ポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を挙げた斎藤愛未が 自身初のシリーズチャンピオンに輝く

株式会社インタープロトモータースポーツのプレスリリース

2024 KYOJO CUP 第6戦レポート



KYOJO CUP第6戦決勝


#17 斎藤愛未(Team M岡部自動車 D.D.R VITA)
2024年のKYOJO CUP第6戦が12月22日(土)に富士スピードウェイで開催され、ポールポジションからスタートした#17 斎藤愛未(Team M岡部自動車 D.D.R VITA)が今季4勝目を挙げ、2024年のシリーズチャンピオンに輝いた。

全6戦で行われてきた2024年シーズン。来季からフォーミュラカーのKC-MG01に変更されるため、初年度から参戦車両として使用してきたVITA-01でのKYOJO CUPは今回で最後となる。それもあり、今回は史上最多となる37名がエントリー。朝の公式予選から多くのファンも詰めかけた。

午前8時50分から行われた公式予選では、ランキング首位で初のシリーズチャンピオンがかかる斎藤が1分58秒498を記録して今季3度目のポールポジションを獲得。2番手に4ポイント差のランキング2番手につける#114 翁長実希(Car Beauty Pro RSS VITA)がつけ、チャンピオンを争う2人が決勝グリッドの最前列に並んだ。



#17 斎藤愛未(Team M岡部自動車 D.D.R VITA)


#114 翁長実希(Car Beauty Pro RSS VITA)
13時05分から12周で争われた決勝レースでは斎藤と翁長が並んでTGRコーナーに突入したが、翁長がブレーキをロックさせた影響でオーバーランし6番手までポジションダウンすると、直後のコカ・コーラコーナーでスピンを喫して最後尾まで後退。

一方の斎藤は1周目からしっかりトップを死守しながら周回を重ねていく。7番手スタートから序盤に追い上げてきた#86 下野璃央(Dr.DRY VITA)が2番手に浮上しトップの斎藤を追いかけたが、5周目のTGRコーナーでコースオフを喫して後退、代わって#50 永井歩夢(BBS VITA)が2番手に上がった。下野は一時4番手に下がるも、6周目に#225 富下李央菜(KTMS VITA)をかわして表彰台圏内に復帰。永井とともにトップを快走する斎藤を追いかけた。



KYOJO CUP第6戦決勝


KYOJO CUP第6戦決勝


KYOJO CUP第6戦決勝
1分58秒台を維持する好ペースで周回していた斎藤は、終盤に入って周回遅れの車両も冷静に対処してかわしていき、11周目にはレース中のファステストラップとなる1分58秒517を記録。最後は後続3.1秒の差をつけて、今季4勝目となるトップチェッカーを受けると同時に、2024年のシリーズチャンピオンも決めた。続いてゴールした永井は今季最上位となる2位。3位には下野が続いた。また、1周目に大きく遅れた翁長は懸命の追い上げをみせ、15位でレースを終えた。

斎藤は、今季スーパーフォーミュラとSUPER GT(GT500クラス)でシリーズチャンピオンとなった坪井翔の妻で、7月のKYOJO CUP第2戦・第3戦で優勝した際には、併催のスーパーフォーミュラで夫の坪井も優勝を果たして話題となった。今回は、夫婦が同シーズンでチャンピオンに輝くという過去に例を見ない快挙を成し遂げた。



KYOJO CUP第6戦決勝


#50 永井歩夢(BBS VITA)


#86 下野璃央(Dr.DRY VITA)
第6戦 優勝/シリーズチャンピオン:#17 斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)
「木曜日と金曜日の走行では不安なところがありましたが、前日の夕方にあった練習走行で良い感触を掴めたので自信はありました。ラップタイムの平均値をあまり下げないことを気にして走っていましたし、後ろにも差をつけることができたので、後半は楽な展開になりましたが、最後まで油断はできなかったです。今回は様々なプレッシャーをすべて受け止めてきたので、とても不安もありました。人生で一番大きな出来事ですし、絶対に決めなければならないという重圧もあったので大変な思いもしましたが、周りから明確な助言もあったお陰で今日このような結果に繋がりました。シリーズチャンピオンになれて、まずはホッとしましたし、嬉しい気持ちでいっぱいです」


第6戦表彰式


シリーズ表彰式


2024シリーズチャンピオン


第6戦参戦ドライバー集合撮影
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=5pNbx_a5ubk

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