なぜ、ベンチャー企業がサッカーJ1「アビスパ福岡」のスポンサーになったのか?
株式会社SalesDexのプレスリリース

こんにちは。
株式会社SalesDexの藤井です。
先日、プレスリリースを出させていただきましたように、弊社は2025シーズン、サッカーJ1「アビスパ福岡」のオフィシャル・パートナー契約を締結いたしました。

プレスリリース:SalesDex、サッカーJ1「アビスパ福岡」と2025シーズン オフィシャル・パートナー契約を締結(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000153718.html)
このパートナー契約締結に際し、記事内でもコメントを出させていただきました。
プレスリリースでは書ききれなかった背景もたくさんあったので、今回はこちらの記事でそのあたりを深くお話させていただきたいと思います。
株式会社SalesDexとは?
株式会社SalesDexは、〜Make it Real〜をMissionとして掲げる、営業のプロフェッショナルベンチャー。
営業支援以外にも、グループ、関連会社にて
マーケティング、採用、営業SaaS、AI SaaS、HR SaaSなど幅広く事業を展開しています。
お客様が求めるもの、実現したい世界を「お客様と共に」実現することを掲げ、年間100社を超える法人のビジネス成長を支援しているベンチャー企業です。
高卒V系バンドマンから、新聞配達、フリーターを経て法律事務所で勤務。営業で人生変える!とヤフー、セールスフォースで本気で営業を学ぶ。「営業で、自分の理想を実現する人を増やしたい」と思い株式会社SalesDexを設立。
なぜ、アビスパ福岡に?
そもそも、サッカーは特別好きでもなく、ワールドカップも見ない人間でした。
有名なチームの名前は知っていましたが、日本代表の選手すら知らない。なんならネイマールとかメッシとか世界的に有名な選手すら知りませんでした。
そんな僕がなんで興味を持ったのか?
別記事:SalesDexで作る「営業のキャリア」と「年収」(https://www.wantedly.com/companies/company_7030998/post_divs/958122)でも書かせていただいていますが、何年も地元に根ざして企業を経営してきているというわけではありませんし、本当にうまくいっていないどうやって生きていこうの期間がありました。
仕事もキャリアも全くうまくいっていないとき、東京から地元である福岡に帰ってきました。
当時はスポーツ観戦に大きな興味もなく、たまたま誘われてアビスパ福岡の試合を観戦しました。
本当に暇だし、予定もないし、家から出たくないけどまあGWだからいいかー。位の感覚で行ったのが2014年5月3日の大分トリニータ戦。
ルールはわかるけど、選手なんて一人も知らない。当時はJ2で、「ゲームで使ってる選手はいないなー。」という感想でした。
そんな中見に行った試合。
今でもどの席から見たのかまで覚えていますが、初ゴールが決まった瞬間大きく心が動きました。
「すっげええええええ!何この熱意。めちゃ楽しいじゃん!!!!!!!!」
皆それぞれ心躍る趣味があると思いますが、僕にとっては大きい感動でした。(試合は後半で巻き返されて負けちゃいましたが…)
これは、それだけテクノロジーやAIが発展したとしても、その時その場所でしか味わえない体験だと考えています。
仕事もプライベートもうまく行っていない中で、しかもさほど興味のなかったサッカーで、当時はあまり知らないチームの試合。
そんな中でも、大人がこんなに感情を動かされるんだ。と感動したのを今でも覚えています。
こんな風に、人の心を動かす仕事をしたい!スポーツと同じように自分もお客様もわくわくしたい、してもらいたい。とビジネスキャリアの転換になったのもこの試合がきっかけです。
スポーツを通して地域振興をする。地域が元気になり経済、教育に還元される。
良い循環を生むことが出来るスポーツですが、これは企業における経済活動も同じだと思っています。
地域とともに、ビジネスや教育その他大きなものを動かし社会に還元していく。
いろいろな方法がありますが、これらを「大人が熱くなって共に戦うことが出来る」身方法としてスポーツはとても大きな社会的意義があると考えています。
その頃からスタジアムに頻繁に通いました。もう10年も前になりますがその頃から「いつかアビスパ福岡のスポンサーになって自分が働いている会社のロゴが出たらいいな」と思っていました。
なぜ、アビスパ福岡のサポーターに興味を持ったの?
アビスパ福岡を応援する中で、先述のように、「試合会場で自分の会社のロゴが出たらいいなー」とはぼんやりと考えていました。
サッカー以外でも、チケットもらえたりとか、会社で盛り上がりたいとかいろいろな理由があると思いますが、誰もがそんなことを考えたことがあると思います。
当時は、そもそも正社員でもなく収入も安定していませんでした。
正社員で働いている知人が羨ましい。求人に応募しても面接にすらいけない。年収300万円もらえたら生活がぜんぜん変わるだろう。そんな風に考えていた時期。
居酒屋で値段を見て計算しながら注文するんじゃなくて、食べたいものを頼みたいとか、ちょっと高いプリン買いたいとかそんなことを思っていました。灯油も買えないからたくさん着込んで、電車代浮かせるために歩いて通勤したりもしてた。
そんな僕の趣味はサッカー観戦。
スタジアムに行くと、その場その瞬間感情が大きく動きます。嬉しさもあればもちろん悔しさも…
アビスパ福岡を通して、僕は元気をもらいましたし、日々の活力になっていました。
毎週一喜一憂しながらも、元気をもらい、その元気を自分の活力に変えることで仕事も頑張れましたし、自分と向き合って努力もしてこれました。
サッカーに限らずですが、どの世界もプロと呼ばれる人は血の滲むような努力をしています。プロとは?見えない血の滲むような努力をずっとずっと継続することが出来る人だ。そう気づいたのもアビスパ福岡、サッカーがきっかけです。
落ち込みそうになった時、だらけてしまいそうな時。
毎週あるアビスパの試合で力をもらい、翌週一週間全力で頑張る。このサイクルに入ることが出来ました。
いろいろな要因はありつつ、そこから新しい仕事や念願の正社員。
職種を変えて、大手企業へ入社することが出来ましたし、努力を続けて成果も残すことが出来ました。
自分の人生で一番落ち込んだタイミングで出会ったアビスパ福岡。
僕の中でアビスパ福岡は、共に人生を成長させてきた大切なパートナーになっていました。
アビスパ福岡のパートナーへ
自分が成長し、ある程度自分の中でまともになってきたなと思い始めたのが昨年。
周りの方のおかげてキャリアも順調に進めることが出来、SalesDexという法人も設立。
紆余曲折ありましたが、環境に恵まれて一歩ずつですが歩みを進めることが出来ています。
年齢も30歳を超え、ここからは感謝をするフェーズに入ったと考えています。
どれだけ多くの方に感謝ができるのか?自分が支えられた恩返しができるのか。
そして、自分と同じように悩んでいる人を次は支えたい。そう思って浮かんだのが「アビスパ福岡」です。
共に人生を成長させてきた大切なパートナーであるアビスパ福岡。
夢だった自分の会社のロゴがスタジアムで見れる。
検討なんてせず、即断即決でアビスパ福岡に何らかの恩返しをしようと決意していました。
ビジネス的な理由ももちろんあります。
実際、アビスパ福岡のオフィシャルパートナー契約締結のプレスリリースをきっかけに、お客様から発注もいただけました。
ただ、僕の目的はそこではありません。
自分の成長、努力のパワーをくれたアビスパ福岡へのお礼。
そして、アビスパ福岡という地域に根ざしたサッカーチームを通して、一人でも多くの人にパワーを与える助けになりたい。
自分がそうであったように、いまアビスパがパワーになっている方もいれば、まだアビスパを知らないで悩んでいる方もいると思います。
そういった方になにか少しでも力になりたい。
次は、アビスパ福岡と共に誰かの力になりたい。大好きな福岡にすこしでも貢献できるようなきっかけになりたい。
その想いで株式会社SalesDexとして、オフィシャル・パートナー契約を締結させていただきました。
今後について
契約締結当時、様々な意見が世間でも騒がれていました。
内容は割愛しますが、相互に主張があっていまでも様々な意見が出ているかと存じます。
もちろん、世間の声は色々ありますが、それぞれが意見があって然るべきであると考えています。
SalesDexそして僕は、上記のような想いで今回オフィシャル・パートナー契約を締結させていただきました。
この考えが正しいとも思いませんし、非難されるものでもないと考えています。
全員に理解はされなくても、一人でも理解してくれる方がいたら嬉しいなと思ってこの記事を書かせていただきました。
個人としても、株式会社SalesDexとしてもアビスパ福岡を応援し続けて参ります。
ただ、会社はもちろん、個人でできることに限界はあります。
いろんな形はありますが、同じ「アビスパ福岡を応援する仲間」として
アビサポの皆様、そしてアビスパ福岡の選手、スタッフの皆さまと共に手を取り地域社会に貢献できるようにありたいと考えています。
ぜひ、引き続き、よろしくお願いいたします。
株式会社SalesDex 代表取締役 藤井翔太