浦和レッズレディース選手と「認知症」の未来を考える「認知症教育の出前講座」を行いました。

~「若者」と「人生の先輩」。選手と認知症のある方が、偏見のない「普通」の対話を実現~

株式会社 学研ホールディングスのプレスリリース

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社で、全国に370以上の介護事業所を運営するメディカル・ケア・サービス株式会社(埼玉・さいたま市/代表取締役社長:山本教雄)は、11月26日(水)に、当社がパートナーを務める三菱重工浦和レッズレディース(以下、レッズレディース)の選手とともに、「認知症」を取り巻く社会や未来について考える「認知症教育の出前講座」を実施しました。

認知症教育 出前講座の様子

本取り組みは、レッズレディースが所属するWEリーグが掲げる理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する。」の実現に向けた「WE ACTION※」の一環として行われました。

※出典:WEリーグHP(https://weleague.jp/weaction/#reds 

当日は、選手が講義で認知症に関する正しい知識を学んだあと、当社が運営する愛の家グループホームを訪問し、ご利用者と交流を行いました。スポーツ選手と認知症のある方が、世代や立場を超えて交流することで、認知症に対する誤解や偏見を解く貴重な機会となりました。

■偏見なく、「ひとりの人」として向き合う交流

交流会では、選手たちが認知症のある方として接するのではなく、まるで友人との「女子会」や「孫と祖父母」のような、隔たりのない自然な対話を心から楽しむ様子が見られました。

ご利用者一人ひとりに対して、対等な「ひとりの人」として向き合う、こうした偏見のない交流こそが、当社が目指す「認知症を取り巻く、あらゆる社会環境を変革する」ために最も重要な要素の一つです。

会話を楽しむご利用者とレッズレディース選手(愛の家グループホーム南与野)
ハイタッチをするご利用者とレッズレディース選手(愛の家グループホームさいたま山久保)

■交流後の感想

<ご利用者からの感想>

・「若い人たちとお話ししたり、交流することができてよかった」

・「応援したいと思った」

・「また会いに来てほしい」

<レッズレディース選手からの感想>

・「自分が思っていた認知症と症状が全然違った。認知症であるだけで、中身は『普通』のおばあちゃんで、あまり周りと変わらないと思った」

・「(ご利用者が)すごくいきいきした表情をされていて、それを引き出す介護の力を魅力的だと感じた」

・「(介護職は)すごく大変そうというイメージだったが、事業所を訪問してご利用者との関わりを見て、みんな楽しそうだった」

・「認知症のある方への具体的な支え方が分かり、自分にもできると思えた。認知症は『支え合えば安心して暮らせるもの』というイメージに変わった」

■認知症基本法が目指す「共生社会」の実現へ

2024年の「認知症基本法」施行以降、認知症に対する誤解や偏見を解消し、「すべての認知症のある方が社会の対等な構成員として、個性と能力を十分発揮できるようにする」ことが社会全体に求められています。しかし、未だ認知症を「特別なもの」として捉える傾向があり、それが当事者の孤立や孤独を招いている実態があります。

「認知症を取り巻く、あらゆる社会環境を変革する」をミッションに掲げる当社は、企業や地域の大人を対象とした「認知症の出前講座」を2025年より展開しています。

「認知症になっても安心して暮らせる社会」への希望となると同時に、次世代を担う方々に、介護現場の新たな一面やその魅力について考えていただく契機になると捉えております。

■今後の当社の取り組みについて

今後も当社は、浦和レッズとともに「健康で心豊かな社会づくりに貢献」するべく、パートナーとして努めてまいります。また、未来を担う子どもたちをはじめ、あらゆる世代に向けて認知症教育やグループホームご利用者の姿を発信してまいります。こうした活動を通じて認知症への偏見や誤解を解き、「認知症を取り巻く、あらゆる社会環境を変革する」ための挑戦を続けてまいります。

■実施概要

実施日:2025年11月26日(水)13:00~16:00

認知症教育のテーマ:認知症のある方のパートナーに! ~誰もが暮らしやすい社会を考えよう~

講師:杉本浩司(メディカル・ケア・サービス株式会社

品質向上推進部長/コーポレートコミュニケーション部長/事業支援部長)

“日本一かっこいい介護福祉士”として、講演回数延べ1,300回、聴講者数延べ7万人超の

実績を持つ。国家資格介護福祉士の上級資格である認定介護福祉士策定の際は、

180万人の介護福祉士から「唯一の人物モデル」として幹事委員に選ばれる。

当社の認知症教育の出前授業について

https://www.mcsg.co.jp/features/initiatives/dementia_education/

企業向けの認知症の出前講座について

https://www.mcsg.co.jp/news/demaejugyo_company/


■メディカル・ケア・サービス株式会社

1999年、埼玉県さいたま市で創業。創業当時より認知症ケアを専門とし、認知症高齢者対応のグループホーム「愛の家」を中心に、介護付有料老人ホーム「アンサンブル」「ファミニュー」など、多様な介護サービスを展開。現在、全国370以上の介護事業所を運営しています。海外では、中国を中心に有料老人ホームの運営や開発コンサルティング等の事業を展開。

「認知症を超える。」をブランドメッセージとし、認知症のある方も誰もがその方らしく当たり前に暮らせる社会の実現を目指しています。

https://www.mcsg.co.jp/
設立:1999年11月24日
所在地:〒330-6029 埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 ランド・アクシス・タワー29階 
代表者:代表取締役社長 山本 教雄
社員:約7,500名(2025年9月期)     
売上高:425億円(2025年9月期)
拠点:日本国内33都道府県373事業所(2025年12月1日現在)
   海外(中国)16棟(2025年9月30日現在)

■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)

https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,991億円、連結子会社:82社(2025年9月期)
     東京証券取引所 プライム市場上場(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
      教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
           学習教材などの出版・コンテンツ事業、
           教科書・保育用品などの園・学校事業など
      医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
             認知症グループホーム事業、
             保育園・学童などの子育て支援事業など
      グローバル:150か国以上で活動・事業展開

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