『第50回全日本ライフセービング選手権大会』総合優勝は西浜サーフライフセービングクラブ

次世代のライフセーバーの育成は、地域社会における水辺の事故ゼロを推進します

公益財団法人日本ライフセービング協会のプレスリリース

公益財団法人日本ライフセービング協会(東京都港区 理事長 入谷拓哉:以下、JLA)は、2024年10月12日(土)から14日(月)の3日間、神奈川県藤沢市片瀬西浜海岸で「第50回全日本ライフセービング選手権大会」を開催しました。本大会には全国から62チーム、663名のライフセーバーたちが集結したほか、海外からオーストラリア、フランス、ニュージーランドの3カ国からも参加があり、熱戦が繰り広げられました。大会期間中は晴天に恵まれ、夏を思わせる陽気の中、穏やかな海で行われましたが、選手たちは高温と平水面でのレースに体力と精神力が試されるハードなコンディションとなりました。

今回の大会では、ホームビーチである西浜サーフライフセービングクラブが多くの若手選手の活躍により、2位に大差をつけて総合優勝を果たしました。2位に湯河原ライフセービングクラブ、3位には茅ヶ崎サーフライフセービングクラブと、神奈川県から出場したチームが多くの種目で上位を占め、その強さが際立ちました。また、海外からの参加選手も健闘し、特にニュージーランドチームが見せた卓越したパフォーマンスには、参加者や観客から称賛の声が上がりました。

若手ライフセーバーたちの躍進

今大会では、中学生や高校生といった若い世代の選手たちが数多く参加し、特に最も多くの競技者が参加するボードレースでその成長が顕著に見られました。技術とスピードの向上は、次世代のライフセービングスポーツの発展を象徴しており、今後の国際大会での活躍も期待されます。

地域社会の安全を支える次世代育成

ライフセービングスポーツは、単なる競技にとどまらず、地域社会の安全確保において極めて重要な役割を果たしています。特に水難事故がいまだに減らない日本では、ライフセーバーの育成は喫緊の課題であり、地域全体で取り組むべき問題といえます。

今回の大会を通じて、若手選手たちが技術と経験を積むことで、地域での水辺の安全確保に寄与するだけでなく、住民全体の安全意識向上にもつながると期待されています。

また、ライフセービングを通じた地域活動は、若者に地域愛を育み、自己肯定感の醸成にもつながります。こうした次世代のライフセーバーの成長は、地域の安全と発展に大きな貢献をもたらし、水辺の事故ゼロの実現に向けた一助となることが期待されます。

大会結果

総合結果 上位8チーム

1位 西浜サーフライフセービングクラブ 181pt

2位 湯河原ライフセービングクラブ 98pt

3位 茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ 66pt

4位 下田ライフセービングクラブ 66pt

5位 九十九里ライフセービングクラブ 58pt

6位 大磯ライフセービングクラブ 51pt

7位 館山サーフライフセービングクラブ 37pt

8位 鴨川ライフセービングクラブ 33pt

※獲得点が同点の場合は、1位の種目が多いチームを上位にするなどのルールに基づいて順位が決定します。

大会ホームページ

https://ls.jla-lifesaving.or.jp/lifesaving-sports/alljapan-lifesaving-championships/

大会映像の配信予定

本大会のライブアーカイブ映像およびハイライト動画は、後日YouTube等の各種SNSで配信予定です。各種SNSからお知らせいたしますので、フォローしてお待ちください。

配信媒体:日本ライフセービング協会公式SNS

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大会の様子

「ふじさわLIFE FES」も同会場で開催
「いのち」と「環境」をテーマに、 様々なブースやイベントを実施いたしました。
主催:公益財団法人日本ライフセービング協会
後援:藤沢市観光協会
協⼒:藤沢市、藤沢市消防局、かながわ海岸美化財団、藤沢市SDGsパートナー、江ノ島フィッシャーマンズマルシェ

イベント2日目にはホストクラブである西浜サーフライフセービングクラブ協力のもと、ビーチクリーンが行われ、様々な企業や団体、個人ら約250名が参加し、環境問題への学びを深めました。

サーフライフセービング・オーストラリア(SLSA)から役員3名が視察に来日しました

・ジョン・ベーカー氏:SLSA会長

・ワレン・レイニー氏:SLSAライフメンバー、1983年豪日交流基金で来日

・ロン・ランキン氏:元SLSA会長、1983年豪日交流基金で来日

大会概要

名称:第50回全日本ライフセービング選手権大会

主催:公益財団法人日本ライフセービング協会

日程:2024年10月12日(土)〜14日(月・祝)

会場:片瀬西浜海岸(神奈川県藤沢市片瀬海岸)

後援:国土交通省、スポーツ庁、消防庁、海上保安庁、神奈川県、藤沢市、日本赤十字社、公益社団法人日本水難救済会、公益社団法人藤沢市観光協会、公益財団法人日本水泳連盟

協賛:株式会社SUBARU、株式会社BS日本(BS日テレ)、株式会社ポピンズ、株式会社櫻井興業、株式会社クレーマージャパン

助成:独立行政法人日本スポーツ振興センター

協力:江の島海水浴場協同組合、江の島片瀬漁業協同組合、株式会社オフサイド、公益財団法人かながわ海岸美化財団、一般社団法人神奈川県ライフセービング協会、鵠沼サーフショップ組合、鵠沼ビーチクリーンクラブ、株式会社湘南なぎさパーク、株式会社殿網、特定非営利活動法人⻄浜サーフライフセービングクラブ、日本サーフィン連盟 湘南藤沢支部、藤沢市漁業協同組合、公益財団法人藤沢市みらい創造財団、三菱地所株式会社 横浜支店(五十音順)

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