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IST・IMIDETEXコンポジットが有する制振性能向上に高評価

国際的コンポジットショーJECにて

株式会社I.S.Tのプレスリリース

株式会社アイ. エス. テイ(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:阪根利子、以下「当社」)は、フランス、パリで開催された国際的なコンポジットショーである JEC World 2025 (会期2025 年 3 月 4-6日) において、コンポジット用途を再定義するために設計された先進的なポリイミド繊維、「IMIDETEX® (イミドテックス)」を発表しました。

■ IMIDETEXコンポジットの制振性能向上に高評価

今回の展示では、数あるIMIDETEXコンポジットの特性の中から特に制振性にフォーカスした展示を行い、多くの注目が集まりました。IMIDETEXコンポジットは優れた振動減衰特性を備えており、構造の安定性を向上させるこれまでにない新素材ということで、主に以下のような2つのタイプの方々から強い関心が寄せられました。

   炭素繊維との複合コンポジットによる振動減衰

まず1つ目のタイプは、既に現行のプロジェクトで振動の問題を抱えている製品や振動問題を研究している技術開発者です。例えばスポーティンググッズでは振動が肘や膝に負荷を与えたり、またその振動が耳から脳にまで伝わることで人体に悪影響を及ぼすため振動対策が急務となっており、そのソリューションとしてIMIDETEXコンポジットに期待が寄せられました。

また近年デザインが多様化している橋などの建築技術や、ソニックイシュー(振動と空気抵抗における音の問題)を抱えるモータースポーツ、航空機、宇宙関連、さらには今後実用化が期待される空飛ぶ車に至る開発者からも強いサンプル要請がありました。

次に2つ目のタイプは、新しい素材の発見に心を躍らせているエンジニアたちです。

ブースで真剣に我々の説明に耳を傾けながら展示を見ていた高性能自動車やスポーティンググッズの技術者たちは、制振性や耐衝撃性のDATAを要求するとともに多くの細かな質問をされました。彼らは一様に口をそろえ「こんなものがあるとは思いもよらなかった」と述べ、「これからIMDETEXコンポジットをどうやってプ私のプロジェクトに組み込んでいくか考えて連絡するよ」と目を輝かせて言葉をかけてくれました。

■ IMIDETEXコンポジットの今後の販売展開 — 複合材料のイノベーション

IMIDETEX®は、炭素繊維やガラス繊維と組み合わせることで、 それらの特性を維持しながら、優れた振動減衰性、耐衝撃性を向上させ、また軽量化を実現します。今回の展示において引き合いの強かった制振技術におけるイノベーションを軸に航空宇宙、自動車、電気通信、高性能スポーツ用品など、幅広い産業分野における製品への採用をめざします。

■ IMIDETEXコンポジットの特長

IMIDETEX®は、耐熱性、機械特性、電気絶縁性、耐薬品性等に優れたポリイミドの性質をそのままに、これまでの強化繊維に新たな性能を加えるコンポジット用ポリイミド強化繊維として開発され、複合材料に組み込むことで本素材が有する特性により、高い性能を発揮します。

– 優れた振動減衰 – 構造的安定性と動的性能を向上させます。

– 優れた耐衝撃性 – 外部からの衝撃に対して高い耐久性を発揮し構造的な損傷を最小限に抑えます。

– 優れた電磁波透過性 – 通信性能と高周波対応を強化します。

– 低伝送損失 – 信号品質を最適化し、エネルギー効率を高め、長距離伝送を可能にします。

※製品情報は下記よりご覧ください、

●製品ページ
https://www.istcorp.jp/industrial_material/imidetex/

◼️JEC World とは

複合材料および複合素材の国際的な展示会であり、2025年はフランス・パリのポルト・ド・ヴェルサイユ展示会場で行われ、1,300社以上の出展者、43,500人の来場者、100カ国以上からの参加者が集まり、600を超える製品が発表されました。JEC Worldは、複合材料業界の最新技術、製品、トレンドを紹介する場として、毎年世界中から多数の出展者と来場者が集まり、最新の技術革新や市場動向についての情報交換が行われています。

 主催:ジェック グループ

 会期:2025年3月4日 ~ 2025年3月6日

 場所:ノール・ヴィルパント展示会場

◼️株式会社アイ.エス.テイについて

当社は【不可能を可能にする】をミッションに、高付加価値な素材やその製造技術、製造設備、検査技術、検査装置の研究開発から製造・販売まで一貫して手がけ、高い技術力で未来を創り出すマテリアルブランドです。高耐熱素材の代表であるポリイミド樹脂、不燃・高強度・高耐久を兼ね備えた高機能複合繊維、特殊な紡績技術によるウール・綿・麻など高付加価値繊維素材などを独自で開発。自社開発したレーザープリンターのトナー定着用チューブは、発売から35年を経過した現在も世界シェア70%以上(技術供与分を含む)を占めています。

海外・国内を問わず業界の垣根を超えた顧客へ素材提供するほか、こだわりあるお客様に向けたテイラーやカスタムメイド ゴルフシャフトなどのコンシューマー事業も展開。開発技術から生み出す高機能素材を軸に、「原料から完成品まで」「あらゆる分野へ」多分野へ事業拡大を進めております。

会社名   :株式会社アイ. エス. テイ

設立年月日 :1983年6月

代表者   :代表取締役社長 阪根 利子

所在地   :滋賀県大津市一里山5-13-13(本社・研究所)

業務内容  :ポリイミド樹脂を軸とした高機能高分子材料、OA機器用機能性部材、各種テ

キスタイル素材および製品、不燃繊維素材および応用製品、計量機器、などを

中心とした新しい材料と製品の研究開発およびそれらの製造。

コーポレートサイト / https://www.istcorp.jp/

<製品に関するお問い合わせ>

株式会社アイ. エス. テイ マーケティング部 中村 春貴

メール:JEC2025@istcorp.jp

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