Aston Martin Japanのプレスリリース
- アストンマーティン、北米で最も名高い耐久レース「ロレックス・デイトナ24時間レース」優勝を狙い、極めて重要な1年が幕を開ける
- ロレックス24時間レースのクラス制覇を競う4台のVantage GT3
- Heart of RacingチームはGTD ProおよびGTDの両クラスで勝利を狙う
- アストンマーティンのチャンピオン経験者であるマルコ・ソーレンセン、ロス・ガン、ニッキ・ティーム、マッティア・ドゥルディ、ロマン・デ・アンジェリス、ヴァランタン・アス・クローは、フロリダの由緒あるレースに向け準備万端
- van der Steur Racingはロレックス・デイトナ24時間レースでIMSA GTDデビュー
- Magnus Racingは2023年のGTDクラス表彰台フィニッシュに続く勝利を目指す
- IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジには4台の新型Vantage GT4が出場、アストンマーティンとTeam TGMはタイトル防衛へ
2025年1月21日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(米国):
今週末、世界的に有名な米国フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで2025年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権が開幕を迎える中、新型アストンマーティンVantage GT3が北米随一の耐久レース、ロレックス・デイトナ24時間レースで優勝を狙います。
現在Heart of Racing(HoR)とアストンマーティンは最新のワークスハイパーカー、Valkyrieの準備を進め、ルサイルで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦であるカタール1812kmレースにおける世界舞台デビューと、その3週間後の3月15日に開催されるセブリング12時間レースでのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラス・デビューに備えています。このため、世界の耐久モータースポーツに参戦する英国のウルトラ・ラグジュアリー・スポーツカー・ブランドにとって極めて重要な年となることが予想される2025年にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでGTD ProとGTDの両カテゴリーで栄光に挑む先陣を切る役割は、2024年スパ24時間レース優勝のアストンマーティンVantage GT3が担います。
HoRのドライバー布陣はどちらのクラスも豪華な顔ぶれで、2022年のタイトル獲得と2023年のロレックス24時間レース優勝に続く勝利を狙います。IMSA選手権で何度も優勝しているMagnus Racingと、IMSA GTDクラス初参戦のvan der Steur Racingもこの挑戦に加わります。
出場車両はすべて、直近の主要国際24時間レースであった昨年のスパ24時間レース(ベルギー)で優勝を果たし、デビューシーズンとなった2024年の主なグローバル耐久シリーズでおしなべてクラス勝利を挙げたVantage GT3です。ウルトラ・ラグジュアリーなロードカーと同じ機械的アーキテクチャを採用し、アストンマーティンの実績ある接着アルミシャシーを中心に組み立てられ、恐るべき4.0リッターV8ツインターボエンジンを動力源とするVantage GT3は、世界を制するポテンシャルを備えています。
2022年にVantageでIMSA GTDタイトルを獲得した、シアトルと拠点とするパートナーチームのHoRは、GTD Proに1台、GTDに1台という編成で2クラス優勝に挑みます。2023年にHoRがデイトナでGTD優勝を果たしたときのラインアップに名を連ねていた、2022年IMSA GTDドライバーズ・チャンピオンのロマン・デ・アンジェリス(カナダ)とFIA世界耐久選手権で3度チャンピオンに輝いたマルコ・ソーレンセン(デンマーク)が、IMSA優勝チームHoRの常連、ロス・ガン(英国)とアレックス・リベラス(スペイン)と組み、今回はGTD Proクラスの#007のVantageを駆ります。
GTDに出場するHoRの#27のハンドルを握るのはIMSAとヨーロピアン・ル・マン・シリーズの両方でチャンピオンに輝いたザカリー・ロビション(カナダ)、両者とも英国出身のトム・ギャンブルとキャスパー・スティーブンソン、AMRワークスドライバーで2023年のGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ・スプリントのタイトル勝者であるマッティア・ドゥルディ(イタリア)で、スティーブンソンとドルディは今週末がIMSA初参戦となります。
2025年もロレックス24時間レースのGTDクラスに活気を吹き込んでくれるのは、アストンマーティンのパートナーチーム、Magnus Racingです。ロレックス24時間レースで2度の優勝を果たし、2023年にはVantageで見事なデイトナ2位フィニッシュを決め、昨年のワトキンズ・グレン6時間レースでは表彰台を獲得しています。チームの常連ジョン・ポッター(米国)、アンディ・ラリー(米国)、スペンサー・パンペリー(米国)に、FIA WEC GT世界チャンピオンに2度輝いているAMRワークスの星、ニッキ・ティーム(デンマーク)が加わります。
今年のロレックス24時間レースに参戦する最後の4台目のVantageは、van der Steur Racingから出場します。IMSAミシュラン・エンデュランス・カップ(デイトナ、セブリング、ワトキンズ・グレン、インディアナポリス、ロード・アメリカで開催されるウェザーテック・スポーツカー選手権のラウンドで構成される)を競う同チームは、Vantage GT4でIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジ(IMPC)のチーム・チャンピオンシップ3位を獲得して好調だった2024年に続き、今回はVantage GT3での初レースに臨みます。#19のVantageは、アストンマーティンのワークスドライバーのヴァランタン・アス・クロー(フランス)、2024年ミシュラン・ル・マン・カップGT3チャンピオンのマキシム・ロビン(フランス)、ランボルギーニ・スーパートロフェオPro-Am現ワールドチャンピオンのアンドリュー・マッキントッシュ(カナダ)とローリー・ヴァン・ダー・スチュア(米国)がドライバーを務めます。
4台の新型アストンマーティンVantage GT4は、デイトナで金曜日の米国東部時間13:45(GMT-5時間)に開始される4時間のIMPC開幕レースにも参戦します。2024年にドライバー、チーム、マニュファクチャラーの各部門タイトルを獲得したアストンマーティンは、IMPC開幕戦に3チームが出場します。昨年のタイトル王者Team TGMはドライバー部門チャンピオンのマット・プラム(米国)とポール・ホルトン(米国)が#46、チームオーナーのテッド・ジョヴァニス(米国)、ヒュー・プラム(米国)、クリス・ヒルトン(米国)が#64に乗り込みます。彼らに加え、van der Steur Racingのクリスティーンおよびベン・スロス(どちらも米国)とRebel Rock Racingも出場します。昨年3月にセブリングで最新型Vantage GT4の初優勝を勝ち取ったフランク・デピュー(米国)とロビン・リデル(英国)が、デイトナでは元シリーズチャンピオンのアンドリュー・デイヴィス(米国)とともにRebel Rock Racingに加わります。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「ロレックス・デイトナ24時間レースは北米で最も名高く、世界でも最高峰の一つに数えられる耐久レースであり、世界の主要シリーズの先頭を走るVantageが最高のコンディションで今週末の複数カテゴリー優勝に再び挑むにこの上なくふさわしい舞台です。チャンピオンシップ優勝経験のあるAMRワークスドライバーが数多くいることを含め、私たちの強力なラインアップは、アストンマーティンが北米でパートナーチームに提供する深い技術サポートとともに私たちの大きな誇りであり、アストンマーティンにとって北米大陸で成功を重ねていくことがいかに大切か、明確なメッセージを発信するものです。デイトナはスリリングなイベントとなることが予想されますが、3月のセブリングにおけるValkyrieのIMSAデビューに向けて、祝うことのできるフィニッシュを決めようと思います。」
第63回ロレックス・デイトナ24時間レースは2025年1月25日(土)米国東部時間13:40(GMT-5時間)に開始されます。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-Y3i9ore1CX
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。