eスポーツ『FCコミュニティシリーズ』とパートナーシップを締結。ゲーム大会のゴール数に応じた寄付「Goal for Good」を開始し、経済的な貧困等でサッカーをしたくてもできない子ども支援を進める。

認定NPO法人love.futbol Japanのプレスリリース

経済的な貧困や社会格差によるスポーツの機会格差の解消に取組む認定NPO法人love.futbol Japanは、eスポーツのサッカー大会「FCコミュニティシリーズ」を主催する株式会社スポーツITソリューションとパートナーシップを締結しました。2024年10月から2025年7月まで日本各地で開催される国内大会を通じて、ゲームを楽しむことが経済的な理由等でサッカーを諦めかけている子どもたちの支援に繋がる「Goal for Good」を実施します。

「FCコミュニティシリーズ」は、世界で人気のサッカーゲーム「EA SPORTS™ FC」シリーズを用いた賞金付きのeスポーツ・サッカー大会です。日本で昨年は東京・大阪・福岡で8大会が開催され、のべ10,000人以上が参加しました。各会場には試遊台エリアも設置され、会場に訪れた子どもからシニア世代まで毎回100〜250人がゲームを楽しみ、ゲームの経験やレベルを問わず、老若男女の交流が生まれる大会になっています。

今回開始する「Goal for Good」は、eスポーツからリアルのサッカーに貢献したいという大会主催者の情熱から生まれました。eスポーツから日本サッカー界に向けた新しい応援の試みです。24年10月から開幕する新シーズン「FCコミュニティシリーズ25」において、ゴール数x 10円がlove.fútbol Japanに寄付され、日本で経済的な貧困や社会格差でサッカーをしたくてもできない子どもたちの支援活動を進めます。

寄付対象となるゴールは下記の通りです。

1.     オンライン最終予選にて生まれたゴール数

2.     オフライン決勝大会にて施設来場者様がプレーした試遊台で生まれたゴール数

寄付は最大50万円を目標に実施されます。
また、本パートナーシップは、eスポーツを通じてサッカーが好きな層に私たちが取組む課題と活動の周知を進め、支援の輪を広げる効果も期待されます。

eスポーツとリアルをつなぐ新たなパートナーと共に、スポーツにおける子どもの貧困問題、体験格差の問題改善に向けて活動をさらに進めていきます。

<FCコミュニティシリーズ(FCS)について>

FCSは世界で人気のサッカーゲーム「EA SPORTS™ FC」シリーズを用いた賞金付きeスポーツ・サッカー大会シリーズで、日本国内に競争的かつ楽しい競技環境や観戦文化の整備を進めています。2023年より定期的に開催し、昨シーズン(FCS24)は合計8大会を東京・大阪・福岡の大型商業施設で開催し、のべ10,000を超える選手が参加する運営規模に成長しました。また、大会会場では試遊台エリアを設置しており、各大会で100〜250名の多様な施設来場者様に「EA SPORTS™ FC 」シリーズを実際にプレー頂いております。eスポーツとしての競技化のみに留まらず、こうした取り組みを通じてサッカー産業への貢献も行ってまいります。

情報発信は大会公式SNSを通じて行っています。

公式X(Twitter):  https://twitter.com/FCS_JP

公式note:https://note.com/fc_comm

<経済的な貧困等によるサッカーの機会格差の現状について>

弊会に支援を求める子ども人数は、コロナ禍や物価高も影響し、この3年間で4倍に増加し、今年初めて400人を超えました。現状、子どもたちを取り巻く課題は、経済面、相談環境、社会の理解の課題などが挙げられます。受益世帯のうち60%が世帯年収が200万円以下、38%が子どもがサッカーをするために借入をしたことがあると回答するなど深刻な状況が確認されています。一般的に、スポーツは贅沢や趣味として見られやすいため、子どもの機会格差問題においてスポーツの支援は、教育や食等の生活インフラの支援に比べて優先度が下がる傾向にあります。そのため、当事者は困っていても声を上げづらい状況が続いており、社会のなかで子どもに対するスポーツ機会の「理解」を高める必要性があります。支援を求める規模は拡大しさまざまな課題が顕在化する一方で、日本サッカー界に支援体制は十分に整っていません。子どもたちを支える環境づくりに向けた仲間と対応が今まさに必要とされています。

<日本での活動例:「子どもサッカー新学期応援事業」について>

love.fútbol Japanは、2021年より日本で、経済的な貧困や社会格差を理由に、サッカーをしたくても諦めている、続けることが困難な子どもたちを対象とする活動「子どもサッカー新学期応援事業」を富樫敬真選手(サガン鳥栖)、小林悠選手、家長昭博選手(川崎フロンターレ)、山本摩也選手(INAC神戸)、宮澤ひなた選手(マンチェスターユナイテッドWFC)などサッカー選手21名とともに取り組んでいます。サッカーの費用に使える奨励金5万円の給付、用具寄贈、心の問題に対するエンパワメント交流などを実施し、これまで4年間で1800万円以上の奨励金を給付し、42都道府県子どもたち約1,600人に応援を届けています。

▷2023年度 日本での活動実績はこちら
https://www.lovefutbol-japan.org/posts/45669146

<団体概要>

love.fútbol Japanは、日本とアジアで、経済的な貧困や社会格差によって安全にサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組むNPO法人です。地域課題の解消と子どもたちが誰でも遊べる居場所を共創する「コミュニティ型のスポーツグラウンドづくり」や、日本で「子どもサッカー新学期応援事業」、サッカー選手たちが年俸の1%を寄付して子どもたちを支援するプラットフォーム「1% FOOTBALL CLUB」の運営をおこなっています。

団体名:認定NPO法人 love.futbol Japan

設立:2018年1月12日

代表理事:加藤遼也

公式HP :https://www.lovefutbol-japan.org/

1% FOOTBALL CLUB :https://onepercentfc.com/

【問い合わせ先】

love.futbol Japan 広報部

MAIL: team@lovefutbol-japan.org

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