11月17日開催RIZINランドマーク10 名古屋大会の注目対戦カードは芦澤竜誠 vs 昇侍

RIZINランドマーク10 名古屋大会が11月17日にポートメッセなごやにて開催されることが発表されました。

対戦カードは「芦澤竜誠 vs 昇侍」「浜崎朱加 vs シン・ユリ」が確定発表されていますが、ランドマーク9で計量失格になったイゴール・タナベが今回参戦することも同時に表明されています。

注目戦は「芦澤竜誠 vs 昇侍」

ここではRIZINランドマーク10試合でも特にアツく注目されている「芦澤竜誠 vs 昇侍」戦について検証していきます。

見どころ

口から災いをもたらしそうな平成生まれの本能的ファイター「芦澤竜誠」とこの試合に復帰をかけている40代の総合格闘技ベテラン昭和男「昇侍」との戦いです。

芦澤はMMAの経験が浅く、キックボクシングからの転向後まだまだ学ぶところが多い選手ですが、このところの急成長が目立ちます。

それに引き換え、昇侍はここ2年以上試合に出場していないとはいえ、MMA歴が長く、最近では朝倉兄弟が率いるJTTに所属して新しいスタイルを生み出してきています。彼はポイントを稼ぐための攻撃・防御というより、アグレッシブに戦うスタイルです。必要に応じて寝技、投げ、殴り合いと何でも攻めていく姿勢です。芦澤がこのような昇侍に対してどのように対抗できるのか、成長を見せてくれるのかが見どころでしょう。

バンタム級、61キロ、MMAルールでのこの試合、どちらが勝つのか?予想では昇侍が優位とされていますが、芦澤の成長度と昇侍の減量調整が鍵となるでしょう。

選手の紹介

芦澤竜誠 

喧嘩大好きの芦澤は元々K-1で活躍していました。2022年12月3日にK-1との契約が終了した後、2022年12月31日にRIZIN.40のリング上でRIZINとの契約を発表し、さらにその場で総合格闘技への転向を希望していることも発表しました。転向の理由については、K-1はファイトマネーが安く、キックボクシング競技に対する本人のマンネリ化、契約内容への不満があったからだとされています。

芦澤はその後2023年春にMMAに転向すべくアメリカに渡り、総合格闘技のトレーニングを受け、2023年12月31日にRIZIN.45で総合格闘技にデビュー。デビュー戦の対戦相手はレスリング世界選手権の金メダリストであり、リオデジャネイロ五輪のレスリング銀メダリストの太田忍でしたが、何ら反撃することができないままに失神KO負けという屈辱的な結果になりました。

2024年7月28日に超RIZIN.3で皇治と総合格闘技ルールで再戦し、3-0で判定勝ちをしました。9月終わり開催のRIZIN.48には参加しなかったものの、12月まで待てないことを理由に今回11月17日開催のRIZIN ランドマーク10に出場します。

1995年生まれで現在29歳。山梨県出身。趣味は格闘技観戦や旅行。ユーチューバー「シバター」と公開パチンコ対戦をして有名になったパチンコ好き。練習の息抜きにパチンコも豪快に楽しむようです。

昇侍

試合では最後まで諦めない粘りがあり、ポイント稼ぎではない真っ向勝負をアグレッシブに挑む男気があります。打撃センスも抜群なベテラン格闘家です。

高校生の時には甲子園に出場したこともある野球少年でした。2006年にプロ格闘家としてデビュー。RIZINには2020年9月に初参戦しました。初戦の相手は朝倉海でしたが、1ラウンドでTKO負けとなった。2021年2月のDEEPで再起を図るが、元谷友貴に一本負けとなるものの、2021年9月のRIZIN.30では鈴木千裕に開始20秒でKO勝利する快挙をあげました。

その後は連敗続きでしたが、試合出場は今回の対戦で2年4か月ぶりとなり、またJAPAN TOP TEAM(JTT)への移籍後初の試合となります。

今回のRIZINランドマーク10対戦カードにおける彼自身のチャレンジは減量かもしれません。バンタム級既定の61キロを達成するには通常の体重から12キロの減量が必要となっています。

朝倉海の動画で「キックボクシングからMMAへと転向してくる選手は多いけど、総合格闘家としてのベテランの意地を見せたい」と語っています。

三重県出身。裏表のない性格から業界内で好かれた存在であり、幅広い世代にファンをもっています。特に元対戦相手であり、現在はチームメイトでもある朝倉海選手との交流は業界でも有名であり、その交流の様子をSNSや動画で公開しているため、更に人間味のある、親近感の持てる選手として人気があります。

イゴール・タナベの参戦

2024年3月23日開催ランドマーク9ではイゴール・タナベは試合前日の計量で失格となり、試合が中止となってしまいました。今回の参戦発表では、最初にランドマーク9での対戦予定相手であったストラッサー起一と関係者に対して謝罪し、ウエルター級からヘビー級に階級を上げて新たな出発をすることが報告されました。

イゴール・タナベの背景

元々母親がダイエットのためにブラジリアン柔術を始めたことがきっかけで7歳から柔術を始めました。子供時代には大人部門で国内柔術大会に出場し、数々のタイトルを獲得しました。

2018年にはIBJJFヨーロピアン、パンアメリカンで入賞し、ムンジアルでも優勝。MMAのプロデビューは2021年11月開催HEATでの清水洸志との対戦でした。

RIZIN参戦発表は2023年5月のRIZIN.42のリング上で行い、大きな話題となりました。RIZIN初参戦の2023年7月開催超RIZIN.2では元DEEP・ウェルター級王者である阿部大治に対して一本勝ちを収め、同年10月開催のRIZIN LANDMARK 6ではANIMAL☆KOJI、2023年大晦日開催RIZIN.45で安西信昌から一本勝ちしました。それにより5戦連続一本勝ちという、一本勝ち王者として注目されています。

ブラジル・サンパウロ出身。妻と子供と暮らす。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。