【スカッシュ】世界選手権団体戦、男女ともに過去最高順位を更新!

男子は接戦を制し17位、女子は初の一桁順位となる9位でフィニッシュ!

公益社団法人日本スカッシュ協会のプレスリリース

スカッシュの世界選手権団体戦が香港で行われ、TEAM JAPANは男女ともに過去最高順位を更新する快挙を成し遂げました。今大会は、初めての男女同時開催であり、参加国も過去最大規模となりました。大会全体が熱気に包まれる中、日本代表チームの奮闘が光りました。

男子チーム:運命を懸けた最終戦で大逆転劇!

林選手
安成選手

男子チームは、大会最終戦となるナイジェリアと17位決定戦に挑みました。

この試合は、得失ゲームで順位が決まるという緊迫した状況であり、選手たちは最後まで集中力を切らさず、一丸となって戦いました。

試合順は安成⇒遠藤⇒林。試合は息をのむ展開となりました。

第1試合:安成が貴重な1勝をもたらす
安成は序盤から安定したプレーを披露しました。1ゲーム目を確実に取り、荒れた展開となった2ゲーム目も冷静にタイブレークを制しました。最終ゲームではショットの精度がやや落ちたものの、逃げ切り、チームにとって大きな1勝をもたらしました。

第2試合:疲労に苦しむ遠藤、奮闘むなしく敗戦
ここまで全試合出場の遠藤は、疲労が動きに影響し、相手の速いテンポに対応しきれませんでした。手数の多い攻撃で食らいつくも、ストレートで敗戦。

第3試合:林が圧巻のストレート勝利で試合を決める!
最終戦は、全試合出場でチームの要として活躍してきた林に託されました。林は序盤からボレーのカウンターやトリックショットで相手を翻弄し、接戦のタイブレークを制して第1ゲームを奪取。第2ゲームでも冷静にロブを駆使し、14-12で競り勝ちます。最終ゲームではリードを守り切り、見事3-0のストレート勝利でチームを勝利に導きました。

この結果、男子チームは日本史上最高の17位で大会を終えました。

女子チーム:世界選手権初の一桁順位を達成!

渡邉選手
緑川選手

女子チームは、日本スカッシュ界史上初となる9位を獲得しました。順位決定戦では、強豪カナダとの一戦に挑み、エース渡邉聡美の圧倒的なパフォーマンスとチーム全員の奮闘で勝利を掴みました。

カナダ戦の出場順は渡邉⇒緑川⇒西尾で、日本が2勝を挙げた時点で勝利が決定しました。

第1試合:渡邉聡美が王者の貫禄を見せつける
エースの渡邉聡美は、カナダのHollie Naughton(WR18位)を相手に、試合開始から圧巻のプレーを披露しました。試合を通じて隙を見せることなく、11-7, 11-5, 11-3のストレート勝利。
前回大会では全勝でMVPを受賞した渡邉ですが、今回のプレーはさらにレベルアップしたと感じさせるもので、まさにチームの柱としての存在感を放ちました。

第2試合:緑川あかりが気持ちの強さで大接戦を制す
続く緑川あかりは、WR46位のNicole Bunyanと対戦。体格差のある相手に臆することなく、ドライブやピックアップで互角以上に渡り合い、攻守のメリハリが光るプレーを見せました。
試合は終始競り合い、最終ゲームまでもつれる展開となりましたが、持ち前の明るさと勢いで流れを引き寄せ、11-13, 11-9, 11-6, 9-11, 11-6で勝利。この勝利で日本の勝利が決定しました。

第3試合:西尾舞洋は不戦勝
日本の2勝が確定し、西尾はNo Matchとなりました。

大会は、男子・女子ともにディフェンディングチャンピオンのエジプトが優勝し幕を閉じました。一方、日本代表は男女ともに過去最高順位を更新する成果を収めつつも、女子は目標としていたTOP8入りには届かず悔しさも残りました。

男子チームはエースの机が不在の中での健闘、女子チームはエース渡邉の安定感に支えられ思い切ったプレーができました。

また、男子はフェアプレー賞も受賞しました。

今回の結果を土台に、TEAM JAPANはさらなる高みを目指します。男子・女子ともに次回大会で目標のTOP8入りを果たし、世界のスカッシュ界でその存在感を高めることが期待されます。

引き続き、応援の程よろしくお願いいたします。

【出場選手】

-男子チーム-

・机龍之介

・遠藤共峻

・林尚輝

・安成翔太

-女子チーム-

・渡邉聡美

・緑川あかり

・西尾舞洋

・佐野Herring愛利紗

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