前半から後半途中まで再三相手GKに好機を阻まれ、3~4点差を詰められなかった日本ですが、試合終盤に猛追し、残り2秒で田中大介選手が劇的逆転弾。30-29で勝利して、メインラウンド進出を決めました。

また、この試合で部井久アダム勇樹選手が日本代表として国際試合通算100試合出場を達成しています。

劇的な逆転勝利でメインラウンド進出を決めたハンドボール男子日本代表「彗星JAPAN」

試合展開

前半:数的優位を生かせず2点ビハインドで折り返す
両チームとも運動量豊富なDFで序盤からハイテンションの展開。立ち上がりのGK中村匠選手の好セーブ、吉野樹選手のカットインで日本が先制します。

その後は日本がシュートチャンスを作っても、相手GKにたびたび阻まれ、思うように得点を積み重ねられません。

対するイランは力強いバックプレーヤー陣が日本DFの間をこじ開けて得点します。GK中村選手が何度もセーブするものの、2度あった数的優位の時間を生かせず、13-15と2点ビハインドで後半に入ります。

後半:4バックが機能し、終盤に追い上げる
ハーフタイム後も流れは変わりません。日本・トニー・ジェローナ監督は選手を入れ替え、DFも石田知輝選手や水町孝太郎選手らがトップDFに入る5:1DFに切り替えるなど手を打ちますが、肝心のシュートが決まらないまま。

中盤には17-22と、この試合最大となる5点のビハインドを背負う厳しい状況ながら、彗星JAPANセブンは諦めませんでした。

この日好調の榎本悠雅選手をセンターに入れてバックプレーヤー左利きを2枚にし、打開を図ると、ポストを下げてバックプレーヤーを4人にする4バックシステムも披露し、終盤に猛反撃。

28分にGK中村選手のセーブから渡部仁選手が決めて28-28とついに追いつくと、29-29で迎えたイランの攻撃をしのいだ日本は、残り8秒でタイムアウトを取ります。

得失点差でイランを下回っているため、引き分けでは敗退となる日本。タイムアウト明け、7人攻撃から田中選手が見事に中央を割って逆転弾をねじ込みます。

イランはすぐさまシュートに持ち込みますが、わずかに及ばずタイムアップ。

日本が逆転勝利でグループD2位となり、メインラウンドへと進みました。

■ Topics
部井久アダム勇樹(#15/ジークスター東京)

この試合で日本代表として国際試合通算100試合出場を達成。サウジアラビア戦での不完全燃焼のうっぷんを晴らすかのように、DFの要としてファイトし、また、この試合ではOFでも力強いプレーから4得点と存在感を示しました。

18歳で日本代表デビューを果たした部井久選手。26歳にして国際試合100試合出場を達成しました。

試合結果

日本 30(13-15, 17-14)29 イラン

個人得点
#43 榎本 悠雅 8点

#8 石田 知輝 5点

#15 部井久 アダム勇樹 4点

#31 吉野 樹  4点

#58 田中 大介 3点

#9 杉岡 尚樹 2点

#20 渡部 仁  2点

#38 水町 孝太郎 2点

試合後コメント

トニー・ジェローナ監督
「(最後のタイムアウト明けは)とてもとても難しいシチュエーションでしたが、戦い抜いてくれた選手たちを非常に誇りに思います。メインラウンドも厳しい組み合わせですが、これまでよりもチームはもっと良くなると信じています」

榎本悠雅選手(#43 ヴォイヴォディナ〈セルビア〉)

「メインラウンドで戦うクウェートやカタールはアジアでベストチームの1つですが、日本もスピードや1対1の技術があり、攻守に100%ファイトできるチーム。いいリカバリー、いい準備をして、メインラウンドに臨みます」

メインラウンド展望

予選ラウンド・グループDの2位でメインラウンドへと進んだ日本。メインラウンドでは、クウェート(グループC1位)、グループA1位、グループBの2位と同組になります。この4チーム中2位以上に入ることで準決勝進出、そして世界選手権のキップ獲得が決まります。

■ 次戦スケジュール(日本時間)
メインラウンド第1戦:1月22日(木)午後6:00~ vs 予選グループA1位
※各グループ上位2チームがメインラウンドに進出。
※試合は「ALKASS」でライブ配信予定。

日本勢最多の8得点を決めた榎本選手
再三の好セーブで日本を救ったGK中村選手
ラストゴールを決めた田中選手

大会概要

大会名:第22回男子ハンドボールアジア選手権
期間:2026年1月15日(木)~1月29日(木)
開催地:クウェート

日本代表選手:一覧

【日本代表 今後の対戦日程】
■メインラウンド以降日程
1月22日(木)~1月25日(日) メインラウンド
1月27日(火) 準決勝
1月29日(木) 決勝・3位決定戦
※上位4チームが2027年開催の第30回IHF男子ハンドボール世界選手権(ドイツ)への出場権獲得

各試合は「ALKASS」から視聴できます。

→視聴方法はこちらから

【予選ラウンド組み合わせ】
グループA カタール、韓国、オマーン
グループB バーレーン、イラク、中国、ヨルダン
グループC クウェート、アラブ首長国連邦、香港、インド
グループD 日本、イラン、サウジアラビア、オーストラリア
※大会詳細スケジュールはこちらから

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