第68回報知年間最優秀力士賞に横綱・大の里

3度の幕内優勝 年間最多71勝を評価

株式会社報知新聞社のプレスリリース

 スポーツ報知を発行する報知新聞社(代表取締役社長・長谷川剛)制定の「令和7年(2025年)第68回報知年間最優秀力士賞」に横綱・大の里泰輝関が初選出されました。最多となる3度の幕内優勝と年間最多勝(71勝)が評価されました。表彰式は来年1月11日(日)、初場所初日の土俵上で行われます。

大の里泰輝関

【選考過程】

 選考委では初の年間最多勝となる71勝、年間の優勝回数でも最多の3回を記録した大の里を中心に議論が進みました。長谷川委員は「数字の上でも特筆すべきものがあり、横綱として優勝したということも大きい」と昇進2場所目での優勝を評価。稀勢の里以来、8年ぶりの日本出身横綱の誕生にもなり、柳沼委員が「新たなヒーローが出てきたという印象を受けた。伸びしろを感じ、来年以降も楽しみ」と続けました。

 一方で安青錦の相撲内容を評価する声も多く上がりました。宮田委員は「九州場所の13日目まで大の里で文句なしだと思っていた」とした上で、九州場所の優勝と「落ちない姿勢」を評価。能町委員も「以前から有望な力士と注目してきたが、安定感があり、相撲内容が素晴らしい」とたたえました。

 ただ、安青錦は初場所では十両。仮に幕内にいたとしても、年間勝利数で並ぶには全勝が必要でした。刈屋委員は「来年から大の里と安青錦の“大安時代”が来るのでは」と期待を寄せつつ、「今年は迷わず大の里」と発言。満場一致で大の里の初受賞が決まりました。

◆大の里 泰輝(おおのさと・だいき)本名は中村泰輝。2000年6月7日、石川・津幡町生まれ。小1から相撲を始め、新潟・能生(のう)中、同・海洋高を経て日体大。2年連続でアマチュア横綱に輝いた。二所ノ関部屋に入門し、一昨年夏場所で幕下10枚目格付け出しデビュー。昨年夏場所で最速となる初土俵から所要7場所でのV。秋場所後には昭和以降で最速となる所要9場所で大関昇進。今年の夏場所後には最速の所要13場所で横綱昇進。得意は突き、押し、右四つ、寄り。192センチ、188キロ。通算170勝54敗。家族は両親と妹。プロ野球では阪神、サッカーではJ1鹿島を応援している。

◆選考委員

 ▽宮田亮平(金属工芸家、前文化庁長官、元東京芸術大学学長)

 ▽刈屋富士雄(立飛ホールディングス執行役員、元NHKアナウンサー・解説主幹)

 ▽能町みね子(文筆家)

 ▽長谷川剛(報知新聞社代表取締役社長)

 ▽柳沼雅裕(報知新聞社取締役編集局長)

(敬称略)

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メール pr1872@hochi.co.jp

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