~日本代表を決定する全日本大会へ~
海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース
日本財団(東京都港区、会長 笹川 陽平)が企画・統括・支援し、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ(東京都港区、代表理事 馬見塚 健一)が開催運営する「SPOGOMI WORLD CUP 2025」の日本国内予選大会「スポGOMI ワールドカップ 2025 石川STAGE」が2025年3月20日(木・祝)、しいのき迎賓館において開催されました。計21チーム、62人が参加し、石川県代表に輝いたのはスポGOMI甲子園強豪校でもある「チーム小松大谷」。本チームは、2025年9月(予定)に東京都内で開催する、全国47都道府県の予選大会を勝ち抜いたチームが出場する全日本大会「スポGOMI ワールドカップ 2025 日本 STAGE」に進出。その後2025年秋に日本で開催予定で、日本を含め世界30カ国(予定)の代表が集う「スポGOMI ワールドカップ 2025」への出場を目指します。
公式サイト:https://nf-spogomiwc.com/

スポGOMIは「スポーツ×ごみ拾い」の略で、3人1組のチームを結成し、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その量や種類に応じて与えられるポイントを競う日本発祥のスポーツです。
スポGOMIの世界大会「スポGOMI ワールドカップ 2025」は、スポGOMIの国際的な普及を促進するとともに、国や世代を問わず海洋ごみの削減活動に参加いただく機会を日本から創出し、海洋ごみ削減の世界的ムーブメントにつなげていくことを目的として、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施するものです。
<参考>
■スポGOMIとは https://www.spogomi.or.jp/
イベント概要
・日程 2025年3月20日(木・祝)
・開催場所 石川県政記念しいのき迎賓館(金沢市広坂2丁目1番1号)
・参加人数 1チーム3名×21チーム=62人
・企画・支援・統括:日本財団
・大会運営・主催:一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ/(一社)海ごみゼロ大作戦!in石川
優勝は「チーム小松大谷」!拾ったごみの総量は10.69kg!
全21チームが参加した石川STAGE。競技エリアは金沢市中心部に位置するしいのき迎賓館とその周辺で、繁華街が多く人通りの多い地域です。特に裏路地にあるコインパーキングなどには、ペットボトル・ビン・缶、さらには折り畳み傘などのポイ捨てごみが点在しており、そうしたごみを効率よく集めたチームが上位に入りました。
結果、「チーム小松大谷」は、ごみ総量10.69kg/2173.7ポイントを獲得し、準優勝チームに446.3ポイント差をつけて優勝しました。同校は、スポGOMI甲子園の県大会で4連覇を誇る県内の強豪校であり、今大会でもその実力を発揮しました。若さを活かした機動力でペットボトルやビン・缶そして燃えないごみを中心に回収。しかし、重量では12.75kgを集めた2位のチームには及びませんでした。
勝敗を分けたのは、1kgあたり1500ポイントが与えられるタバコの吸い殻の回収量でした。チーム小松大谷は0.54kg(810ポイント)を集め、2位チームの0.16kg(240ポイント)を大きく上回る結果となりました。2025年9月(予定)に東京で行われるスポGOMI ワールドカップ 2025 日本 STAGEでも好成績が期待されます。
石川STAGEで集められたごみの総量は70.81kg
春の訪れとともに、石川県でも少しずつ暖かい日が増えてきました。雪解けが進み、川の水量が増えるとともに、側溝などに溜まっていたごみが流れ出すのもこの時期。そこで、少しでも川に流れ込むごみを減らしたいという思いから、3月にスポGOMIワールドカップ石川STAGEを開催しました。
今大会には21チームが参加し、年々その数は増加傾向にあります。参加者の年齢層も幅広く、最年少は4歳、最年長は76歳と家族や学生グループ、企業の仲間同士など、さまざまなチーム編成が見られ、スポGOMIの認知度が高まり、地域全体で環境問題に関心を持つ人が増えていることを実感する大会となりました。
大会を通じて、街の環境美化に対する意識が高まり、多くの人が清掃活動を楽しみながら取り組む姿が見られました。スポGOMIの輪がさらに広がり、よりクリーンな街づくりにつながることを期待しています。
優勝チームコメント
リーダーの山本詩さん(16)は「優勝できてうれしいです。高得点のタバコの吸い殻やビンを意識的に集める作戦がうまくいきました。全国大会でも優勝を目指したいです!」と、大会の感想と今後の意気込みを語りました。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容 :ゴミ拾いをスポーツと捉え、競い合い汗を流しながらゴミを拾うことで、健康な体づくりと子どもから大人までゴミを捨てないリサイクル習慣を意識させ、きれいで暮らしやすい街づくりに貢献し、スポーツと環境の融合を実現させ、スポーツの新たな魅力を提案することで、日本スポーツ界の発展に付与することを目的としております。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
■日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、
人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、
幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。