女子フリーライドスキーヤー笹田知里、2度目のFWT Challengerへ出場!

インタビュー:笹田知里、スキーへの欲求を解放し雪と共に歩む人生を体現

FWT運営事務局(株式会社Pioneerwork内)のプレスリリース

FWT運営事務局(株式会社Pioneerwork内、本社:東京都台東区、代表:後藤陽一)は、女子フリーライドスキーヤー笹田知里(ささだちさと/31歳)のFWT CHALLENGER 2025への参戦が決定したことを受け、2022-23シーズンに続き2回目の出場を決めた彼女にスキーへの想いと大会への意気込みをインタビューしました。

ニュージーランドの大会へ出場

笹田知里、スキーへの欲求を解放し雪と共に歩む人生を体現

フリーライドとの出会い

スキーを始めたのは10歳の時。当時、出会ったインストラクターがツリーランが大好きなカナディアンで「自由に滑る楽しさ」を彼らから自然と学んでいたように思います。当時は「フリーライド」という言葉も知らなかったので意識はしていませんでしたが、思い返してみるとあれが「私とフリーライドの出会い」だったと思います。

大学時代にスキーが出来なかった反動と決意

中学・高校とアルペンスキー部に所属していましたが、神奈川県内の学校だったこともあり、思うように練習が出来ず「もっとうまくなりたい」という気持ちとは裏腹に結果が出ない日々を過ごしていました。その後、大学へ進学すると今度は学業が忙しく、「スキーの時間」がより一層減っていきました。ちょうど同時期に各地でフリーライドの大会がスタートしたり、FWTが日本で開催されるようになり、「フリーライドがしたい!」「大会にでたい!」という気持ちもあったのですが、当時は学業を優先して、自分のスキーへの欲求を無視し続けていました。大学院へ進学した際には1年間海外留学をする機会がありました。建築や都市デザインの勉強をしていたこともあり、様々な国や都市を候補に挙げていましたが、この時ばかりは「学業とスキーを両立する!」という強い意志で「オーストリア」に留学先を選びました。(笑)

留学中は大会には出なかったものの、様々なフリーライドキャンプに参加しました。やっぱり楽しくて、これは続けたい、と思い、帰国後は、絶対大会に出る、と決めました。そして社会人になる前に、「大会を1シーズンやり切って終わりにしよう」と決めて臨んだのですが、大会のために滞在した白馬や北海道でトップスキーヤーや関係者の方々、そして新たな友人たちとの出会いにより、「こんなに素晴らしく面白い世界があるんだ」とすっかり虜になり、気付けばもう6シーズン目に入ります。

2023年HAKUBA4*

FWT CHALLENGERへの参戦

チャレンジャーへの参戦は2回目になる今回も、前回と同様ウェイティングリストからの繰り上がりです。ただ、今シーズンから大会フォーマットやスケジュールが大きく変わり、先シーズンが終わった時点でウェイティングリストの上位に名前があることが分かっていたので、繰り上がりが決まっても大丈夫なように準備を進めていました。更に、既にワーキングホリデービザを活用したオーストリアへの渡欧は決めていたのでそれも功を奏して今回の参戦にスムーズに決意が固まりました。

仕事とスキーをする時間のバランスがうまく取れなかった時期を経て白馬への移住や転職をし、素直にスキーに取り組んでいたところ得たチャンスが、前回のChallengerへの参加でした。海外大会への参加が「憧れ」ではなく「現実」となり、もう一度あの舞台に立ちたいという思いが芽生えました。昨年は、ニュージーランドやヨーロッパで開催される大会への遠征をし、結果と経験を積んできました。そして、チャレンジャーへの参加権を得ることが出来きたことがとても嬉しく、楽しみです。


photo:moe kurita

スキーを続ける理由と目指す未来

私は「雪と共に歩む人生は感情や人間そのものを豊かにする」と考えています。それは、私が出会ってきたスノーコミュニティがそう思わせてくれています。私が雪と共に歩むための手段の一つがスキーであり、大会出場です。スキーによって出会えた仲間、場所や地域、気付くことが出来た環境問題。スタートの遅かった私が、この業界や社会のために出来ることは多くはないけれど、続けていくことで切り開ける未来があると信じています。その一つの表現が今回のFWT CHALLENGER 2025への参戦でもあります。今出せる全力で自分を表現していきます。応援よろしくお願いいたします。

プロフィール

1993年生まれ。神奈川県横浜市出身。10歳から家族旅行でスキーを始め、中高でアルペンスキー部に入部。大学進学後にフリーライドと出会い、就職前の冬に初めて大会へ出場するため、白馬乗鞍にあるロッヂ・チャミンゴの大池拓磨・朋未夫婦のもとで居候。そこでの出会いから日本のフリーライド界に魅了され、就職後も大会出場を継続。その後、フリーライドに専念するため2022年に白馬へ移住。2023年には初めてチャレンジャーに出場。2024年から一年間オーストリア・インスブルックに拠点を置き、自身2回目となるチャレンジャーに挑戦。

笹田知里応援カレンダー

笹田知里が見た世界を収めたカレンダー発売中

長期にわたるチャレンジャー転戦を戦い抜く為に必要な資金(大会のエントリー費や交通費)を集めるために、これまで彼女が撮りためてきた写真をカレンダーとして販売しています。(受注生産)オーダーは彼女自身のSNSにて受付中です。詳細はインスタグラムにてご確認ください。

https://www.instagram.com/chisato.sasada/

FWT CHALLENGER 2025大会スケジュール

第1戦 フランス 1月13日~16日

2025 Bonneval Waters Evolution 2 la Rosière FWT Challenger

第2戦 イタリア 1月30日~2月2日

2025 Monterosa Freeride Paradise FWT Challenger by Orage

第3戦 オーストリア 2月22日~25日

2025 Open Faces Silvretta-Montafon Challenger by Orage

第4戦 スイス 3月1日~4日

2025 Nendaz Freeride FWT Challenger

第5戦 オーストリア 3月15日~18日

2025 X Over Ride Kitzsteinhorn, Zell am See-Kaprun FWT Challenger by Orage

第6戦 オーストリア 3月23日~26日

2025 Open Faces Obertauern FWT Challenger by Orage

※笹田知里選手は第二戦より参戦。

※大会スケジュールは、変更となる場合もございます。スケジュールは大会HPも合わせてご確認ください。

大会公式HPはこちら
https://www.freerideworldtour.com/challenger/?season=2025®ion=europe-asia-oceania

ティザーはこちら

https://youtu.be/QvnDHEZmUB8?si=NtRV7e7DzvqAPvLj


国内大会スケジュール

国内では3会場でFWT QUALIFIER、内2会場ではFWT JUNIORの開催が決定。計6大会を開催いたします。今年も、FWTとの入れ替え戦となるCALLENGERへの参戦を目指す、多くの日本人ライダーの活躍に期待が高まります。さらに、バックカントリーエリアで開催されるHAKUBA VALLEY(⻑野県白馬村)大会は世界でも数少ない4*の大会となり、白熱した戦いが世界から注目されています。

4スターならではの迫力のあるラインディングとスピード感

⼤会名:2025 TOYO TIRES FWT HAKUBA QUALIFIER 4* 

⽇程:2025年1月27日(月)〜1月30日(木)

会場:HAKUBA VALLEY(⻑野県⽩⾺村) 

主催:⽩⾺村観光局、株式会社Pioneerwork 

FWT発祥のスイスなどのヨーロッパにも引けを取らない、白馬の壮大なアルパインエリアにて開催。世界でも数少ない4*の大会であることから、コースセッティングにも注目が集まる。開催前日までフェイスがわからないことから、選手の緊張感も他大会とは一線を画す。

湯沢中里はヒットポイントの多さを表現したトリックアクション

⼤会名:2025 TOYO TIRES FWT YUZAWA NAKAZATO QUALIFIER 2* 1* / JUNIOR 1*

⽇程:2025年2⽉1⽇(⼟)〜2⽉4⽇(火) 

会場:湯沢中⾥スノーリゾート(新潟県南⿂沼郡) 

主催:湯沢中⾥スノーリゾート 

昨年に引き続き湯沢中里で開催。Qualifier 2*までは人工物の設置がレギュレーションとして認められており、ヒットポイントが複数設置されている。ライダーのコース選択に注目。

アライはターンに応じてで吹きあがるスプレー

⼤会名:2025 TOYO TIRES FWT ARAI QUALIFIER 3* / JUNIOR 3* 

⽇程:2025年 2月27(木)〜3月2日(日)会場:アライスノーリゾート(新潟県妙⾼市) 

主催:アライマウンテンリゾート 

豪雪地として有名な妙高市に所在する、日本の数あるスキーリゾートの中でも群を抜いた広大な滑走エリアが選手たちのアドレナリンを掻き立てる。天候やエリアコンディションの変化は、選手を悩ませる最大のポイント。

QUALIFIER 3* エントリーはこちら

https://liveheats.com/events/286696JUNIOR 3* 

エントリーはこちら

https://liveheats.com/events/289655

国内大会のボランティアを募集

2025 TOYO TIRES FWT JAPAN SERIESでは、大会を支えてくれるボランティアスタッフを募集いたします。下記のフォームをご確認の上エントリーに進んでください。

募集人数を超える応募があった場合は、抽選にて決定いたします。

大会ボランティア募集フォーム

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe3it1JkJZc7kwWGyQLK-jHSekYoiRcY_h61yo1fFYAnswuPA/viewform

■Freeride World Tourに参戦するには

FWTの傘下に置かれるすべての大会は、4階層のピラミッド構造になっています。

FWT Juniorは18歳未満のための大会で、有望な若手ライダーがスキルを磨き、グローバルランキング獲得への道を歩み始めるステージとして開催します。18歳以上のライダーはFWT Qualifierに出場し、良い成績を残したベストアスリートはFWT Challengerに進みます。ここでは、2024年シーズンでFreeride World Tourに参加したが、2025年シーズンの参加基準の順位に満たなかった選手との入れ替え戦に挑戦することができます。このFWT Challengerで優秀な成績を収めたアスリートは、すべてのカテゴリーの頂点である、Freeride World Tourに参戦できます。それぞれの大会シリーズには独自のランキングがありますが、世界チャンピオンの称号が得られるのは、Freeride World Tourで優勝した選手のみとなります。日本でも開催される、FWT Qualifierには1*~4*の4つの大会レベルがあり、選手たちは各大会を転戦しながら、大会レベルと順位に応じてポイントを獲得していくことになります。スター数が大きいほど順位に応じて獲得できるポイントが大きいのも特徴です。

■Freeride World Tour(FWT)概要 

FWTは1996年にスイスで第⼀回⼤会が⾏われ、その規模はフリーライドファンの増加と共に拡⼤。現在 は世界で唯⼀最⼤のフリーライドの世界ツアーとなりました。(男⼥・スキー・スノーボード・予選・ ジュニア合わせて5600⼈以上の選⼿が世界を転戦し、合計150⼤会が欧州・北⽶・南⽶・オセアニア・ アジアで実施されています。) http://freerideworldtour.jp 

【フリーライドスキー・スノーボードについて】 

フリーライドは、ゲレンデ滑⾛だけでなく⼭の⾃然な地形を楽しむ新しいウィンタースポーツのスタイ ルで、世界及び⽇本でも⼈気が⾼まっています。特に⽇本の質の⾼い⼤量のパウダースノーは海外で「Ja pow(Japan + Powder Snow)」と呼ばれ、⽇本は最⾼のフリーライド体験が得られる国の⼀つとして 国際的に認知されてきています。 

■株式会社Pioneerwork概要 

代表取締役社⻑:後藤 陽⼀ 

会社ウェブサイト:https://www.pioneerwork.co/ 

事業内容 

・プラットフォーム事業

アーススポーツコンテンツを繋ぐデジタルプラットフォームの構築事業 

代表商品:アースホッパー ( https://www.hopper.earth/ ) 

・⽇本におけるFreeride World Tourの運営

お問い合わせ先:FWT運営事務局(株式会社Pioneerwork内) japan@freerideworldtour.com

FWT運営事務局(株式会社Pioneerwork内)のプレスリリース⼀覧 https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/58216 

お問い合わせ先: 

FWT運営事務局(株式会社Pioneerwork内) japan@freerideworldtour.com

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