高知県の中部に位置する物部川エリアは、雄大に流れる物部川をはじめ、山も海も豊かに広がり、ここでしか味わえないグルメも多数あります。そんな物部川エリアの魅力を自転車で楽しむイベントが開催されました!
一般社団法人物部川DMO協議会のプレスリリース
「ものべすと周遊ライド」とは?
「ものべすと」とは、物部川の「ものべ」と、「ベスト(best)」を掛け合わせた造語で、何に“べすと”を感じるかは、その人次第!自然に身をゆだね、地元の味や人のぬくもりと出会えるものべを、自分らしいスピードで走り、感じとっていただこうというのが「ものべすと周遊ライド」です。
今回セッテイングされた2つのコースは、いずれも香南市からスタートし、香美市、南国市を走って、再び香南市に戻るという道のりです。それぞれのコースに特徴があり、初心者も熟練者も楽しめるようになっています。
●ミドルコース(約70km):初心者でも挑戦しがいのある2つの峠、緩やかなアップダウンと川沿いの景色が特徴のコース。獲得標高約760m、最大標高差約200m
●ロングコース(約110km):より走りごたえあるルートで、峠は3つ。里山の空気や地域の集落風景をたっぷり味わえるコース。獲得標高約1450m、最大標高差約400m。
ゲストの樫尾篤紀さんと一緒にスタート!
快晴に恵まれた大会当日。スタート地点であり、物部川のすぐ近くに位置する「香南市野市ふれあい広場」には、131名のライダーが集まりました。県内はもとより県外からの参加も多く、中には北海道から参加した人も!
今大会はゲストとして、香美市ご出身で同市の観光大使を務め、さらにNHK連続テレビ小説「あんぱん」にご出演されていた俳優の樫尾篤紀さんが参加!実は樫尾さんのご趣味は自転車なんだそうです。
やなせたかしさんのふるさと・香美市にゆかりのある樫尾さんと一緒に走れる特別な機会となりました。
定刻となり、いよいよスタートです!
「まちゆうきね!」「もんてきてよ!」という土佐弁のかけ声や、大漁旗をなびかせる景気の良い見送りを受けながらライダー達は走り出しました。
3つのエイドステーションがライダーの心と胃袋を鷲づかみ!
ものべすと周遊ライドでは、香南市・香美市・南国市のそれぞれにエイドステーションが設けられ、地元の方達が心を込めて用意した特産品やご当地グルメを味わうことができます。
各エイドは物部川の頭文字にちなんだ名前がつけられました。
• 第1エイド「も」:もてなしの心があふれるエイド
• 第2エイド「の」:のどかな山と川のほとりにあるエイド
• 第3エイド「べ」:別腹フルーツで満腹エイド
第1エイド:香南市・西川公民館
第1エイドは、香南市・西川公民館。こちらの地域は、高知を代表する温州みかんブランドである「山北みかん」の産地です。ちょうど最盛期を迎えていたこともあって、ビタミンカラーの補給品が光り輝いていました。
エイドや補給品の準備を行ったのは、西川地区集落活動センターのみなさん。当初は“ライド“という言葉自体、聞き馴染みがなかったそうですが…、
「ふだんも自転車に乗って走りゆう人は見かけるけど、話をすることはなかった。今回、エイドをきっかけにライダーさんと交流ができて楽しかったし、“ライドって、えいねぇ”と思った」
と笑顔で語っていました。
シャモ肉、田舎寿司、フルーツ盛り合わせ…エイドのおもてなしが止まらない!
第1エイドを出発したライダーは、やや起伏のある山道を走って香美市へと入ります。
コースの中盤、後半に向けてしっかりエネルギーを補給しておきたいところで、第2エイド・香美市役所香北支所に到着です。
ここでは、香美市からユズの香りが広がる田舎寿司と、美良布地区集落活動センター推進協議会 にろうまいこ部会が玄米を使って作る和菓子「かるかん」、さらに、南国市から坂本龍馬の好物だったといわれるシャモ肉を使った「ごめんケンカシャモのすき焼き鍋」が提供されました。
ご当地感あふれるグルメと地域の方のぬくもりをチャージしたライダーは、力強くペダルをこいで出発!地域の方からは「いってらっしゃい!」の声と拍手が送られていました。
ゴールまであともう少し!第3エイドでまだまだ続くおもてなし
コースは山間部から街中へ。賑わいのある通りや、田畑が広がるのどかな住宅地など、変化に富んだ風景の中をライダーは走ります。最終となる第3エイドは、南国市で次世代型農業に取り組む(株)南国スタイルの敷地。ここでは南国市の特産品である新生姜を使ったお菓子と、人気の観光農園・西島園芸団地で大切に育てられたフルーツ盛り合わせが提供されました。
自然も歴史も感じられるコース
最終エイドを出発してゴールを目指すライダーを、物部川エリアの風光明媚な景色が包み込みます。
そして、南国市から物部川橋を渡るといよいよゴール!香南市・野市ふれあい広場に戻ってきました!ゴール地点では、記念品の贈呈や地元特産品の販売などが行われていました。
参加したライダーのみなさんからは、
「香南市のみかん畑の景色が印象的だった」
「山間部はややキツかったけど、普段とはちがう風景の中を走ることができて楽しかった」
「エイド補給品がどれもおいしくて驚いた」
「地元のみなさんが親切で気持ちよく走ることができた」
など嬉しい感想を聞くことができました。
いろいろな表情の景色を有する物部川流域は自転車で走るのにもぴったりのエリアです。全国のライダーのみなさんもぜひ一度お越しください。
■開催概要
イベント名:ものべすと周遊ライド2025
開催日:2025年11月8日(土)
開催場所:香南市・香美市・南国市
問い合わせ:物部川DMO協議会 電話088-802-5050
■ものべがわエリアのレンタサイクル情報
旅先で気軽に自転車を楽しみたい!そんな時はレンタサイクルが便利♪
【香南市】
香南市は<自転車のまち>として様々な取り組みが行われています。土佐電気鉄道安芸線の廃線跡を利用したサイクリングロードが多くの方に親しまれ、さらに市内5ヶ所で自転車のレンタルが可能です。
①のいち駅
②創造広場「アクトランド」
③神明自転車店
【南国市】
下記の二ヶ所で自転車をレンタルすることが出来ます。
①南国市観光案内所 ※案内所は2026年2月8日までの開設です
【香美市】
香美市いんふぉめーしょん(土佐山田駅前)で無料の自転車貸し出しサービスを行っています。
観光博ものべすとは2026年2月8日まで開催中!
連続テレビ小説「あんぱん」放送を契機に開催している、ものべがわエリア観光博・ものべすと。高知を代表する河川のひとつ・物部川が流れる3つの市(香美市・南国市・香南市)には、海山川の自然はもちろん、好奇心を満たす歴史や文化を感じられるスポットが盛りだくさんのエリアです。ものべを楽しんでくれる人はみんな「ものべすと」!ものべだけのベストな旅をお楽しみください!
一般社団法人物部川DMO協議会
高知県南国市・香南市・香美市広域の観光地域づくりを推進するDMOです。連続テレビ小説「あんぱん」放送をきっかけに開催している観光博ものべすとの事務局となっています。3世代で楽しめる観光情報の発信やイベント・キャンペーン等を続々開催しています。