B2福岡|想いを乗せた一投、福岡が劇的なブザービーターで九州ダービーを制す

ライジングゼファーフクオカ株式会社のプレスリリース

2025年12月12日(金)に開催した、りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 シーズン【ライジングゼファーフクオカ vs.鹿児島レブナイズ】戦は、“福岡 81-79 鹿児島”で福岡の勝利となりました。

【試合結果】

【福岡】81 – 79【鹿児島】

1Q 19-18

2Q 23-16

3Q 12-21

4Q 27-24

【戦評】

<前半>

苦しい戦いが続く中、福岡はホームに戻り、鹿児島との一戦で再起を期す。鹿児島#14兒玉に先制の3Pシュート、#22シャーマにダンクシュートを許すなど、序盤は鹿児島のオフェンスに押し込まれるが、#34アギラールがすかさず力強いダンクシュートで応戦。さらに#8青木が3Pシュートを沈め、福岡は踏みとどまりながら食らいつく。それでも流れを引き戻しきれない時間が続く中、ここで再び#8青木が立て続けに3Pシュートを沈め、停滞していた空気を一気に切り裂く。さらには#20中谷が躍動。ジャンプショットで存在感を示すと、次のポゼッションでは自慢のスピードを活かしてコートを横断し、そのままレイアップを沈め、会場のボルテージを一気に引き上げる。

1点のリードを奪って迎えた2Q。鹿児島に連続得点を許し逆転されるも、#33加藤がジャンプショットと3Pシュートを沈め、福岡は踏みとどまる。しかし鹿児島もすぐさま得点を返し、主導権をめぐる一進一退の攻防が続く。それでも素早いパス回しから#8青木がジャンプショットを決めるなど、福岡は徐々に攻撃のリズムを取り戻していく。鹿児島も外角からのシュートで応戦し、両チーム合わせて15本の3Pシュートが成功する打ち合いの展開となるが、前半だけで4本の3Pシュートを含む18点をマークした青木の活躍と、#24バーレルの不在を感じさせない#5リードとアギラールのリバウンドで奮闘し、福岡が8点リードで前半を折り返す。

<後半>

#7西川がB2個人通算300本目の3Pシュートを沈め、後半の幕を開ける。しかし節目の一投とは裏腹に、福岡はターンオーバーから流れを失い、徐々に点差を詰められる。ファウルも重なる苦しい展開となり、福岡はメンバーチェンジで立て直しにかかるが、インサイドを起点に勢いを取り戻した鹿児島の攻撃に押され、ついには逆転を許して最終クォーターへと向かう。

西川の3Pシュートで勝負の残り10分間の火蓋が切られるも、鹿児島もすぐに3Pシュートで応戦する。しかし、#23村上、#32狩野が連続で3Pシュートを沈め、福岡は再びリードを奪う。その後も村上がジャンプショットで得点を重ね、流れを引き戻しにかかる。しかし鹿児島も攻撃の手を緩めない。#32武藤がこの試合3本目の3Pシュートを沈めるなど、簡単には主導権を譲らず、試合は再び緊迫した展開となる。 3点ビハインドで迎えた残り1分28秒、リードが意地の3Pシュートを沈め、ついに同点に追いつく。しかし、直後に鹿児島に勝ち越しを許し再び追いかける展開に。それでも、ブースターの大歓声を背に、残り39秒、リードが再び3Pシュートを沈め、試合をひっくり返す。しかし残り13.9秒、鹿児島#34遠藤に3Pシュートを沈められ、スコアは再び同点に。延長戦も覚悟した最後の瞬間、村上の放ったシュートは一度リングに弾かれながらも、想いを乗せるように再び跳ね上がり、しぶとくリングを射抜く。ブザーと同時に決まった劇的な一投が、勝負に終止符を打った。バーレル不在という逆境を全員で乗り越え、九州ダービーを制した福岡は、連敗を6で止めた。

【コメント】

福島雅人HC

照葉積水ハウスアリーナに戻ってきて、まずは勝てたことが良かったです。最後はお客様の後押しがあり、選手たちも粘り切って勝ち切ることができました。チーム全体が危機的な状況にあることを理解した中で、選手たちがその気持ちに応え、最後まで我慢強く戦ってくれた。その想いが、最後の村上のシュートにつながったのだと思います。選手の粘りと、ブースターの皆さんの粘り強い応援が生んだ勝利です。

一方で、最後に3Pシュートを打たせてはいけない場面で打たれてしまうなど、ベンチワークとして反省すべき点もあります。そこは私の責任です。

出場時間の多い少ないはありますが、こうしたクロスゲームで全員がコートに立つ経験はなかなかありません。その中で、それぞれが役割を果たしてくれたことは評価したいです。ただ今日は、パブロやリードが35分以上プレーしているので、明日はより総力戦で戦わなければ、鹿児島さんの圧にやられてしまいます。サイズもスピードもあり、リバウンドからのトランジションにも警戒が必要です。

ジャスティン・バーレルが戻ってくるまで、粘り強く戦い続けること。その先に結果はついてくると思っています。我慢の時期ですが、チーム一丸となって乗り越えていきたいです。

村上駿斗選手

昨シーズンほどの勝率ではない中でも、いい流れでシーズンを進められていましたが、連敗が続き、試合内容もうまく噛み合わず、競った展開でも最後に負けてしまったり、オーバータイムで落としたりと、苦しい試合が続いていました。そうした状況の中で、今日はしっかり勝ち切ることができたことが何よりです。内容の良し悪しはもちろんありますが、まずは勝てたことが一番大きいと思います。

■劇的なブザービーターについて

最後は自分がトップでのピックアンドロールで締めるという指示があり、いろいろとアドバイスももらっていました。まずは時間を使い切って終わらせたいという意識がありましたし、鹿児島さんがスイッチしてくると想定していたので、最後は自分が打ち切ろうと決めていました。打った瞬間はいい感触でしたが、まさかあのような形で決まるとは思っていなかったです。

【ハイライト】

【バスケットLIVEで見逃し配信を見る】

https://basketball.mb.softbank.jp/lives/505674?utm_source=club&utm_medium=RF&utm_campaign=club_RF_022

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