受け継がれてきた技術とともに、山本化学工業は次の時代へ進みます。
山本化学工業株式会社のプレスリリース

廻船問屋「山上屋」を起点に、素材と向き合い続けてきた200年以上の歩み。
その中で磨かれてきた技術は、世界中のトライアスリート、ダイバーやサーファー、そして日々の身体と向き合う人々のもとへと届けられています。
山本化学工業株式会社は、事業の起点から200年という節目を迎える2026年を、これまでの歩みを未来へと繋ぐ新たなスタートと位置づけ、次の時代へ向けた取り組みを進めていきます。
山本化学工業株式会社の事業の原点は、海にあります。
200年以上前、廻船問屋「山上屋」として人と物を運ぶことから始まった歩みは、時代の変化とともにその姿を変えながら、今日のモノづくりへと繋がってきました。
大正期には山本化学研究所として化学素材分野へと事業を展開し、洋服がまだ一般に普及していなかった時代に、羊の脱脂粉乳を原料としたボタンを開発しました。これは当時としては画期的な試みであり、素材開発の可能性を社会に示すものでした。

昭和に入ると、当時ニューマテリアルであった合成ゴムを用いた消しゴムの製造に取り組み、耐久性に優れた製品の開発を通じて、ゴム素材分野における技術基盤を確立しました。さらに、日本でゴルフが普及し始めた時代背景のもと、割れにくいゴルフボールの開発にも取り組むなど、用途や時代に応じた素材開発を重ねてきました。
こうした素材開発の積み重ねを経て、ウェットスーツ素材の開発に取り組み、現在では山本化学工業株式会社として、世界中のトライアスリート、ダイバーやサーファーをはじめとする多くのユーザーに素材を提供しています。
事業内容は、時代ごとに大きく変化してきました。
海運業から化学素材へ、日用品から工業用途へ、そしてスポーツ、医療、ライフスタイル分野へ。その都度、求められる技術や役割は異なってきましたが、素材に真摯に向き合う姿勢や、品質を最優先する考え方は、山本家の思想を軸に、各時代の技術者や熟練したスタッフとともに受け継がれてきました。
現在のモノづくりは、そうした先人たちの挑戦と積み重ねの上に成り立っています。

山本化学工業の素材は、トップアスリートが使用するウェットスーツや高速水着をはじめ、放射線遮蔽服などにも採用されています。これらはいずれも、人が自らの身体を預ける場面で使用される素材であり、長年にわたり培われてきた品質管理体制と現場の技術力が生かされています。
また、それらの高品質・高機能素材は形を変え、国内外の有名ブランドや、ハリウッド映画をはじめとする映像作品のコスチューム素材としても、多く使用されてきました。
2025年には、大阪・関西万博において、山本化学工業の素材技術を応用した未来のアパレル提案を行いました。

会場では、「浮く靴」をはじめとするコンセプトプロダクトを通じて、素材が人の身体や感覚にどのような可能性をもたらすのかを提示し、次の時代に向けたモノづくりのあり方を国内外に発信しました。
これらの取り組みは、山本化学工業がこれまで培ってきた素材技術を、未来のライフスタイルへと繋げる試みの一環です。

山本化学工業は、現在に至るまで一貫して国内生産を重視しています。
原材料の選定から、材料の配合、加工、品質管理に至るまでを日本国内で行い、効率性よりも確実性、量よりも品質を重視したモノづくりを続けてきました。この姿勢こそが、長年にわたり国内外から信頼を得てきた理由の一つであると考えています。
事業の起点から200年という節目を迎えるにあたり、山本化学工業は、これまで築いてきた技術と思想を次の世代へと繋ぐ役割を改めて意識しています。
今後は、これまでに培ってきた素材技術と日本のモノづくりの精神を基盤に、スポーツ、医療、ライフスタイルといった分野を横断しながら、世界に向けた価値提供を進めていく方針です。
山本化学工業株式会社は、先人たちの歩みに敬意と感謝を込めながら、200年以上にわたり受け継がれてきた事業の系譜を礎に、次の時代へと進んでいきます。
■200年の取り組みについて
事業の起点から200年という節目を迎える2026年に向け、山本化学工業は、これまで培ってきた技術と知見をもとに、次の時代を見据えた取り組みを段階的に進めていく予定です。
具体的には、ウェットスーツ分野において、新素材の開発および販売を進めるとともに、ウェットスーツ用繊維素材についても、市場への提供を拡充していきます。
これまで主にマリン分野を中心に培ってきた素材技術を基盤に、アウトドア分野をはじめとする新たな領域にも視野を広げながら、素材メーカーとしての技術を、より広く、より柔軟な形で世界のものづくりに活かしていくことを目指します。
また、世界的に認知度の高いブランドとのコラボレーションによる製品展開についても検討を進めており、素材の可能性をプロダクトとして具現化する取り組みを通じて、新たな価値提案を行っていく考えです。
医療分野および健康分野においては、医療機器の新商品や健康増進機器の新商品の展開を予定しています。あわせて、これらの製品に関連する各種試験や評価を継続的に実施し、得られたデータについても、適切な形で発表していく方針です。
さらに、人の暮らしに寄り添う素材開発の延長として、家族の一員として共に暮らす動物たちの健康や快適性を支える分野においても、素材技術の応用を検討しています。
人と同様に、身体へのやさしさや安全性が求められる領域において、これまで培ってきた知見を活かしていく考えです。
あわせて、生命を育む基盤である農業分野においても、素材メーカーとしての視点から新たな可能性を探っています。
環境や作物と向き合う現場において、素材が果たせる役割を検証しながら、持続可能な取り組みへと繋げていくことを目指します。
山本化学工業は、素材を起点とした技術開発と検証を積み重ねながら、人、動物、そして暮らしを支える環境へと価値を広げ、次の時代へと繋いでいきます。
■山本化学工業 沿革
廻船問屋から始まった事業の歩みと、その時代ごとの挑戦を沿革として整理しています。
200年以上にわたる流れを、ぜひこちらでご確認ください。
https://yamamoto-bio.com/history.html

