スポーツ界に浸透するオンラインカジノスポンサーシップ

海外サッカーが好きな人は試合を見ている時に、オンラインカジノやブックメーカーのロゴが目に入る機会があるかもしれません。海外ではスポーツチームのスポンサーがオンラインカジノだったりします。中には、日本人選手が所属するチームもオンラインカジノとパートナーシップを結んでいます。

ギャンブルとスポーツの長い歴史

実は、昔からスポーツとギャンブルは切っても切り離せない関係です。特にヨーロッパではスポーツベットが社会的に広く根付いており、スポーツ業界において非常に重要な存在になっています。例えば、世界最古のブックメーカーWilliam Hillは1934年にイギリス設立され、今日まで続いています。

そしてインターネットの登場により、スポーツベットもオンラインで行われるようになりました。

今ではスポーツベットもできるオンラインカジノがあったり、オンラインカジノゲームが遊べるブックメーカーがあったりします。その境界は曖昧になりつつあり、多くの企業が両方のサービスを提供しています。

日本でも2013年にJリーグがパチンコ企業のスポンサーシップを解禁するなど、ギャンブル系企業とスポーツの関係は徐々に変化してきています

スポーツチームとオンラインカジノの提携事例

オンラインカジノとの提携は、海外サッカーチームに多いです。どんなスポーツチームがオンラインカジノと提携しているかを見ていきましょう。

サッカー

アーセナルFC × Betway:冨安健洋選手が所属するアーセナルは、2023年9月に「グローバル・ベッティング・パートナー」としてBetway社と契約しています。

セルティックFC × Dafabet:古橋亨梧選手や旗手怜央選手など複数の日本人選手が所属するセルティックは、2016年からDafabetをスポンサーに迎え、2024年12月にはさらに3年延長で合意。クラブ史上最長の合計13年の契約になっています。

FCバルセロナ × 1XBET:スペインの名門バルセロナも、1XBETというオンラインカジノと2029年6月までの5年間パートナーシップ契約を結んでいます。また、PSG(パリサンジェルマン)とも2022年7月1日より3シーズンパートナー契約をしています。

吉田麻也選手 × ベラジョン無料版:VeraJohnカジノの無料版のCMに、元サッカー日本代表のDF吉田麻也選手が2023年頃に出演していました。

他にもオンラインカジノがスポンサーになっているチームはあります。

  • AS モナコ × Casino Secret
  • エヴァートンFC × Stake
  • アストンヴィラ × BK8
  • ウェストハム・ユナイテッド × Betway
  • バーンリー × W88

総合格闘

UFC × Stake:2021年以降、グローバル公式ベッティングパートナーとして提携。イズラエル・アデサニヤ 、アレックス・ペレイラ 、カイオ・ボハーリョなどの人気スター選手をアンバサダーに起用しています。

オンラインカジノを楽しむ際に知っておきたい基礎知識

海外ではスポーツチームと提携もしていることも珍しくないオンラインカジノですが、実際に利用する際には知っておくべき基本知識があります。

特に重要なのが「RTP(還元率)」です。RTPとは、プレイヤーが賭けた金額のうち、理論上どれだけの割合が長期的にプレイヤーに還元されるかを示す数値です。例えば、RTPが96%のスロットの場合、プレイヤーが合計100ドル賭けると、平均で96ドルが還元され、4ドルがカジノの利益となる計算です。これはあくまで理論値であることに注意が必要です。

オンラインカジノのスロットゲームでは、このRTPが高いほどプレイヤーに還元される金額が理論上多くなります。一般的なオンカジスロットのRTPは96%前後が標準ですが、中には98%を超える勝ちやすいスロットも存在します。

規制とスポンサーシップの今後

スポーツ界とオンラインカジノの関係は今後も発展が予想されますが、同時に規制の動きも進んでいます。特に注目すべきは、プレミアリーグが2026-27シーズンから胸スポンサーとしてのギャンブル企業のロゴ表示を禁止する方針を打ち出していることです。

この規制により、各企業は袖スポンサーやLED広告への展開など、他の場所の掲載になるでしょう。

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